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2025/12/22

伊豆の天然ハチミツ物語 ~5年を経て迎えた冬~

大須賀 将

こんにちは、養蜂部のマサルです。

今日は冬至。
家をでるころはまだ薄暗くて、冬の空気を感じます。

真っ赤に染まる朝焼けの空を眺めると、
「今日一日やってやるぞ!」と身が引き締まります。

通勤の途中で山を見上げると紅葉は終わり、
真紅の色彩から落ち着いた冬の色へ。

「伊豆にも本格的な冬が来たんだな~
ミツバチはどうしているだろうか」

きっと今頃、巣箱の中で小さな体を寄せ合って
暖を取っているはず。

「私も静かに力を蓄えよう」。

 

地に足がついていない私。

早いもので私がみつばちのーとに入社して5年。

振り返ると、
ミツバチとの交流が私の人生を変えたように思います。

私は好奇心はあっても
物事を深く考えないタイプでした。

例えば新しい仕事に取り掛かる。
ミスをすると小手先のテクニックで
その場を取り繕って
何度も同じミスをする要領の悪い私でした。

四季を通してミツバチのお世話をする中で、
彼女たちの行動を見るに連れ、
次第に心中に変化が現れてきます。

特に心を打たれたのは、
「生」への真摯な姿勢です。

 

愛と役割に満ちた巣箱

養蜂の仕事は巣箱の点検が中心です。

巣箱の中は、女王蜂を中心に
働き蜂、幼虫、蛹、雄蜂が
一つの家族(群)として暮らしています。

働きバチが忙しそうに動き回っているか、
女王バチはちゃんと産卵しているか、
病気に罹っていないか、
蜜を貯めているかなどを点検します。

自分の身体より大きなゴミを運ぶハチ、
巣房の奥まで首を突っ込み
幼虫のお世話をする者。

仲間と巧みな連携で巣作りをする者、
早朝のまだ暗いうちに
蜜集めに行く者・・・。

巣箱という舞台の上で
自分の役割をイキイキと演じるハチたち。

「生きる」とは、
ひたすら目の前の「役割り」に
真摯に向き合うのだ、ということを
彼女たちの営みから教わりました。

 

伊豆の森が香る「採蜜のしあわせな匂い」

採蜜の日。
養蜂場に立つと聞こえてくるのは、
風に揺れる木々のざわめきと、
何万ものミツバチが奏でる命の合唱♬

緊張と期待で胸がソワソワ。
気持ちが高まる中、
巣箱の蓋をそっと持ち上げます。

まず鼻腔をくすぐるのは、
伊豆の森の爽やかな空気と、
フワッと立ち昇る
桜やミカンの花の香りが凝縮された
命の力強い匂い。

巣枠をゆっくり引き上げると、
そこには、ミツバチたちが
懸命に貯めてくれた恵みがびっしり。

太陽の光を浴びたハチミツは、
琥珀色にキラキラと輝きます。

この一滴一滴が、
雄大な伊豆の自然の力を
そのまま閉じ込めた結晶。

ハチミツを口に含むと、
最初に感じるのは、
鼻から抜ける伊豆の森の爽やかな香り。

そして舌の上で、
ピリッとした微かな刺激。

このハチミツの深い味わい、
そしてその裏にある
ミツバチたちの「正直な生き方」を知るにつれ
自分の生き方が恥ずかしくなりました。

 

天然はちみつ。
それはミツバチたちが実践した生き様の結晶。

ミツバチから教わった
「誰かのために尽くす生き方」。

それがこの小さな瓶に詰まっています。

伊豆の豊かな自然と、
ハチたちが命を懸けて集めた
「無垢な結晶」。

たった一匹のミツバチが
生涯で集める蜜は、
ティースプーン一杯分にも満たないと聞きます。

群れ全体の命をつなぐために、
一花一花、
地道に蜜を集め続けるのです。

混ぜ物や高熱処理をせず、
自然のままの“生ハチミツ”をお届けしたい。

世間の喧騒を離れ、
伊豆の森の静けさと、
花が咲き乱れる豊かな時間を
感じていただきたい。

天然ハチミツが、
あなた様の冬を
少しでも豊かにできますように。

伊豆から心を込めて。

Bee Happy!!

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養蜂家
大須賀 将 masaru osuga
元料理人。1次生産者としての農的な暮らしへ憧れ、2020年10月から養蜂家として新たな人生をスタート。