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2024/3/27

ハチミツ酒の作り方を紹介。自作で甘みを残すコツとは?

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

ハチミツと水と酵母を混ぜ合わせて作る「ハチミツ酒」というものを知っていますか。

この記事では、失敗しないハチミツ酒の基本の作り方をはじめ、おすすめの飲み方やアレンジレシピも紹介します。おすすめのハチミツも紹介するので、ぜひ記事の内容を参考に自作のハチミツ酒を作ってみてくださいね。

ハチミツ酒とは?

ハチミツ酒とは、その名の通りハチミツを主原料にした醸造酒です。

日本ではあまり馴染みがありませんが、世界最古のお酒とも言われており、ヨーロッパでは伝統的なお酒として古くから親しまれています。 中世のヨーロッパでは、結婚式から1カ月間新郎がハチミツ酒を飲む習慣があったことから、「ハネムーン」の語源ともいわれています。

ハチミツ酒は「ミード」や「ハニーワイン」と呼ばれており、ハチミツそのものを酵母で発酵させて作ります。 基本的には甘い風味のお酒ですが、使用するハチミツの種類や作り方によって味わいが変わります。

濃厚な甘みが感じられるものもあれば、ビールや白ワインのような辛口の味わいのものもあり、その味わいの違いもハチミツ酒の魅力のひとつといえるでしょう。

また、アルコール度数は基本的に10%前後のものが多いですが、熟成期間によって度数も大きく変わります。

ビールと同程度の5%前後のものから、15%を超える高アルコールのハチミツ酒もあるといわれています。

ハチミツ酒は、基本的にハチミツ、水、酵母の3つの材料だけで作れるため、自作することも可能です。 ハチミツにはさまざまなビタミンやミネラル、ポリフェノールなどが含まれているほか、疲労回復や美容効果など体に嬉しい効果も期待できるため、健康のためにハチミツ酒を取り入れてみるのもおすすめですよ。

基本のハチミツ酒の作り方

ここでは、基本のハチミツ酒の作り方について紹介します。

さまざまなアレンジレシピもありますが、まずは基本の作り方を押さえておきましょう。

【材料】

  • ハチミツ
  • ドライイースト

【作り方】

  1. 保存容器にハチミツと水を1:3の割合で入れ、よく混ぜる
  2. ドライイーストを加える
  3. 常温で1~2週間放置する
  4. 泡が発生しなくなり、発酵が終了したら完成

ハチミツ酒は、基本的に材料を混ぜて発酵させるだけで完成します。 仕込んですぐは特にガスが多く発生するため、保存容器のふたはしっかり閉めず、上に軽く乗せる程度にしておきましょう。

しっかりふたを閉めてしまうと、発生したガスで保存容器が破裂するおそれがあります。

また、発酵が終わったあとは容器の底に沈殿物(イースト)が溜まっているため、別容器に移し替えて沈殿物を取り除くようにするとよいでしょう。 ハチミツ酒は特別な材料も必要ないため、手軽に自作することができますよ。 使用するハチミツの種類によって仕上がりの香りや味わいが変わるため、ハチミツの種類別に飲み比べたり、自分好みのハチミツをブレンドしたりするのもおすすめです。 ハチミツ酒を美味しく作るためのコツについても後述するため、参考にしてくださいね。

参考:ハチミツ酒はどこで買える?

ハチミツ酒は市販品も販売されており、酒屋さんやワインショップ、百貨店などで購入が可能です。

しかし、店頭では品揃えが少ないことも多いため、確実に手に入れたい場合にはオンラインショップを確認してみるとよいでしょう。 オンラインではハチミツ酒専門店があるほか、Amazonなどでも一部取り扱いがあるようです。

ハチミツ酒を美味しく作るコツ

ハチミツ酒を美味しく作るためには、どのような点に気を付けたらよいのでしょうか。

まず、ハチミツ酒をしっかり発酵させるためには、雑菌の混入を防ぐ必要があります。 ハチミツに含まれている酵母やイースト菌以外の菌が混入、増殖してしまうと、上手に発酵が進まなくなってしまいます。 そのため、ハチミツ酒作りに使用する器具はしっかり煮沸消毒するようにしましょう。

保存容器は、煮沸消毒ができる保存瓶が理想的です。

また、ハチミツ酒を作る際は「純粋ハチミツ」を選択することが大切です。 純粋ハチミツとは、余計な混ぜものが一切入っていない天然成分100%のハチミツのこと。

純粋ハチミツで作ったハチミツ酒は、ハチミツならではの豊かな香りと上品な甘みが楽しめますよ。

また、ハチミツは採蜜する花の種類によって味わいや香りが大きく異なりますが、その違いを楽しめるのも純粋ハチミツならではです。

国産純粋ハチミツを取り扱う「みつばちのーと」では、さまざまな種類のハチミツを豊富に取り揃えているため、自分好みの美味しいハチミツを手に入れることができます。 さらに「みつばちのーと」のハチミツは高熱処理をしていない生ハチミツであるため、ハチミツ本来がもつ栄養素を余すことなく摂取できるというメリットもありますよ。

美味しいハチミツ酒を作るためには、主原料となるハチミツの選び方が重要となるため、高品質なハチミツを手に入れたい方は「みつばちのーと」のハチミツもぜひチェックしてみてくださいね。

【レシピ】ハチミツ酒のアレンジ

ハチミツ酒の基本の作り方を押さえたあとは、さまざまなアレンジレシピも知っておきましょう。

材料を追加することで、より自分好みのハチミツ酒を作ることができますよ。

甘いハチミツ酒の作り方

ハチミツならではの甘さをしっかり感じたい方には、このレシピがおすすめです。

【材料】

  • ハチミツ 150g
  • 水 450g
  • ドライイースト 2g

作り方は前述した基本の作り方と同様です。 発酵が終了して、ハチミツ酒が完成するまでの期間は時期によって異なり、暑い時期は1週間程度、寒い時期は2週間程度が目安となります。

一般的にハチミツ酒は熟成期間が長くなるほど甘みが消えていくため、ハチミツの甘さをしっかり感じたい方は完成後早めに飲むようにするとよいでしょう。 仕込んですぐはシュワシュワと泡が発生する音が聞こえますが、発酵が終了するとシュワシュワとした音は聞こえなくなりますよ。

イースト菌なしでの作り方

ハチミツには天然の酵母が含まれているため、ハチミツ酒は、実はイースト菌なしでも作ることが可能です。

ハチミツ酒は、もともとハチの巣に雨水が溜まり、それが自然に発酵したことによって生み出されたともいわれており、本来はハチミツと水だけあれば作ることができるのです。 【作り方】

  1. 保存容器にハチミツと水を1:3の割合で入れてよく混ぜる
  2. 常温でしばらく放置する
  3. 泡が発生しなくなったら完成

イースト菌なしで作るハチミツ酒は、イースト菌を加えたときよりも発酵に時間がかかるため、完成までの期間は長くなることを覚えておきましょう。 気温が低い冬は発酵が進みにくいため、春〜秋頃に仕込むのがおすすめです。 ただし、イースト菌なしでハチミツ酒を作る場合は、必ず非加熱の純粋ハチミツで作る必要があります。

加熱処理がされているハチミツでは酵母が死滅している状態であるため、発酵が進みません。

イースト菌なしで作るハチミツ酒は最も伝統的な作り方ともいえますが、イースト菌を入れて作る方法のほうが失敗は少ないでしょう。

【レシピ】ハチミツ酒を使ったカクテル

ハチミツ酒はそのままストレートで飲むほか、ほかの飲み物で割ってカクテルにしても美味しく楽しめます。

ここでは、ハチミツ酒を使ったおすすめのカクテルレシピを紹介するので、参考にしてくださいね。

ハチミツ酒の牛乳割り

ハチミツと牛乳は相性の良い組み合わせであることからもわかるように、ハチミツ酒は牛乳で割っても美味しく楽しめます。

冷たい牛乳で割っても美味しいですが、ここではホットミルクと組み合わせたホットカクテルのレシピを紹介します。 【作り方】

  1. カップにハチミツ酒と牛乳を1:2の割合で入れて混ぜる
  2. 電子レンジで1分程度温めたら完成

ハチミツ酒と牛乳で作るホットカクテルはマイルドで優しい甘さが楽しめ、夜のリラックスタイムにも最適な1杯となりますよ。 また、カルーアミルクで有名なカルーアを一緒に加えても美味しく飲めるため、マイルドで甘いカクテルがお好きな方はこちらも試してみてくださいね。

ハチミツ酒のジンジャーエール割り

ジンジャーエールはさまざまなお酒の割り材として取り入れられることも多い飲み物ですが、ハチミツ酒ともよく合います。

【作り方】

  1. グラスに氷を入れる
  2. ハチミツ酒とジンジャーエールを1:1の割合で入れて混ぜる
  3. お好みでレモンやミントをトッピングして完成

ジンジャーエールの炭酸とスパイシーな味わいが、優しい甘さのハチミツ酒をスッキリとした味わいに引き締めてくれますよ。 甘みの強いハチミツ酒を使用する場合は、辛口のジンジャーエールと組み合わせるのがおすすめです。

ゆずハチミツ酒

よりすっきりした味わいのハチミツ酒を楽しみたい方には、ゆず果汁を加えるアレンジもおすすめです。

【作り方】

  1. ハチミツ酒と水(または炭酸水)を好みの割合で割る
  2. ゆず果汁を大さじ1杯程度加えて、混ぜたら完成

ハチミツと柑橘類はよく見かける定番の組み合わせで、ハチミツ酒と組み合わせても相性抜群です。 炭酸水で割ると、より爽快感のある味わいが楽しめるカクテルになりますよ。

ハチミツ酒には「みつばちのーと」の国産ハチミツもおすすめ◎

ハチミツ酒はハチミツを酵母で発酵させたお酒であり、使用するハチミツの種類によって味わいが大きく変わります。

ハチミツ酒を手作りする際は、余計な混ぜものが一切入っていない「純粋ハチミツ」を選択することで、より風味豊かでハチミツ本来の香りが楽しめるハチミツ酒を作ることができます。 純粋ハチミツを手に入れたいときには、高品質な国産ハチミツを取り揃える「みつばちのーと」をチェックするのがおすすめです。

「みつばちのーと」のハチミツは安心安全の国産純粋ハチミツであるほか、さまざまな蜜源のハチミツを種類豊富に取り揃えているため、自分好みのハチミツを見つけることができますよ。 また「みつばちのーと」のハチミツは高熱処理をしていない生ハチミツであるため、ハチミツそのものの栄養素もそのまま取り入れることができます。

今回の記事を参考にハチミツ酒を作ってみようという方は、ぜひ「みつばちのーと」のハチミツもチェックして、美味しいハチミツ酒を作ってみてくださいね。

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