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2017/12/28

小さじ一杯のハチミツ ーミツバチが一生で集めてくる蜜量ー

田中 章雄

あなたは小さじ一杯のハチミツという話を聞いたことはありますか?

ミツバチが一生涯で集めてくる蜜量は小さじ一杯分というお話です。

働き蜂は本当に働き者です。

私は初めてこの事実を知った時は、気が遠くなる思いと、ミツバチに対しての感謝の気持ちが湧きました。

きっとあなたも初めて聞くのであれば驚くのではないでしょうか。

※今回のブログにおけるデータは「ミツバチの世界 個を超えた驚きの行動を解く」(丸善株式会社)を参考にしております。

 

1.ミツバチの体重は90mg(=0.09g)

ミツバチの体重は90mgです。計算がしやすいように0.09gと表記します。

ミツバチ1匹1匹は想像通りとても小さく可愛らしいです。

ミツバチが11匹集まるとようやく1円玉ぐらいの重さになります。

適切な表現の方法かわかりませんが、イメージしやすくするために45kg(計算しやすいように)の人間と比較してみます。

45kg(45000g)➗0.09g=50万倍

人間の体重はミツバチの体重の50万倍ということになります。

 

2.1回の飛行で集めてくる蜜量は0.04g

ミツバチは効率的な働きをします。

巣箱から飛び出すと、花から花へ飛び回り、口吻と呼ばれるストローのような口で花の蜜を吸います。

そして、吸った蜜は腹部の「蜜胃」(一時的に蜜をためる場所)に貯めて巣に持ち帰ります。

蜜胃に貯めることのできる量は約0.04gを集めて巣箱に戻ってきます。

0.04gというのは体重の45%もの重さとなります。

45kgの人間に置き換えると約20kgに相当します。

20キロというと・・・お米とか灯油タンクなんかをイメージしてもらえるとわかりやすいでしょうか?

45kgの方が20キロの荷物運ぶのはとても大変ですよね。。。

 

3.1日の飛行回数:10飛行、3000個の訪花

ミツバチは巣箱から飛び立ち、花を飛び回って花蜜を集め戻ってくるということを平均で1日10回行なっているようです。

0.04g×10飛行=0.4g(1日に集めてくる花蜜)

1回の飛行で平均300の花を訪花しているようなので、1日3000もの花から花へ飛び回っているようです。

最初は蜜胃もほぼ空の状態なので飛びやすいでしょうが、後半になると重くなってくるわけでとても重労働です。

お米を担いで3000個の花に行くなんて・・・想像もしたくない。

人間に置き換えると、

20kg×10飛行=200kg

 

4.10日間蜜を集め、4gの花蜜を集める

本では10日間〜20日間蜜を集め、0.04g×20日=8gとあったような気がするが、働き蜂は10日間蜜を集めると一般的には言われているので、

10日×0.4g=4g

花蜜を集めてくる計算になる。

(ちなみに働き蜂の採蜜時期の寿命は約40日と言われている。これに関してままた後日ブログに書きたいと思っている。)

またまた、人間の体重比で置き換えると、

10日×200kg=2000kg=2t

10日間で2tの荷物を運ぶと考えるだけで嫌になる・・・

 

5.花蜜=ハチミツではない。

花蜜(nectar)というのは花の蜜ということです。

ミツバチが集めてきた花蜜は45%〜70%程度が水分と言われております。

外から花蜜を集めてきたミツバチは、巣箱の中にいるミツバチに口移して花蜜を託します。

中にいるミツバチは胃の中で糖を分解して、巣に詰めます。

詰めた蜜というのは、まだ水分がたっぷりでシャバシャバの状態です。

ミツバチは羽で気流を生み出し、徐々に蜜の水分を飛ばしていきます。

水分量が約20%以下になった時点でようやくハチミツとなります。

ですので、計算上は4gあった花蜜は水分量を20%以下まで飛ばすとさらに軽くなっているはずです。

(水分と糖は比重が異なるので、今回は計算しておりません)

小さじ一杯=5mlで、ハチミツの比重は約1.3〜1.4ぐらいですので約7gとなります。

よって計算上は、ミツバチが10日間ではなくて20日間寿命が続いた場合か10日間寿命の場合は2匹分で初めて小さじ1杯のハチミツを集めてくる計算になります。

 

ちなみに・・・

ミツバチの蜜を集める際の行動範囲は2〜3kmと言われております。

仮に2kmを往復すると、一回の飛行で4km

10飛行したとすると、一日40km

それを10日間行うと、400km飛ぶことになる。

400kmというと、だいたい東京〜大阪ぐらい。

働き蜂の体長は12mm~14mmで、女性の平均身長が154.2cmらしいので、体長比約110倍。

400km×110倍=4.4万km

人間に置き換えると(やや強引な置き換えですが、イメージしやすいように)地球1周分(約4万kmなので)生涯で花を飛び回っております。

 

 

ミツバチさんありがとう!!

 

P.S.

1月の出店スケジュール確定しました。

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年生まれ、茨城県出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜にて不動産仲介企業に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれて行く。師匠にお願いし、広島に移り住み修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

COMMENT

  1. なんという真実…!
    小さじ一杯をもっと大事にしたいと思いました。笑

    1. 杉山様
      ありがとうございます。
      そうなんです。びっくりしますよね!
      私も同じ気持ちで採蜜しております。

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