2022/4/6
ピンチはチャンス!みつばちのーとの7年間
みつばちのーとの田中代表田中章雄です。
最近は、天気の良い日は蜂場に出るという日常を送っています。
先日蜂場で、今までの7年間を振り返る時間がありました。
ちょっと振り返っただけでも、本当に色々な方のおかげで、奇跡的に今があるんだなと感じました。
また、本当にピンチばかりの7年間でした。
今日はそんな、みつばちのーとの7年間の歩みを小さなエピソードを添えつつ、ご紹介させていただきます。
お時間のあります時にご覧いただけましたら幸いです。
今日は、まず初めにちょっとしたクイズからスタートさせて頂きます。
ハチミツをお届けさせて頂いている私達の店の名前はどれでしょう?
1、はちみつのーと
2、みつばちはっち
3、みつばちのーと
答えは…。
3の『みつばちのーと』です♪
あなたはこのクイズに正解しましたでしょうか?
いつもご利用いただいているお客様にとっては凄く簡単なクイズでしたかね♪
よく
『はちみつのーとさん』や、『みつばちはっち』など間違えられるんですよ♪
実は、『みつばちのーと』という名前にも、私なりの想いを込めて決めさせていただいたんです。
■みつばちのーと
という名前にした理由
2015年の3月独立する際、名前を決めるのに結構苦労しました。
本当に悩みに悩み行き詰まったので、『独立して私はどんなことをしたいのかな?』と考えてみました。
”note”には、「記録」、「軌跡」、「短い手紙」といった意味合いがあるそうです。
■ミツバチが秋に一生懸命卵を産み育て、厳しい冬を乗り切り、花が徐々に増えた頃から再び産卵や育児を頑張り、初夏や夏にようやく採蜜するという、ミツバチの一生懸命頑張った軌跡を伝えていきたい。
■みつばちが集めに行く花によって味わいが変わる。まるで、ミツバチからのお手紙みたいじゃないか!
■お客様の日々の生活の中でハチミツを召し上がって頂いて、ちょっとした幸福感を感じてもらい、ちょっとした思い出(記録)作りのきっかけになったら嬉しいな。
などなど、強引に意味づけをして『私が提供していきたいことにぴったりじゃん!』と思うようにして、”みつばちのーと”という屋号にしました。
■独立~2年目 苦労の連続・・・
2015年3月に、全く縁もない伊豆に移住して0からスタートした”みつばちのーと”。
貯金なし、土地勘なし、それまで養蜂業経験もなし、人脈もなし、と無い無いづくしの中、始まりました。
今思うと、特に最初の1年目は大変でした。(今も未だに大変ですが)
ミツバチの管理も
師匠のところで修行していた時のようには
うまくいかないことだらけで
『どうしてこんなにうまくいかないんだ・・・』
と山奥の蜂場で
一人泣きそうになることもたくさんありました。
▲初めてかりた作業場
当時は事務所がなく、借りたアパートの1室を事務所にして活動してました。
養蜂の道具を置く場所がなかったのですが、畑を借りていたオーナー様が家の1階部分の空いているスペースを作業場として使って良いぞ!と仰ってくださり、場所を借りて巣箱を置かせてもらっていました。
こんな感じで築年数が結構経っている建物で、見た目もボロボロなんです。夏は暑いし、冬は寒いし。
でも、私にはとてもお気に入りの初めての作業場です。
そして、販売先もウエブサイトもなかったので、オンラインショップもなかったから、スーツ着て飛び込みしまくっていました。
イベントでハチミツを販売して、その売上で瓶を買って。
瓶詰めも私か妻がやっていたので、販売から帰ってきて、徹夜して瓶詰めして寝ずにイベントに。
(コロナ禍になる前までは、私たちはイベントによく出店させていただきました。)
大体大きなイベントの前の日は昼間畑に行って、夜中準備して移動するって感じの生活をしておりました。
■独立から3年目 2018年2月、旧事務所へ引っ越し。
独立3年目の春。
お借りしていた作業場も物が増え、手狭になってしまい、少し広めの事務所に引っ越しをしました。
また、実家のそばに住んでいて販売などを手伝ってくれていた妹が伊東に引っ越して来ました。
私、妻、妹の3人新しい事務所で、新たなスタートを始めました。
■妹初めてのイベント販売時に
引っ越ししたての事務所のドアを壊す
そして、養蜂の忙しい時期の販売は、妹に任せるようになりました。
伊豆→東京の販売では、妹が車を運転して販売をし、終わったら戻ってきます。
初めて販売を任せ事務所に戻り、あとは駐車をするだけだ!という時、妹は気が緩んだのか、引っ越しをしたばかりの事務所のドアにぶつかり、ドアが破損。
ドアの修理に一日半かかりました(笑)
また、夏ごろには、初めてのみつばちのーとのスタッフさん なみさん、まきさんがみつばちのーとに加わり、5人態勢になりました♪
■独立から4年目 スタッフさんが増えチームの力の大きさを感じる
独立3年目頃から、ネット販売をスタートさせました。
養蜂も素人として初め、オンラインショップも素人として始めたので全てにおいて0からのスタートです。
コンサルなどを入れる余裕もないので、日々色んなことが独学による試行錯誤でした。
右も左もわからない状態でのスタートでしたが、徐々にネット注文を頂く機会が増えたので、各々の頑張りだけでは限界がきました。
2020年1月には、新たにスタッフさんが増え8人態勢に。
こんなにスタッフが増えるとは想像していなかったのですが、チームの力の大きさをすごく感じました。
■独立から5年目 ピンチはチャンス!
コロナによりイベント出店がなくなる
2020年始まってから新型コロナの影響でイベントが全て中止になりました。
私たちみたいにイベント出店が収入の結構大きな割合を占める企業にとっては、売上の面でもかなり影響が。
前年まで売上の約5割がイベント出店でしたので、
「このままの状況では本当にどうなってしまうのだろうか・・・」
と本当に不安でした。
これからどうなるのか、不安になりながらも、私たちのできることを模索した一年でした。
その中で、『コロナの影響を受けている苺農家さんの苺を活かすことはできないか』そんな考えから生まれた商品がありました。
それが、『いちごハニー』です。
苺農園まで行って、スタッフで沢山の苺の収穫をして、まりこさんにドライイチゴにしてもらい、いちごハニーが誕生しました。
はじめは、コロナの影響を受けているものをどうにかできないかと生まれた商品ですが、今やみつばちのーとの大人気商品になっています。
そのピンチがなかったら、いまだに『いちごハニー』は生まれていないかもしれません。
ピンチはチャンスだ。
と言うか、”みつばちのーと”のほとんどはピンチから生まれたものばかりです。
■独立から6年目 養蜂部2人での養蜂活動に♪
養蜂部にまさるさんが入り、2人での養蜂活動になりました。
いままで一人で黙々とやっていた作業が、2人になり、二人体制で採蜜できる様になりました。
私は、今までよりもとっても楽に採蜜ができてとてもとても嬉しかったです。
一人で採蜜しているといつ終わるんだろうか・・・と気が遠くなります。
二人で進めると、2倍どころか、2.5倍、3倍ぐらいの進み具合です。
今までは本当に時間に追われて心にもゆとりがなかったのですが、少しばかりゆとりができるようになりました。
時には青空レストランがオープン
3月はみつばちのーとの誕生月でもあるのですが、私の誕生月でもあります。
みつばちのーとの料理人マサルさんと、奥様の大須賀さんを中心に、スタッフがサプライズを仕掛けてくれたことも。
イカと大根の煮付けや、サラダやお吸い物や出汁巻き卵まで。
日本酒が欲しくなるイカ大根は本当に絶品で、このまま冷凍にして販売したら大人気商品になるのではないかと思うぐらいです。
お吸い物は鰹節から出汁をとってくれたようで、しかもサラダや出汁巻き卵味付けにはハチミツを使ってくださったようです。
どうしてプロが作る出汁巻き卵は、こんなに綺麗なのでしょうか。
去年の年末には、年越しそば&天ぷらを作ってくれました♪
2021年6月、現在の事務所へ引っ越し(増設)。
2021年の春は、新しい事務所のリフォームに大忙しでした。
前の事務所はスタッフも増え、商品在庫や発送のための段ボールの在庫が増え、養蜂の道具も増え、足の踏み場がないような状態となってしまいました。
知り合いの方からタイミングよく連絡をもらい、元々使っていた作業場から800mぐらいの場所に現在の事務所へ引越(増設)。
ものすごく良い方で、「好きなように手を加えちゃってください。」ということでしたので、DIYリフォーム!
最初は最低限のリフォームにとどめようと思っておりました。
事務所スペースがちょっと綺麗になって、エアコンをつけられればもういいかな〜と。
出来上がってくるのを見ていると、「やっぱり内装も少しでも綺麗にやった方がいいよな〜」と思い始め、ケチってボード剥き出しのままにしようかなと思っていたのですが、塗装もやることに。
スタッフの子供たちや家族も手伝ってくれて、大変だったけど楽しい作業でした。
最後には子供たちに絵を描いてもらいました。
きっと発送スタッフは、この可愛らしい絵を見て仕事の励みになっていることでしょう。
お近くにお越しの際には、ぜひお立ち寄りください。
■独立から7年目 蜂場も開拓中
養蜂部隊に、新たに小関さんが加わり、三人体制になりました。
養蜂部は土木部も兼業。マサルさんと小関さんと共に、養蜂場の土地や新たな蜂場を整備しています。
養蜂家、土木作業員としても働く小関さんは、たくましく心強いです。
40~50年前はお茶畑だった農地は、画像のように立派に樹木が育ち山林状態。
チェーンソー片手に、朝から晩まで木を切る、切る、切る。草刈り機で回りの雑草たちも刈る、刈る、刈る。
次にユンボというマシンに乗り、伐採した木を運んだり、残っている根を抜く作業です。
宇佐美や湯川の蜂場では、巣箱を奥まで担がなくてもいいように車道整備もやりました。
整地まで終えると、スペースが広くなったのでヤギが飼いたくなってきました。
これで採蜜作業がしやすくなり、巣箱をたくさん置けるようになります。
今年もより美味しいハチミツを、よりたくさんお届けできるようがんばりますので宜しくお願いします。
みつばちのーととして目指すのは、”『嬉しい、楽しい、美味しい』自然を通じて感動体験をお届けする”という組織になること。
いきなり頂上に立つことはできませんが、一歩一歩頂上に向かってスタッフ一同頑張って参ります。
私たちが目指しているのは、
”自然やハチミツを通じてお客様に『豊かさ』をご提供する。
私たちがお届けする『豊かさ』とは『楽しさ』『充実感』『癒し』”
という想いを実現していくこと。
限られたリソースの中で、そしてノウハウのない私たちは、お客様にどうしたら『豊かさ』をご提供できるように日々試行錯誤です。
『豊かさ』をご提供するためには、私たちは作り手の『想い入れ』はとても大切だと思っております。
製造をお願いする方を決める際にも、味などのクオリティーはもちろん重要なのですが、作り手の想いの部分もとても大切にしております。
その結果、私たちがお願いする方々は1つ1つ手作業で丁寧に作っていらっしゃる方ばかりです。
その一方で、生産量が少ない、日持ちがしないことが多い、そして製造コストがかかってしまうというデメリットもあります。
ですが、私たちは量が確保できることよりも、想いを込めて丁寧なお仕事を優先していきたいと思います。
そのため在庫切れが多発して申し訳ございませんが、ご了承頂けましたら幸いです。
最近は徐々にスタッフも増えてきて、チームで動けるようになってきたので、できることも増えてきました。
経理入力は妻がやってくれ、パッケージデザインやオンラインショップのページ作成やシステムへの登録、発送準備や受注対応もそれぞれの担当スタッフがしっかりと対応してくれて進めてくれる。
本当に頼りになるスタッフばかりで、責任感も強いスタッフばかりです。
そこからさらに、私たちのハチミツをお選び頂きご縁を頂いたことで、私たちはお客様に何をご提供できるのか。
実行するために、今できていないことでも、一日一日少しずつでも改善していこうとスタッフと常に話しています。
お送りさせて頂いた商品が、少しでもあなた様の生活のお役に立てましたら幸いです。
これからも天然ハチミツを喜んで頂けるように、しっかりと心を込めてハチミツをお届けしていきたいと思っております。
どうぞ今後とも、”みつばちのーと”をよろしくお願い申し上げます。
みつばちのーと代表 田中章雄
■7周年記念ハチミツ3本セット最大30%OFFキャンペーン開催中です。
7周年感謝祭では、『ハチミツ3本セット』を最大30%OFF+送料無料にてお届けさせて頂きます♪
プレーンのハチミツがここまでお得になるのは感謝祭の時のみ♪
また、ご利用頂いているお客様へ感謝の気持ちをこめ、2つの特典もご用意しました。
色々な種類のハチミツを召し上がった事のないお客様も、是非この機会に味、香り、それぞれ違うハチミツをお楽しみくださいね。
今回の7周年感謝祭では、2つのセットをご用意させて頂きました。
・『春の3本セット』;春の花々、初夏の花々、夏の花々の優しく豊かな花の香りをそれぞれ楽しむ事の出来るセットです。
・『定番の3本セット』:色々な用途でハチミツを召し上がるお客様や、ギフトに喜ばれるハチミツを詰め合わせたセットです。
『瓶』『チューブ』タイプのハチミツからお選びいただけます。
瓶タイプは、2.4kg、1.2kg、600g、300g、120gの5つのサイズの中からお選びいただけます。
チューブタイプは、500g、300g、200gの3つのサイズからお選びいただけます。
是非、この機会にハチミツをご利用くださいね♪
LINK
7周年感謝祭ハチミツ3本セットはこちら
メルマガ & LINE@
会員募集中
ハチミツの美味しい食べ方や採蜜エピソード、
スタッフコラム、期間限定商品、新蜜情報、
セール情報などをお届けします。
COMMENT