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2021/2/6

養蜂の歴史

田中 章雄

こんにちは。
みつばちのーと代表の田中章雄です。

私は最近のレモンハニーにハマってます。

家に賞味期限がとっくに過ぎている
レモンハニーがあったのですが、
舐めてみると、
ハチミツにレモンのエキスが
ギュッと詰まっていて、
めちゃくちゃ美味しくって、

お湯で溶いたり、
炭酸水で割ってみたり、
ヨーグルトにかけたり、
パンに塗ったり、

最近レモンハニーばっかり食べています。

そんな話は置いといて、、、

みつばちのーとは
私が脱サラして、
2015年に独立して始めた養蜂場です。

養蜂家として6年目の私は、
まだまだヒヨッコ養蜂家です。

なので、日々養蜂の勉強は
欠かせないと思っております。

そんな素人から初めて、
養蜂家として勉強中の身である私が
ヘェ〜って思ったことを
共有させて頂きたいと思います。

今日は、『養蜂の歴史』についてです。

養蜂は農業分野の中でも『畜産』に
分類されています。

世界最古の『畜産』と言われている
養蜂の歴史についてご紹介させて頂きます。

 

ハチミツは”採るものか”か”作るものか”

調べる先によっては
紀元前1万5,000年と言われていたり、
紀元前6000年ともいわれているようですが、
日本では縄文時代が始まった頃に描かれた
壁画あります。

中石器時代に描かれた壁画には
ハチミツを採っている様子が
描かれています。

現代でもテレビなどで
海外で崖を登って
ハチミツを採るような様子を
見たことがあるかもしれませんが、

比較的最近までハチミツは
『採る』ものでした。

今となっては甘味料は
たくさんありますが、

その当時は貴重な
甘味料だったのだろうと思います。

また、ハチミツを発酵させると
ミードと呼ばれるお酒になります。

ミードは最古のアルコール飲料と
言われているので、
その原材料のハチミツは
とても欲しくなる
食材だったのではないでしょうか。

また、紀元前400年ごろには、
エジプト人たちは
小麦と大麦とハチミツを原材料として
ビールとミードのカクテルのような
アルコールも作っていたそうです。

 

養蜂の始まり

『採る』から『作る』という
養蜂が始まったのは、
紀元前2500年(今から4500年前)ごろから
ではないかと言われています。

自然にいるミツバチから
ハチミツを『採る』から

巣箱を作って、
ミツバチを飼育して、
ハチミツを『作る』という
養蜂の発祥の地は
地中海沿岸ということです。

実際、紀元前2500年には、
エジブト人が高度な技術の養蜂を
実践している様子が
絵に書き残されているようです。

古代エジプトの君主、ファラオの
ラムセス三世(紀元前1198〜1167年)は
膨大な量のハチミツを
『ナイルの神』に捧げていたそうです。

養蜂を実践していたエジプト人は
ハチミツを食料、薬、死体の防腐剤、捧げ物に使い、
蜜蝋を薬、貯蔵や保存、呪術的な儀式
に使っていたそうです。

 

養蜂技術の普及

エジプトで発祥した養蜂技術は
地中海沿岸地域に普及されていったそうです。

ギリシャでは
紀元前800年ごろまでは
ハチミツは『採る』ものだったが、

紀元前750年の著書『神統記』で
人工の巣箱について記載があり、

紀元前700年ごろには
養蜂家に関する法律が定められていたので、
この頃にはギリシャにも養蜂技術が
広まっていたと考えられています。

この頃のギリシャでは
ハチミツは『星々のつば』、
あるいは『空気中の液体の類い』
と考えられていたそうです。

ハチミツについて色々わかってきた
今となってはロマンがあるというか、
面白い発想だなって思いますよね。

インドや古代中国では、
ミツバチやハチミツ、
ハチミツ『採り』については
たびたび触れられているようですが、

『養蜂』に関する記録が
出てこないそうです。

973年に古代中国では
組織的なハチミツ『採り』について
記録さているようですが、
『養蜂』については記録がなく、

ようやく17世紀の
作家サミュエル・パーチャスが報告した
当時の中国人について
「養蜂を心から楽しんでいる」
という記録がでくるそうです。

こういった情報から、
ハチミツ『採り』の歴史はかなり古く、
『養蜂』自体もはるか昔から
各地で確立されていた。

高度な養蜂技術は
ローマ帝国の拡大とともに
ヨーロッパ西部・北部に
広まっていったと考えられています。

 

日本の養蜂の歴史

日本の養蜂の歴史についても
書こうと思っていたのですが、

すでに長くなってしまいましたし、

もっと長くなってしまいそうなので、
また改めてブログにしようと思います。

もっともっと詳しく書けば
書くことはたくさんあるのですが、
ざっくりとしたハチミツと養蜂の歴史について
ご紹介させて頂きました。

ちなみに、本日のネタもとは

【クレア・プレストン著(2020) 『ミツバチと文明』株式会社草思社】

【渡辺寛・渡辺孝著(昭和49) 『近代養蜂』日本養蜂振興会】

を参考にさせて頂いております。

 

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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