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2018/4/26

引越ししてます。

田中 章雄

From:田中章雄

 

お久しぶりです。
みつばちのーと田中章雄です。

ブログ、
久しぶりになってしまいました。

養蜂家にとって
かなり忙しいシーズン。

最近何しているか、
簡単ながらご紹介させてください。

ミツバチの引越し

西洋ミツバチって
半径2キロ〜4キロの
同じ花の蜜を集めようとする
習性があります。

その習性を使って
私どもは
採蜜のタイミングや
巣箱を置く場所を変えて
それぞれの花の個性を
楽しめるような
環境を整えます。

 

例えば、
山桜の多い場所に置いて、

みかんが咲く前には
みかん畑に引越しをして、
みかんが終わると

山の様々な花から
蜜を集められるように
引越しするといった感じ。

 

例年は早い品種で
4月27日ごろから
みかんの花が咲き始めるので
その時期に合わせて
ミツバチを引越しします。

ちょうど最近、
引越しをしていました。

ミツバチは日が昇ると
巣箱から外出してしまうので、
夜が開ける前に巣門と呼ばれる
巣箱の出入り口を閉めます。

私はまだ大きいトラックは
持っておらず、
軽トラで引越ししてるので、
あまり巣箱が積めません。

なのでちょっとずつの
引越しになります。

夜、巣門を閉じて、
積み込みをして、
引越しをするという
養蜂家の方も
いらっしゃいますが、

私の場合は、
軽トラへ積み込める
巣箱の量が
限られていることや、

夜移動しようとして、
軽トラで
畑に突っ込んで、
危うく畑にハマって
しまいそうに
なったことがあるので、

夜中に作業するのではなく
夜が明ける前ぐらいに
動き出します。

だいたい2:00〜2:30ごろ
家を出発して、
3:00〜3:30ごろ蜂場について
巣門を閉め始めます。

蜂場って
山の中にある事が多いので、
その時間帯って
まーーーーっくらです。

な〜んにも見えません。
(星とかは綺麗ですよ)

イノシシ多発地帯ばかりですので、
携帯で音楽を最大音量で
流しながら作業してます。
(効果あるのでしょうか)

もう慣れたのですが、
最初の頃は
一人で真っ暗な山の中で
作業するのは緊張しました。

ちなみに、
先輩養蜂家の方は、
夜な夜な作業していたら
警察に職務質問された
っという事もあるそうです。
確かに怪しいですよね。

そして、巣門を
閉め終わったら
軽トラへの積み込みです。

伊豆って本当に山ばかりで、
軽トラが横付けできない
蜂場も結構多いんです。

そして坂が急。
巣箱を担いで軽トラまで
持っていくのは辛いので、
一輪車に乗せて
軽トラまで
移動するのですが、、、

結構これもきつい。。。

まず、足。
結構踏ん張る。
ただでさえ山登り状態なのに。

そして背中。
坂道(しかも悪路)で
一輪車を押すって
背中にも結構来るんです。

私が養蜂をやめたくなる
数少ない仕事が
この引越しです。

朝(夜中?)早くから
一人で山にこもり
重い巣箱を担ぎ、
荷台に頑張って乗せて、
ドライブして
また山道の中
巣箱担いで
設置する。

ヘトヘトだし、
腰痛いし、
肩痛いし。。。

・・・ブラックだなと。

(夜明けの瞬間なんかは最高。
 トップの写真は蜂場から
 見える夜明けの瞬間です)

 

いつもみかんの花が
咲くよりも早めに
引越しをするのですが、
今年は花が7日〜10日ほど
早く咲いたので、
ちょうど引越しをしたあたりから
みかんの花が咲き始めました。


ミツバチも一目散に
みかんの花へ。

 

この引越しをしたからこそ、
みかんの美味しい蜜を
ミツバチさん達が
集めてきてくれて
私たちも頂ける。

そして体も鍛えられると。

ブラックだなんて思わず
(妻や妹は、普段から
 思っているかもしれませんが)

これからたくさんハチミツが
採れる事を期待して。
頑張ります!!

 

PS
他にもやる事目白押しで、
メールフォルダーを
開きたくなくなる時期です。
去年もこの時期同じ事を
言ってた気がします。

 

PPS
母の日の商品も
実は準備しているんです。
プリザープド・ドライフラワーで
素敵なフラワーアレンジメントを
一つ一つ作られていらっしゃる方に
特別に作って頂いました。

初めての試みに、
あれやこれや試行錯誤中です。

でも世の中には
とても素敵な作品が
たくさんあるんだなと
再認識させて頂きました。

近々こちらの内容も
ご連絡させて頂きますね。

 

PPPS
他にも色々な作業をしているので
ブログにのせようと
思っていたのですが、
引越しの愚痴で
長文になってしまったので
また今度ご紹介させて
いただければと思います。

ミツバチの道具も
作ったりもしていて。

写真を撮っていると
子供も写ってきます(笑)

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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