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2019/12/7

生産者に向いていないのに、生産者をしているという矛盾

田中 章雄

こんにちは。
みつばちのーと代表田中章雄です。

私は大学を卒業して、
初めて就職した仕事は、
不動産仲介の営業マンでした。

その会社の面接の過程で、
適性テストみたいなのを受けました。

その診断項目は確か30〜40項目ぐらいの
診断数値がでていたのですが、
その中でも覚えているのが、

瞬発力:96
持久力:30

っていう数値。
(100点が最大値)

それぞれの数値が
グラフチャートになっていたのですが、

瞬発力はやたら飛び出していて、
持久力がやたら凹んでる。

この結果を見たときは、
『この診断テストって合ってるな!』
と感心したのを覚えています。

 

私は、計画を立てて
コツコツやるってことが苦手です。

そして同じ作業を
繰り返すというのも苦手です。

例えば、夏休みの宿題。
夏休みに入る前にスケジュール表を配られて
予定を立てて宿題をやりましょう。

って言われるのですが、
スケジュールを立てるのが苦手。

どうやってスケジュールを立てたらいいのか
全くわかりませんでした。(いや今もか。)

だから宿題は、
夏休みが終わる頃にやらなきゃと思い立ち、
夏休みが終わってから頑張るタイプでした。

学校のテストも受験勉強も
計画的にやるってことができないので、

直前になって徹夜で詰め込んだり、
苦手な教科は全く手付かずのまま
テストや受験に望んだりというありさま。

その代わり、
やるって決めたらバァーっとやる。

完全に農耕型ではなく狩猟型タイプ。

そんなタイプなので、
自然相手の一次産業に興味はあったものの、

私自身が生産者になるだなんて
ありえないだろうなと思ってました。

一次産業にかかわらず、
仕事ってPDCAサイクルを回すのが基本なのに、
私は、DoDoDoDoタイプ。

農業は1年で1サイクルなので、
より一層PDCAのサイクルを1年周期で考え、
計画を立てて準備をする事が大切になります。

そして、作業も繰り返しの作業が
多いので、絶対向いてないなと。

だから生産者にはならないだろうなと
思っていました。

 

なのに、養蜂家になった。

そんな私なのに、今は
ハチミツの生産者という仕事を
自ら選んでやっている。

養蜂家。

そもそも数年前までは、
『養蜂家』
という職業がある事すら気づいていなかった。

私は、茨城県でごく普通に過ごしていた
サラリーマン家庭の長男だったし。

周りにミツバチを飼っている人なんて
いなかったし、

祖父はお米を作っていたから、
食事は完全に米派なので
ハチミツは全然食べなかった。

だから養蜂家っていう仕事が
ある事すら気づいていなかった。

師匠と出会うまでは。

 

不動産企業から転職をして、
農業系ベンチャー企業に勤めてた頃に
たまたま師匠との出会った。

最初は、
養蜂とか珍しい仕事している人だな〜
って思っていただけだったんですけど、

話を聞いて、
師匠の本物のハチミツを食べたときに、

「なんなんだ!このハチミツは!
今まで食べたハチミツと全然違うじゃないか!
しかも花によって全然味が違うじゃないか!」

と物凄い衝撃を受けたのを今でも覚えています。

それから、師匠の蜂場に
お手伝いをしに行ったりしているうちに
私自身が生産したい!!

と思うようになっていて、
気がつくと師匠の元で
修行させてもらっていました。

 

養蜂の魅力って・・・

養蜂もその他の農業と同じく
3K産業(「きつい」「きたない」「カッコ悪い」)
と言われており、
楽な仕事ではありません。

腰は痛くなるし、
生き物相手なので
人間都合では予定立たないし、
天候に左右されるし、
そもそも刺されると痛いし。

ミツバチの引っ越しの時は、
一人で真っ暗な山に入って、
巣箱の出入口を閉めたりしないといけないし。

 

でも、、、
やっぱりミツバチが可愛い。

小さい体で一生懸命蜜を集めたり、
卵の世話をしてたり、
愛くるしい目でこっちを見ている(気がしている)。

そんなミツバチと触れ合う時は
(時間と体力に余裕がある時に限りますが)
『やっぱりいいな〜』
って感じます。

 

そして、
ミツバチの生態の緻密さ。

ここを掘り下げると
長くなってしまうので省略しますが、
すごいシステマチックな
生態を構築しているんです。

大学の卒業論文では
生態系関係の研究室にいたので、
それが目の前で繰り広げられていると思うと
『ミツバチってすげ〜な〜!!』
って思います。

そして一番は、
しぼりたてのハチミツを食べる瞬間ですかね。

1年間ミツバチの管理をしてきて、
ようやく春にハチミツを採蜜したときは、
いつも心がウキウキワクワクして
ニタニタしてしまいます。

山の中で一人で採蜜して、
『今年の蜜ってどんな味なんだろ〜』
とかドキドキしながら
一口目を味見する時が一番たまらないですね。

そんなこんなで、
繰り返しの作業に
飽きてしまうことはあるものの
養蜂家生活を楽しんでおります。

 

2019年も終わりますが。

2015年3月に独立した私ですが、
2019年もなんとか年が越せそうな気がします。

みつばちのーとは12月31日まで
イベント出店するので、
2019年最後までフル稼働で頑張る予定です。

独立して5年目でちょっとずつ
スケジュールを組んで
チームで動くということを
学んでいる最中ですが、

もっとちゃんと段取りを組めて、

もっとちゃんとお客様に
価値が提供できるようになる!

という意気込みで日々
私たちなりにもがいております。

至らないところばかりで反省の日々ですが、
2019年残りわずか。

1日1日アップグレードしていきたいと
思っております。

2019年残りの日々も
よろしくお願いします。

PS
クリスマス企画第一弾の
ハニーチョコレート&焼き菓子
たくさんご注文頂いております。

ありがとうございます。

受注生産のため完全予約制となってます。
12月15日までにお申し込みくださいね。
(私も妻と妻のお母さんに
プレゼントしようと思ってます。
内緒ですよ。)

PPS
全然準備が間に合っていないんですが・・・
2020年の年明けに、
みつばちのーと人気商品ベスト3を
特別価格にてご提供する企画を考えてます。

12月中に人気ハチミツ選挙を行い、
ベスト3の商品をみなさまに
選んで頂こうという企画です。

予定では・・・
もうその選挙投票が
始まっている予定なのですが・・・

もう少しお待ちくださいね。
PDCA・・・

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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