mitsubachi note

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2018/3/1

おかず、必要?

田中 章雄

あなたの今晩のご飯はなんですか?
朝食は何を食べましたか?
ご飯派ですか?パン派ですか?

私は、もちろん養蜂家として
ハチミツを採ってますので・・・

でも、
茨城のおじいちゃんの作った
美味しい美味しいお米で
すくすく育ってきたので
ご飯派です!

あなたはおかず食べますか?
もちろん食べますよね。

ゆかりご飯やわかめご飯だけで
毎日済ませるって事は
あまりないですよね。
(美味しいですけど)

それはなんでですか?
飽きる。味に飽きる。
それはもちろんありますよね。

そのほかには、
お米やパンだけだと栄養素が
かなり限られてますよね。

だから野菜を食べたり、
お肉や魚を食べたり、
ひじきや豆腐を食べたり、
たまにビールやワインで
アルコール消毒しますよね(?)

ミツバチも同じです。
主食はもちろんハチミツです。

花蜜から集めてきた
ショ糖(多糖類)を
ミツバチの蜜胃などの
酵素の働きで
ブドウ糖や果糖(単糖類)の
状態まで分解して
水分を飛ばしてあげたものが
ハチミツです。

このハチミツは、
・ミツバチ自身の発育、
・飛行の燃料、
・温度調整の燃料、
・巣を作るためのミツロウの原料
などのミツバチのエネルギー源として
使われます。

でもそれだけでは
ミツバチ達は生きていけません。
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなど
そのほかの栄養素を花粉から得ています。

その花粉は、
・ミツバチ自身の栄養素として
・ミツバチが食べたのちに
 ロイヤルゼリーとして
 女王蜂や赤ん坊(幼虫)へ与えられる
と言う働きをします。

ロイヤルゼリーとは簡単に言うと
ミツバチのミルクです。

すなわち、花粉が不足すると
ミツバチ自身の栄養源が
足りなくなるのはもちろん
赤ん坊へのミルクが
作れなくなります。

ミルク不足が起きる事が予測されると
女王蜂は産卵量を調整します。

結果、産卵量が減ると
羽化する蜂が減る事になります。
(ミツバチが増えないと言う事)

ミツバチが増えないと、
花蜜を集めに行くミツバチが不足します。
そうなるとハチミツは採れません!!

養蜂家にとって一大事です!!

でも、よっぽど
梅の一大産地!!
ってぐらいでないと、
今の時期、十分な蜜や花粉を
集めてくる事は難しいです。

なので代用花粉というものを
ミツバチに与えます。

粉状の代用花粉に砂糖水や
ハチミツなどを加えて
よーく練ります。

今ではモルタルミキサーを
使ってますが、
以前は桶に大きな木ベラで
混ぜてました。

手が痛くなるは、
時間がかかるはで結構重労働でした。

なので、早く早くモルタルミキサーを
手に入れたくて。

結構粘り気があるので
モーターの馬力が必要になります。

師匠は私なんかよりも
規模が大きいので
花粉を作る量も多いです。

代用花粉の量が増えると
ミキサーのモーターへの負荷が
大きすぎて止まってしまう事があったので

それを見ていた私は、
安い買い物ではないから、
「せっかく買うなら馬力のあるやつ!!」
と意気込んで買ったら・・・
大きすぎた。
明らかなオーバースペックです。

でも、きっと、きっと、いつか
今のミキサーのサイズが
ちょうど良くなるぐらいの
規模の大きい養蜂家になるんだ!!
と一人で勝手に妄想しつつ。

混ざったら、パックに詰めて

準備完了です。

この花粉を巣箱に入れてあげて
ミツバチ達に食べてもらおうと思います。

 

PS
風が強いと巣箱の状態が心配になります。
蓋が飛んでしまうこともあります。

PPS
今年こそは早めに・・・
と思っていた確定申告に追われております。
去年・一昨年よりは大分マシですが。

PPPS
実は3月で3周年を迎えます。
本当にあなたを含め、
素敵なお客様方に恵まれて、
なんとか3周年を迎えられそうです。
感謝の気持ちしかありません。
感謝の気持ちを込めて、
何かできないかなと色々考え中です。

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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