mitsubachi note

MENU

2020/7/5

あまり知らない?ハチミツの話 ハチミツが採れるまで

みつばちのーと

こんばんは。
みつばちのーとの田中です。

先日より新蜜『花々の雫』が販売開始となりました。

ハチミツを召し上がって頂いているお客様の中には、

ハチミツが大好きでもう何種類のハチミツを食べています。という方から、最近ハチミツを食べれるようになりました。という方までいらっしゃるかと思います。

その中で、ハチミツって、普段何気なく食べているけど、ハチミツってどのように採られているのかな…?

そんな風に疑問に思った事ありませんか?

っという私も、
ハチミツという食べ物は、
知っていたけど、

兄が養蜂家になり、
実際、採蜜現場を見るまで、
巣箱(ミツバチの巣)や、蜜ろう、
ハチミツの採蜜の仕方など
ハチミツについて全く知りませんでした。

ですので、今日は、ミツバチ達が集めた花蜜が商品になるまでのご紹介をさせて頂きますね。

 

■”花蜜”が”ハチミツ”になるまで

あなたは、ミツバチが集めてきた蜜は
まだ”ハチミツ”という状態でないことをご存知でしたか?

花からミツバチが集めてきた蜜を”花蜜”と言います。

【花蜜=花から分泌された蜜】で、
半分以上が水分の状態なんですよ。
なので、まだハチミツとは言えません。

ハチミツと呼べる様になるためには、
⑴花蜜の糖を分解する、
⑵水分を飛ばして糖度を高める、

という工程が必要となります。

花蜜は多糖類の状態である”ショ糖”と呼ばれる状態です。
ミツバチの蜜胃の酵素の働きなどにより、
”ブドウ糖”や”果糖”という単糖類の状態になるまで分解されるんです。

そして分解された蜜は巣に詰められます。

そして、
糖度を高めるに、ミツバチが羽をパタパタ動かして、
巣箱内に気流を生み出すことによって、徐々に水分が飛ばされます。

水分割合が22%以下まで糖度が高まった状態になったら、
ハチミツのできあがりです。

巣枠

糖度が高まったハチミツは蓋をしておかないと
空気中の水分を吸収してしまいます。

水分の吸収を防ぐため、ミツバチは”ミツロウ”で蓋をするんです。(上の画像のように)

ミツバチ達が羽を動かして
蜜の水分を飛ばすのは凄く時間がかかるんです。
ですので、業者さんによっては、まだ糖度が上がり切っていないシャバシャバの状態で採蜜をして、高熱処理をすることによって、水分を蒸発させる事によって糖度を高めるケースもある様です。

でも、そのようなことをしてしまうと、ハチミツに含まれる栄養素の大部分が失われてしまします。

私どもは、上の写真の様にミツバチが頑張って糖度を高めたハチミツのみを採蜜しております。

 

■実際の糖度は・・・
糖度計
今回瓶詰めするハチミツを糖度計で計測して見ると、ハチミツの糖度はなんと81.9%
ハチミツと呼べる基準は78.0%以上なんです。
糖度81.9%というのは結構高い数値です♪

■そして、採蜜!!
蜜蓋
採蜜をするには、まずこのミツロウで蓋をされた部分を剥がさないと蜜が出て来ません。
まず温めたナイフのようなもので、丁寧に蓋を切り落とします。

そして蓋を切り取った巣を遠心分離機に入れて、遠心力で絞ります。

遠心分離機で絞った蜜には、ミツロウなどが混ざっています。
それらを取り除くために”濾し器”で濾します。
濾し器

目の細かいステンレスのメッシュで濾したハチミツは、ゴミなど取り除かれますが、目に見えない大きさで”花粉”が混じっています。

体に良いと言われているハチミツですが、その栄養の源は、実は、”花粉”の栄養素によるところが大きいんです。

■最後に瓶詰め
瓶詰め

濾した後は、瓶詰め専用のタンクにハチミツを入れて、一瓶一瓶丁寧に手作業で瓶詰めをしています。

瓶詰めしたハチミツは、シールや未開封のキャップシールなどをして、『花々の雫』という商品が出来上がります。

そして、お客様にお届けさせて頂いています。

 


私達は余計な手間を加えず
ありのまま天然の状態のハチミツを瓶詰めし、
ご提供させて頂いています。


”余計な手間を加えない”というのは、
・カサ増しの為に、水飴や人工甘味料などを混ぜたりしない。
・花ごとに味わいや色、粘度が異なる、違いがあるハチミツを”均一化”するために混ぜたりしない。
という事です。

水飴などを混ぜないというのは当たり前だと思っておりますが、均一化しないというのも私どものこだわりです。

これは『良い』とか、『悪い』という問題ではないと思っております。

というのは、以下の理由からです。

花々の雫を集める時期にはエゴの木やハゼの花、もちの木の花などの花が咲きます。

巣箱ごとそれぞれのミツバチが家族の様なもので、家族ごと蜜を集めに行く花が異なります。

集めに行く花が異なることによって、色が異なったり、味わいが違ったりと個性が生まれます。

そのバラツキ・個性こそが天然のハチミツである証拠だと私たちは考えております。

この”花々の雫”をご注文頂くたび、少しずつ味わいや色が異なるかもしれません。

でも天然のハチミツはそれが当たり前だと考えおり、その違いも楽しんで頂けたら嬉しいなと考えております。

日本では”アカシア”や”レンゲ”と言った、一つの花から集めて来たハチミツ”単花蜜”が好まれる傾向にございます。

でも、”花々の雫”の様に、色々な花から集められてきた蜜だからこそ、『優しく花の香りが広がる』ハチミツの味わいを生み出しております。

 

今日は、『花々の雫』が採れるまでの話をさせていただきました。


お話しをさせて頂いたように採蜜をした2020年の新蜜『花々の雫』は7月13日まで10%割引にてご提供させて頂いております。

是非この機会にお召し上がりくださいね。

 

NEW

メルマガ & LINE@
会員募集中

ハチミツの美味しい食べ方や採蜜エピソード、

スタッフコラム、期間限定商品、新蜜情報、

セール情報などをお届けします。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン会員募集中

LINE@

LINE@友だち募集中
line

@mitsubachi-n

養蜂家
みつばちのーと みつばちのーと

COMMENT

コメントは管理者の承認制となっております。コメントが承認されるまでお待ちください。