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2021/12/30

毎年、年末に想うこと。

田中 章雄

こんにちは。

みつばちのーと代表の田中章雄です。

あっという間に2021年も終わりを迎えようとしてますね。

2021年も私たち”みつばちのーと”とご縁を頂きまして本当にありがとうございました。

今年はどんな年でしたか?

私はあっという間だったような、でも毎日が濃厚で、2021年の元旦が遠い昔のように感じる、不思議な気持ちです。

毎年年末を迎えると毎年思います。

「今年もなんとか年を越せそうでよかった。。。」っと。

私は2015年に独立して、養蜂家として活動を始めました。

元々、不動産の営業だったり、農業ベンチャー企業に勤めていたサラリーマンでした。

養蜂と全く縁もない普通のサラリーマンが、本当に偶然の縁により師匠と出会い、

本物のハチミツの美味しさや奥深さを知り、

緻密で尊いと感じるほどのミツバチの生態系に感動し、

どんどんと養蜂の魅力にハマり、気がつけば私自身が養蜂家になっていました。

そんな計画性もなく、大きな野望もない状態で独立した私は、

貯金もなく、蜂場(農地)もなく、人脈もなく、養蜂スキルもなく、経営経験もなく・・・

『無いないづくし』の状況で養蜂家として独立しました。

「なんとか家族が食っていけたらいいな」ぐらいの小さい志で始めた”みつばちのーと”は、2015年当時、私と妻と2人で活動していました。

といっても、その当時息子2歳、娘1歳とまだまだ小さく、妻は本当に苦労したと思います。
(トップの画像は独立した頃に息子が初めてミツバチの枠を持った時の写真です。)

”みつばちのーと”は素人経営者が資金も持たずに始めたので、本当に大変で、

ハチミツの瓶詰めをするにも、瓶を買うお金が無く、マルシェに出店して、その日の売上で急いで瓶を買って、急いで瓶詰めして、翌週のマルシェのハチミツを寝ずに準備していたような、自転車操業とすら言ってはいけないぐらいのギリギリの毎日でした。

ミツバチの管理スキルも今でもまだまだ向上の余地があると思っているのですが、当時はもっとスキル不足で、「もうダメかも・・・」と蜂場で何度も何度もうなだれていました。

そのころは、今に比べるとミツバチの飼育数は1/7ぐらいの規模だったので、ミツバチの管理にかかる時間は今より短かったですが、

ミツバチの管理をしながら、多い時では都内のイベントに週5日ぐらい車を運転して出店していた状態で、体力的にもしんどかったです。

イベントから帰ってくると、家に着くのは22時ぐらい。

そこから寝ずに瓶詰め、1〜2時間仮眠して、イベントに出発する

というような生活をしていたので、よく居眠り運転で事故らなかったなと当時を振り返るだけでもゾッとします。

でもそれぐらい必死でした。

なので、12月年を越せた時には、「なんとか年越せたな・・・」というちょっとした安堵感みたいな感覚を覚えたことを覚えてます。

独立してから今年で7年目。

売上高だけを見ると、独立した年の約20倍弱ぐらいになりましたが、(どれだけ初年度の売り上げが低かったのかという感じですが。)未だに経営は楽になりません。。。

瓶の在庫は増えましたが。

経営者の力不足ということでしょう。

こればかりは、元々の能力が低すぎたし、元々優秀な人間ではないので、泥臭く日々成長するしかないと割り切っています。

それでもなんとか2021年も年を越せそうなのは、

数あるハチミツの中でも、私たちのハチミツを選んで頂いて、支えて頂いたお客様のお陰としか言いようがありません。

本当にありがとうございます。

「今私たちが”みつばちのーと”として活動できているのは、私たちのハチミツを選んで頂けているお客様がいらっしゃるお陰です。なので少しでも喜んで頂けるようなサービスを提供しましょう」

といつもスタッフに朝礼で何度も伝えているのですが、

本当に心からそう思っており、お客様に感謝しても感謝しきれません。

本当にいつもありがとうございます。

そして、こんな未熟な経営者なのにも関わらず、日々頑張って、

『ハチミツと自然を通じて”豊かさ”を提供する』

という私たちの理念を少しでも実現しようと努力してくれているスタッフにも感謝感謝です。

きっと言いたいこともあるだろうに、全然(私には)文句も言わず、積極的に、前向きに働いてくれているスタッフがいないとハチミツをお届けすることができません。

いつもありがとうございます。

また、いつも様々な形でお世話になっているお取引先様の存在もとても大きいです。

いくら私たちが頑張ろうと思っていても、お取り引き様のご協力がなくては何もできません。

ありがとうございます。

 

お客様・スタッフ・お取引先様・その他関係してくださる方々、全ての方がいらっしゃらなければ、こうやって”みつばちのーと”が活動を続けて行くことはできていないと思います。

私がやりたくて始めた養蜂という仕事。

やりたい仕事を様々な方に支えて頂きながら続けて来れているというのは、本当に奇跡的で、本当に幸せな事だなと心の底から思います。

まだまだ至らない所だらけの養蜂場ですが、少しでも喜んで頂けるように、少しでも『豊かさ』を提供できるように、日々改善し成長して行きたいと思っております。

2021年も本当にありがとうございました。

そして2022年もどうぞ宜しくお願いします。

何か”みつばちのーと”に対してお気づきの点やアドバイスがございましたらご教授いただけましたら幸いです。

力不足でまだ対応できないことも多いのですが、なるべく改善できるように努力します。

今後ともどうぞ宜しくお願いします。

みつばちのーと 代表 田中章雄

 

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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