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2023/5/31

朝ハチミツの効果は?ダイエットや血糖値への影響、夜との違いは?

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

せっかく栄養豊富なハチミツを食べるなら、効果が高まるタイミングに食べたいですよね。

この記事では、ハチミツを朝に食べるとよい理由や夜と朝に食べた場合の比較、さらに効率的な食べ方について解説していきます。

毎日の生活の中で効果的にハチミツを取り入れたい方は、ぜひ最後まで読んでくださいね。

朝にハチミツを食べる健康効果

活力に満ちた一日を始めるための効果的な方法のひとつが、「朝食にハチミツを取り入れること」です。

ここでは、朝にハチミツを食べることで得られる可能性のある健康効果について詳しく見ていきましょう。

脳が活性化・体がリフレッシュする

朝に摂ることで、ハチミツに含まれているブドウ糖の作用により脳が活性化し、体全体がリフレッシュします。

ブドウ糖は体がすぐに利用できるエネルギー源として知られており、脳や体内に早く吸収されます。これにより、一日の活動に必要なエネルギーを得ることが可能となります。

そのため、特に寝起きが悪い方や、朝はぼーっとしてしまいがちな方に効果的です。

血糖値の上昇が緩やかになる

ハチミツは、果糖という低GIの成分を含むため、血糖値の上昇が緩やかになる可能性があります。これにより、朝食後の血糖値スパイクを抑制し、エネルギーの安定供給が期待できます。血糖値スパイクとは、血糖値の急激な上昇・降下が引き起こす「食後の眠気や空腹感」のことです。

注意点として、すでに糖尿病と診断されている場合は、医師や栄養士に相談することが重要です。

ハチミツは自然の甘さを持っているものの、糖分を含むため、体調によっては逆効果になる可能性もあるからです。

脂肪燃焼が促進される

ハチミツに含まれるポリフェノールが体内の代謝を活性化し、脂肪の燃焼を促進します。これはダイエット中の方や健康維持を目指す方にとってうれしいポイントですね。

個人差はありますが、朝食時にハチミツを摂ることで一日のエネルギー消費が促され、体内のエネルギーバランスが調整されるというわけです。

免疫力をアップさせる

ハチミツは、免疫力の向上に役立つとされています。前述した通り、ハチミツに含まれるブドウ糖や果糖はすぐに体内に吸収され、必要なエネルギーを供給します。

さらに、ハチミツのビタミン成分は免疫力を高め、含まれる酵素には抗ウイルス作用・抗菌作用があります。

朝にハチミツを摂取することで、その日一日の免疫力の向上をサポートします。感冒初期の喉の痛みを感じたときには、ハチミツの抗ウイルス・抗菌作用がその症状の進行を防ぐ可能性があります。

ハチミツを食べるなら、朝と夜どっちがいいの?

朝にハチミツを摂ることが効果的だとはいえ、忙しい生活を送っている人々はこう思うかもしれません。

「朝にハチミツを摂るのが理想だとは知っているけれど、時間が取れない」

「夜にハチミツを摂ってはいけないの?」

ここで、夜にハチミツを食べる場合の効果や注意点をご紹介します。

夜にハチミツを食べると得られる効果

夜にハチミツを摂取すると、次のような効果が期待できます。

  • リラクゼーション効果
  • 脂肪燃焼効果

ハチミツに含まれるブドウ糖は体と脳が休息状態に入るのを助けるため、夜に少量のハチミツを摂ることはおすすめです。

また、ハチミツの糖分が脳を刺激し、成長ホルモンの分泌を促します。成長ホルモンは脂肪燃焼効果を持つため、睡眠中も脂肪を燃やす助けとなります。

寝る前にハチミツを食べるのは良くないの?

夜にハチミツを摂ってもよいですが、就寝直前に摂るのは避けましょう。寝る約30分から1時間前に摂るのが理想的です。

また、ハチミツの摂り過ぎにも注意が必要です。ハチミツを過剰に摂ると、糖分過多になる可能性があります。活動量が少ない睡眠中には消化するカロリーが異なるため、ティースプーン1杯分のハチミツを目安にすることをおすすめします。

同様に、就寝前に消化が必要な炭水化物を過剰に摂取すると、胃腸が休む時間が取れません。通常、睡眠中は胃腸をしっかりと休ませる必要がありますので、消化の必要があるものは避けるようにしましょう。

「朝にハチミツを食べないほうがよい」という意見もあるの?

「朝にハチミツを摂ると太るから朝にハチミツを摂らないほうがいい」という意見もあるようです。しかし、適量を守って摂取していれば問題はありません

ハチミツは甘くて美味しいため、「健康に良い」という話を聞くとつい摂り過ぎてしまうことがあります。たしかにハチミツを過剰に摂ると体重増加の原因となり、健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。

どんなに健康に良いとされる食品でも、バランスが大切です。1日に摂るハチミツの量は大さじ1〜2杯を目安にしましょう。

また、すでに糖尿病と診断されている場合、医師や管理栄養士から「朝にハチミツを摂らないほうがいい」と指導されることもあります。専門家のアドバイスを求めることを忘れずにしましょう。

朝にハチミツを効率よく食べる方法

朝、忙しくてなかなか時間が取れないこともありますよね。そのようなときは、既に習慣化している朝食や飲み物にハチミツを加えてみるとよいでしょう

朝のコーヒーに砂糖を加える習慣がある方は、その砂糖をハチミツに置き換えてみてはどうでしょうか。また、毎朝トーストを食べる習慣がある人は、ジャムの代わりにハチミツを塗るという方法もあります。

ハチミツを特別なものとして捉えず、日常的にじょうずに取り入れることで、ストレスなくハチミツを活用することができます。

以下、ハチミツを効率よく食べる方法とその効果をいくつかご紹介します。

ハチミツとヨーグルトを一緒に摂取

ハチミツとヨーグルトを一緒に摂取することは、かなりポピュラーな方法ですよね。「朝、腸内環境を整えるためにヨーグルトを食べている」という方も多いでしょう。

ヨーグルトとハチミツの相性は良く、ヨーグルトの乳酸菌やビフィズス菌はハチミツに含まれるオリゴ糖を餌にするため、効率よく腸内環境を整えてくれます

また、酸味のあるヨーグルトがハチミツの甘みで食べやすくなりますし、ミックスナッツやチアシードを加えると、さらに満足感も増しますよ。

白湯にレモンとハチミツを加えて飲む

朝一番に白湯を飲む習慣がある方は、その白湯にレモンとハチミツを加えるのもおすすめです。レモンの酸味とハチミツの甘さが体に染み入り、脳や体が目覚めるのを助けます。

白湯は、胃腸の働きを穏やかに促進する効果があります。ハチミツと白湯を組み合わせることで、脳・体・内臓の活性化に一役買って、体が目覚めるのを助けるのです。

ホットミルクにハチミツを加えて飲む

また、ホットミルクにハチミツを加えて飲むのもひとつの方法です。「朝は食欲がわかない」「胃が疲れている」など、何らかの理由で朝食をしっかりと摂るのが難しい場合でも、ホットミルクにハチミツを加えて飲むだけでもよいでしょう。

ホットミルクは優しく体を温めます。また、牛乳に含まれるホエイタンパク質は、血糖値を下げて満腹感を持続させる効果があります。ハチミツと一緒に摂取することで、「朝に脳が働かず仕事ができない」という問題も防げるかもしれませんね。

朝ごはんをハチミツだけで済ますのはあり?

一方で、朝食をハチミツだけで満たすことは推奨されません。ハチミツが優れた効果を持っているからと言って、「それならハチミツだけで朝食を済ませてしまおう」とは考えない方がよいでしょう。

朝食は、タンパク質・炭水化物・ビタミンなどの栄養素を考慮したバランスの良い食事であるべきだと言われています。ハチミツは、そのほかの食べ物や飲み物にじょうずに組み込むことを意識ししょう。

朝は体にやさしい国産の天然ハチミツがおすすめ◎

ハチミツを朝の食事に取り入れると、脳と体が活発に動き出し、一日がさわやかにスタートします。寝起きが難しい方や、一日を明るい気持ちで始めたい方に、朝のハチミツ摂取は特におすすめですよ。

しかし、「どのハチミツを選んだらよいのか?」という疑問を持つ人も少なくないでしょう。ハチミツにはさまざまな種類があり、例えば、水飴を加えているものや生ハチミツなどが存在します。そのため、どれを選べばよいのか迷うのは自然なことです。

体に優しいハチミツを求める方には、国産の天然ハチミツをおすすめします。外国産のハチミツと比べて、国産ハチミツは風味がさっぱりしており、粘度も低めなので、料理にも使いやすく食べやすいという利点があります。

ハチミツを朝の食事に効果的に取り入れることで、健康的でエネルギッシュな毎日を送ることができるでしょう。

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