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2023/12/21

養蜂家の料理 ユズを使った「冬の手仕事」

大須賀 将

12月の1週目、4か所の養蜂場をめぐり、

今年最後の巣箱の点検が済ませ、

ミツバチとともに過ごした一年が終わりました。


思えば誰よりも一番一緒にいたような。

嬉しいときも辛いときも側にいたミツバチ。

来年はもっと、ミツバチ達の囁やきが聞けるよう、

いや心が通い合えるよう頑張ります!

養蜂場を後にするとき、

自然からのお裾分けをいただいてきました。

実は夏からずっと狙っていた

養蜂場にあるユズの木。

中でもこのデカいのは!!

ふつうのユズではなく、鬼ゆずという種類です。


迫力ある存在の鬼柚子。ふつうの柚子と比べるとこれだけの差があります。

ゴツゴツの見た目がいまいちなのかとおもいきや。

香りはグレープフルーツのようで爽やかめ

鬼柚子と名があるけど文旦の仲間だそうです。

さて何を作ろうかと、わくわくしながら持ち帰りました。

自家製 ゆずのコンフィチュール

一品目はやっぱりコンフィチュール!

実よりうす皮の方が多いので思ったより軽い。

苦みが少ないので茹でこぼしは一回。

ハチミツを控えめに加え程よい苦みを残したコンフィチュールが出来ました。

さっそく、息子が食べたい!といってくれて

大好きなバタートーストにたっぷりかけていました。

おいしかったようで、その後アイスにかけたり、

グラノーラにあわせたり、楽しんでいました。

僕はお弁当のデザートにいただきました。

 

太陽の ゆず胡椒

二品目はずっと作ってみたかった ゆず胡椒!

柚子は太陽みたい。

おろしガネで皮をするごとに発する爽やかな香り。

その度にテンションがあがります。

すったユズの皮と唐辛子、塩をあわせて出来上がり!

一体になったときの鮮やかな赤はまるで太陽。

冷え込んできた冬の部屋がぽっと明るくなりました。

「養蜂場のゆずで作った 太陽のゆず胡椒」レシピ

ゆず…大1個
粉唐辛子(韓国)…小さじ2
ゆず果汁…1個分
塩…10%

その名も、「食卓を照らす 太陽のゆず胡椒」が出来ましたよ。

さてさてこちらは、大好きなお魚に合わせます。

網代で獲れた旬の平ソーダカツオ。

脂のノリはありますが血合いにクセがあります。

そこで燻製にして香りをつけサラダ仕立てに。

柚子ぽん酢をかけて、ゆず胡椒をのせたら仕上げにごま油とすり下ろしたにんにくをプラス。

これがマッチ。サラダだけどメインディッシュでご飯がすすみました。

いただいてきたユズ、皮をすったり、ゆでたり、煮たり…2日ほどで色々な食べ物が出来上がりました。

ミツバチは、サナギから子供を還すために筋肉を震わせ熱をつくりサナギを温めます。

ハチミツは、ミツバチが花の蜜を保存するために羽をバタバタさせて2週間後にようやくハチミツのカタチに。

水も火すら使わず料理をし、子育てするミツバチ。たくましいですね。

 

「清夏の薫り」でアクセント ふろふき大根

最後は、甘味噌をかけたふろふき大根。

冷え込みとともに甘さが増す大根。

8月に採蜜したカラスザンショウのハチミツと手前味噌、酒でことこと炊いておきます。

仕上げに柚子の香りを散らして。

毎日食べてもあきない、冬の味覚、ゆず。

ハチミツとも相性がよいので、味わい尽くしてくださいね。

 

12/22は冬至

一年で一番長い夜。

ミツロウキャンドルを灯して、夜の静寂を楽しみます。

ハチミツの香りと色はストレスを緩和する働きがあります。

ゆっくりとユズ湯に入ったら、夜寝る前に一匙のハチミツを。

寝付きがいいですよ✨

僕は、ハチミツたっぷり、元気になる弁当で、

あと数日の作業を頑張りたいと思います。

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養蜂家
大須賀 将 masaru osuga
元料理人。1次生産者としての農的な暮らしへ憧れ、2020年10月から養蜂家として新たな人生をスタート。