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2018/6/11

養蜂やめたい・・・

田中 章雄

こんにちは。
かなりお久しぶりになってしまいました。

4月頃から、
まるで無酸素運動をしているかのように
養蜂は忙しくなり、
バタバタ、バタバタとしておりました。

挙げ句の果てに、
先週は田中家みんな順番に
体調を崩しまして、
私も熱を出してしまい、
寝込んでました。

この忙しい時期に体調を崩すだなんて、
養蜂家として失格だな。。。
と少し凹みました。

いっぱい寝たので
いつもよりも元気いっぱいになりました♪

 

4月から何をしていたのか?

細かい事を書き出すと
きりがないのですが、

内検・引越・採蜜・来年の準備

あたりがメインの作業です。

・内検
巣箱の中の点検です。
ミツバチの状況を確認してます。
病気してないかな?
女王蜂は産卵してるかな?
産卵の量はどうかな?
ミツバチの量はどうかな?
などなど・・・
だいたい巣箱ごとに
週1回は内検してあげます。
意外とハードですし、
細かい事をあげると
いろんな作業があります。

・ミツバチの引越し
ミツバチは巣箱から
半径約2〜4キロの
花の蜜を集めてきます。
なので、
”どこに巣箱を置くか”
ということがハチミツの
採蜜量とハチミツの味わいに
関係してくる訳です。
時期や花の状態によって
巣箱を引越ししてあげます。

・採蜜
その名の通り、
ハチミツを採る事です。
この時のために1年間、
ミツバチの管理を頑張っています。
一人でやっていると
かなり時間かかるし、かなり疲れます。
最近は父が手伝ってくれるので
かなり助かってます。

・来年の準備
もう、来年の採蜜の準備が
始まってるんです。
ミツバチって巣箱ごとに
女王蜂が1匹だけいるのですが、
女王蜂がいなくなると
ミツバチは急いで女王蜂を
誕生させようとするんです。
その仕組みを利用して
来年のための蜂づくりをします。

 

養蜂やめたい・・・

って思う瞬間。
第1位は確定申告です。
(養蜂というより
個人事業主をやめたい瞬間ですかね)
性格的に向いていないようで。

そして第2位は
採蜜時期の引越しですね。

も〜う辛い。
(忍耐力がないだけか?)

冬とか春の引越しは
まだいいんですよ。

蜂も少なくて、
貯蜜量が少ないので
まだ軽い。

ひたすら巣箱を
よいしょ♪って持って
トラックの荷台に積めばいいので。

でも採蜜シーズンの引越しは、
蜂も巣箱満杯にいるし、
採蜜後に運ぶのですが、
やっぱり重い。

しかも採蜜作業ですでに
体がしんどい時期にやる。

つらい。
つらいんです。

わからないと思いますが。
私もやると聞くでは全く違いましたので
わからないと思いますが、
つらいんです。

サラリーマンから養蜂家になって
自分的には天職だな♪♪♪
なんて思っているのですが、

この瞬間は、
「養蜂やめたい・・・」
って、思います。

 

ミツバチの引越しって?

作業中写真撮ろうと思っても
バタバタしてて撮り忘れちゃうんですよね。

太陽が出てくると
ミツバチは巣箱から飛び出して
花の状態などを偵察に出ちゃうので、
夜中もしくは夜明け前に
”巣門”と呼ばれる
ミツバチが出入りする
玄関口を塞ぎます。
 
左側が通常の状態。右が引越の時の状態。

イノシシとかが出るような
山の中で、
夜中一人で、
照明を照らして作業です。

もう慣れましたが、
最初めちゃくちゃ怖かったです。

伊豆は熊が出ないだけマシですね。

先輩養蜂家は巣門を閉めていたら
警察に職務質問された事もあるそうです。

巣門を閉め終わったら、
ひたすらトラックに積み込みます。

伊豆は山間のところが多く、
トラックが横付けできない所が多いので
結構大変です。

トラックまで一輪車に乗せて運びますが、
結構重いので坂道を押すと
背中がミシミシっとなります。

トラックに乗せるのも重い。

このトラックの荷台に乗せて、
体力が底をつきそうだけど、
残り○個だな〜
と考えちゃうあたりの時が
養蜂家やめたい度ピーク
タイミングです。

積み込みが終わったら
引越し先の蜂場まで一直線。

トラックの揺れなどで、
蜂が興奮して
自分たちの熱で死んでしまう
”蒸殺”を避けるために
スピード勝負です。

と言っても、
私の場合は北海道のような
遠方に移動する訳でなく、
1時間〜1時間半程度なので
そこまで神経質になることでは
ないかもしれませんが、
素早く対応してあげたほうが
ミツバチにとってもいいことです。

移動する時間帯も重要です。
日中の熱い時間帯なんかだと
蒸殺の危険性が高くなりますので
なるべく気温の低い時間帯に行います。

引越し先に着いたら、
すぐに下ろします。

そして巣門を開けて、
無事ミツバチが
元気に出てきてくれたら完了です。
ここまで終わったらホッ♪です。

 

後は、
花がしっかり咲いて、
天候が良くって、
ミツバチが蜜を集めてくれる事を
期待します。

ちなみに、
養蜂家をやめるつもりはありません(笑)
これからもよろしくお願いします。

 

PS
花々の雫の新蜜も採れてますが、
バタバタしていてまだ準備できておりません。
また新蜜のご連絡もさせていただきますね。

PPS
お中元の時期ですね。
百貨店さんなどで
取り扱って頂けるように
なってきてのですが、
みつばちのーとからでも
ご注文承ります。
お中元も宜しければ
お声がけくださいね。

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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