芸術の秋から冬へ
先日、学校主催の理科・美術展があり、
息子の自由研究の作品が展示されたので見学に行きました。
会場には、
見事な筆遣いの書や
鮮やかな色彩の絵、
そして熱心に取り組んだ理科の研究など、
惚れ惚れしてしまう作品ばかりが並んでいました。
「へぇ~、なんてきれいなんだ」とか
「すごい発想力!」と、
作品を見るたびに感嘆の声を上げ、
帰り道はなんだか心が温かくなりました。
初冬の登山
秋も終わり、冬の訪れを感じる季節となりました。
冬空をみるとずいぶん前に行った登山で出会った
初冬の美しい景色を思い出しました。
山梨県の大菩薩嶺に登りました。
短い行程ながらも山頂からは富士山が一望できる人気の山です。
その日は冬の始まりに差し掛かる頃。
朝が明けたばかりの薄暗い中、登山口に到着。
カラマツやナラの樹林の中を進むと、
すっかり葉を落とした静かな小道が続いていました。
冷えた空気が身体を包み、
しんと静まり返った朝の森に心が洗われるようでした。
はじめて霧氷に合う
やがて登りに差し掛かると、辺りは笹野原に。
山肌をなでる風が汗ばんだ顔に心地よく当たります。
寒いけど温まった頬には気持ち良い。
登山をしている時の嬉しい瞬間です。
そして、最後の登りを迎えたとき、
ふと見上げると、
山の上がキラキラと輝いているのが見えました。
「雪?」
葉を落とした木の枝がキラキラと光を放っていたのです。
それは「霧氷(むひょう)」と呼ばれる現象で、
寒い朝に霜が木々の枝につき、氷の芸術になっているのでした。
まるで音楽を奏でているような光景。
青空のもと、
クリスタルをまとったような霧氷に見惚れて、
夢中で写真を撮りました。
登りきって見上げたその景色は、
朝早くから頑張って来たかいがあったな~と心から思えるものでした。
2000mの高所では、すぐに体が冷えてきます。
しばらく眺め、霧氷の木々を後にして歩き出しました。
歩き出し振り返ると、遠ざかった霧氷の樹々は葉をおとした冬樹の姿に戻っていました。
自然の一瞬の美しさに出会えたそんな1日でした。
足元の小さな世界にも
冬になり一歩外を歩くと、いつもと違う風景に出会えます。
足元をみると、
霜をまとった落ち葉がうっすらと化粧をしているように見えたり、
霜をまとった枯草がシンデレラのように見えたりします。
これから迎える冬。
あたたかな伊豆でもだんだんと凍えるような寒さになりますが、
そんな自然との出会いが待っていると思うと、ワクワクしてきます。
今日の朝ごはんはそばハチミツで
今日は少しゆっくり起きて、朝ごはんを楽しむ時間です。
子供の発想や自然の美しさに感動した瞬間を思い出しながら、
朝ごはんのトーストにそばハチミツを添えていただきます。
冬になると、濃厚なハチミツが特に美味しく感じられます。
そばハチミツは鉄分が豊富なので、少し疲れやすい年頃の私には嬉しい味方なんですよね。
美味しいハチミツをたべて、冬に備え元気に山に行きたいです。