mitsubachi note

MENU

2020/8/12

私たちが考える”豊かさ”の提供とは・・・

田中 章雄

こんにちは。
みつばちのーと代表の田中章雄です。

蜂場まで1時間ぐらい
車を運転するのですが、

最近はキンドルで
本を聴きながら移動しています。

iPadの読み上げ機能を使って
キンドルの本を聴いているのですが、
すごく便利な機能だなと感じてます。

私も一応は経営者の端くれではあるので、
経営関係の本なども聴きます。

例えば、ベンチャー企業の
創業者の本なんかでは、

「日本の〇〇を変えたい」とか
「世界の人々の〇〇という課題を◇ ◇したい」とか

とても壮大なビジョンを掲げて
起業して活躍されている方のお話や、

創業して、
ライバル企業はアップル社で、
スティーブ・ジョブズと壮絶な戦いをした

みたいな内容が書いてあって、
描いているビジョンの大きさや
目指しているもの大きさに
圧倒されます。

一方で、私たちは

『師匠のハチミツを食べて、
天然のハチミツの美味しさに感動を覚え
自分自身で生産して広めたい』

というような、
ちっぽけなビジョンで
独立して始めました。

正直今でも、
日本の課題を解決して
何万人、何億人の人々の
生活を豊かにしたいだなんて
大それた事は言えません。

 

『豊かさ』を提供したい

私たちが今目指しているのは、

”ハチミツや自然を通じて『豊かさ』を提供する”

という事ができるような組織になる事です。

”美味しい”ハチミツや
関連商品などをお届けする事は
当たり前、最低限の目標であって、

さらに加えて、
手にとって頂いて「良かったな〜」
って思ってもらえたり、

お子様との会話で
「あの時ハチミツ食べたよね。
美味しかったよね〜」
みたいな、家族での笑顔になる
機会が生まれたり、

私たちの商品を選んで
良かったな〜って
思ってもらえるように
少しでもなりたいと思っております。

そのためにも、
1日でも早くお届けできるようにしたい、

お問い合わせ対応なども
なるべく気持ちよく感じてもらえるように
対応できるようになりたいと

日々悩みながら試行錯誤してます。

でも、まだまだ仕組みとして
お客様にご不便をかけたり、
ご迷惑をおかけしてしまう事が
たくさんあるので、反省・改善の毎日です。

 

生産者としてのエゴ

私自身が生産者ということもあり、
やはり生産者のエゴみたいなものが
先行してしまうことがあります。

独立したばかりの頃は、
今よりも色々わかっていなかったので、

『自分の採ったハチミツ』でないと
お客様にとって価値がないのではないか。

下手にハチミツ以外の商品に
手を出すのは、お客様からしてみたら
生産者が何してんだろうと
思われるじゃないか

と勝手な思いを持っていました。

でも試しに、
伊豆半島では採れないハチミツを
販売してみました。

そしたら、違ったんです。
(と勝手に解釈してます)

イベント出店して、
お客様とお話しさせて頂いたり、
メールやラインでコメントを頂いたり、

お客様は、
私なりのハチミツのこだわりを
理解してくださって、

私のそのこだわっている部分の
基準を超えた商品、

ハチミツであったり、
ハチミツを使った商品だったり、
(飴とかグラノーラとか、
ピーナッツバターとか・・・)

そういう商品も喜んで頂ける方も
いらっしゃると言うことが
なんとなくですがわかりました。

今でも、
何がなんでも商品数を増やせばいい!
という考えは持っておりません。

生産者であり、質へのこだわりは、
守るべき最低限の基準だと思っております。

その基準を持ちつつ、
自分自身が自信を持って
オススメできる物であれば
”価値”を感じてくださるだなと、

自分自身が作った物だけと言うのは、
”生産者のエゴ”なんだなと気づきました。

(”生産者のエゴ”を持つ事も
大切な事だとも思ってます。)

 

小さな養蜂家が”できない事”と”できる事”

そもそも、ハチミツはミツバチが巣箱から
半径2〜3kmの花から蜜を集めてきたものを
水分を飛ばして、分解した物です。

地域ごとに咲く花が異なるので、
地域ごとハチミツの多様性が生まれます。

大規模養蜂場を経営していて、
生産部隊が複数拠点、
日本全国に巣箱を置ければ、

自社生産した
様々な国産天然ハチミツを
お届けできると思います。

しかし、私どもは、
生産はまだ私一人で行っているので
伊豆半島に咲く花の蜜しか
採ることができません。

なので、自社生産だけにこだわると
提供できるハチミツは数種類です。

それだけでも十分だよとおっしゃって
頂ける方もいらっしゃると思います。

でも、
”ハチミツや自然を通じて『豊かさ』を提供する”
と言うビジョンで考えると、

地域ごとの個性豊かな
ちゃんとしたハチミツを知っていただき、
楽しんで頂くと言う”体験”を
ご提供させて頂く事も

私たちができる事の
一つなのではないかなと考えております。

日本や世界で活躍されていらっしゃる
起業家や経営者の方々と比べると
本当にちっぽけな事だと思いますが、

私たちができること、
お客様に喜んで頂けることを

少しずつ少しずつですが、
できるように成長できるよう
これからも頑張っていきたいと思っております。

これからもどうぞ”みつばちのーと”を
よろしくお願いします。

 

PS

せっかくのお盆休みですが、
新型コロナの影響で
なかなか心置き無く
旅行に行って羽を伸ばす
と言う事も難しいですよね。

そんな中、
何らかの形で少しでも
楽しみをご提供できないかなと考えて
2つ企画を準備させていただきました。

 

1.【旅ハチ】

日本全国の信頼できる養蜂家のハチミツ
6種類が楽しめる夏休み限定の
ハチミツセットを準備させていただきました。

なかなか旅行に出掛けづらいですが、
全国のハチミツを通じて
少しでも旅行気分を
味わって頂けたら嬉しいです。

 

2.【再販売 いちごハニー】

5月に期間限定で
販売させていただいた
『いちごハニー』を
再販売させて頂きます。

5月に販売させて頂いた際、
準備していたいちごの原材料が
予想以上のご好評を頂き、
すぐに無くなってしまったのですが、

コロナの影響で
売り先が無くなっていた
別の伊豆半島のいちご農家さんから
追加でイチゴを分けて頂きました。

 

2つの企画については、
また明日詳細をご連絡をさせて頂きます。

よかったらまた明日ご確認くださいね。

NEW

メルマガ & LINE@
会員募集中

ハチミツの美味しい食べ方や採蜜エピソード、

スタッフコラム、期間限定商品、新蜜情報、

セール情報などをお届けします。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン会員募集中

LINE@

LINE@友だち募集中
line

@mitsubachi-n

代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

COMMENT

コメントは管理者の承認制となっております。コメントが承認されるまでお待ちください。