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2022/4/28

生ハチミツができるまで!養蜂場をたずねて…22年春

大須賀貴子

養蜂家の手仕事から生まれる、本物のハチミツ

 3月末に

「今年は(さくらのはちみつ)は採れないかも」
「雨が続き、ハチが蜜を集めにいけない…」と、
田中代表の話を聞いてから、
ちょっぴり意気消沈していたのですが、、、

それが一転!!
春のハチミツ「さくらの雫」が採れたのです!
しかも今年はとっても華やかな甘みのハチミツ!

今日は、その採れたて、生のハチミツ「さくらの雫」を採った時の養蜂の様子をお伝えします!

養蜂家は土木業もこなすなんでも屋さん

2022年3月、伊東市のとある場所。
みつばちのーとの新しい養蜂場が完成しました。

海から続く細い道を、くねくねと走ると、
ミカン畑に入っていきます。
車一台通れるその道は、先代から続く農道で
太陽がよくあたる斜面をめざして上っていきます。

昨冬から、
代表あきおさんと、養蜂部将さん、新人のコセキさんがコツコツと切り開いてきたその地。

休耕地だったため、竹が生い茂り、
竹の根っこを抜く作業がこれでもか、
という位続き、ようやく切り開いた場所。

あたりは山の中。
みかん畑の周りは、新緑が生い茂り、
頭上からは鳥の声が響きます。

遠く、海を見渡せ、陽ざしがまぶしく、
海風が流れていきます。

職人の世界にお邪魔します

今年初めての採蜜(さいみつ)
養蜂場では朝早くから、作業が始まっていました。

代表・あきおさんが、巣箱を点検。
コセキさんは蜜が貯まった巣枠を運ぶ。
蜜が貯まった巣枠は重さ約3kgくらい。
これを何個も一輪車にのせて。

出勤前の早朝、サーフィンを楽しむコセキさん
さすがの体力で、一輪車をせっせと運びます。

この日は、春の陽気に恵まれ快晴!
でも少し動くと汗ばんできます。

はっきり言って暑い。
写真を撮っているだけで、
だんだんと体がほてってきます。

養蜂家たちは、養蜂の服を着て、手袋、長靴というスタイル。
おまけにマスクもしているし、バテないか心配でした。

養蜂場に近づくと、
「ブンブン ブーンブーン」とハチの羽音。

その数、数万羽!!

巣箱を飛び出しては蜜を集めに飛び回り、
巣箱の中では幼虫の世話をするハチがいたり、
巣の掃除をするハチがいたり、
ほんとうに働きものなのです。

ハチも、養蜂家も、どちらも職人。
職人たちが織り成す、養蜂の世界。
賑やかです。

紀元前から続く養蜂の世界って??

養蜂の作業は続きます。

巣箱をあけて、まずはハチの様子をチェック。
女王ハチはいるか、元気か、
病気はしていないか、
蜜は十分貯まっているか。

作業の様子を動画でもご覧ください!

蜜がたまった巣がこれです!!
蜜蝋(みつろう)で蓋がしてあり、きれいです~

蜂蜜になるには、いくつかの工程がありますが、みつばちのーとのハチミツは、天然にこだわりハチミツを採ります。
巣の中で糖度が上がるまで待って、そのタイミングを見計らって、採蜜しているそうです。

クイズです!

1)ハチは花の蜜を体のどこに貯めて巣箱に運ぶのでしょうか??

2)1日に何回、蜜を集めに飛ぶのでしょうか??

答えはコチラ

ハチの働きについて田中代表のブログにて紹介しています~
とっても面白いので、読んでみてくださいね~

太陽が真上に来る頃、
暑さで顔を赤らめる、養蜂部たち。
作業はすべて、手仕事。

ハチが蜜をあつめるように、
養蜂家たちも、丁寧に丁寧に、
手作業でひとつずつ、こなしていきます。

いよいよハチミツをいただく=採蜜(さいみつ)します!

採蜜の作業は将さんが担当していました。

貯まった巣の蓋を、専用の包丁できりとると
じわ~と黄金色に輝くハチミツがあふれてきます。

これを専用の回転する機械に入れて、絞ります。
絞ったあとは専用のろ過器でゴミを取り除いて、缶につめて保管します。

順調に、美味しいハチミツが採れました!

待ちきれず!こぼれた蜜を指ですくって、
一口いただいちゃいました。

「しっかりと甘い、けど、すっきりしている」
「香りは華やか、ハチミツのあま~い薫り♡」

ハチミツの一番搾り!!
これってすごく贅沢。
お先に失礼しました!!

ハチだけが知る秘密の花園!

4月に採れるみつばちのーとのハチミツは、
その年の咲く花の状況によって
ほんとうに毎年味わいが変わります。

今年は「桜」がしっかりとはいっている感じです。
藤の花の咲き始めが遅かったようで、少し弱めのようです。

他にも山に咲く小さな野花、
イヌノフグリやナバナ、たんぽぽなどの蜜もはいっているかもしれません。

ミツバチにそれは聞けないから、、、
きっと秘密の花園から、たくさん蜜を運んできてくれたのでしょうね~

味、香り、コクを楽しめるのも天然ならでは!なのです。

次は、伊豆のみかんのハチミツです!

ふと目を上げると、養蜂場近くの柑橘の木には、
みかんの花のつぼみが膨らんでいました。

この採蜜が終わると、
新しいみかんの花が咲くころ。

そういえば、今年は桜が咲いたと思ったら、
雨が続きました。
雨上がりのお花見はすでに桜吹雪。

わずかな晴れ間を、きっとハチたちは一生懸命、ブンブンと飛んで蜜を集めたのでしょう。

4月中旬。田中代表がひとり、巣箱の点検に向かうと「蜜が貯まってる!!」とうれしい発見が。

さっそく、天気予報とにらめっこして、
4月末に採蜜を計画。
こうして、今日を迎えたのです!
なんとも、奇跡的な感じがします!

実は、今年採れるハチミツは、昨年から続くハチの管理から始まっているのです。
1年かけて、ハチと一緒に活動して、ようやく採れたハチミツなのです。

きつい作業なのに、
笑顔あふれるみつばちのーとの養蜂家たち!

ハチたちもかわいい。
野花や、遠く海を眺めると、
自然って美しいなと思ったり。

そしてあらためて感じた
生のハチミツの美味しさ。

採れたてハチミツ。

それは、人と、自然と、生き物と、
この地球をお互いが共存していることのひとつの象徴だと感じました。

養蜂家さん、ハチさん、太陽と花々、みんなありがとう。

出来上がったハチミツは何も足さず、何も加工せず、自然のそのままをひとつずつ瓶詰しています。

手仕事にこだわり、スプーン1杯のハチミツで
ふわっと幸せを感じていただけたら、
きっとハチたちも喜んでいると思います!

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大須賀貴子 TAKAKO OSUGA
結婚とともに、伊豆に移住。「みつばちのーと」の美味しさ、かわいさに魅了された客の一人。主に、冊子やチラシなどを作成しています。皆様が知りたいハチミツの商品や情報をお伝えできるよう、お客様と同じ目線でいたいと思っています。

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