mitsubachi note

MENU

2024/1/30

ハチミツとイチゴの相性は?効果やハチミツ漬けイチゴなどのレシピも紹介

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

イチゴは、鮮やかな赤色と甘酸っぱい味わいで、子どもから大人まで大人気のフルーツです。そんなイチゴとハチミツは相性がよいことを知っていますか?

この記事では、ハチミツとイチゴの相性について解説します。さらに、ハチミツとイチゴを組み合わせたおすすめの食べ方やレシピも紹介しますので、ぜひ試してみてくださいね。

ハチミツとイチゴの相性・相乗効果は?

ハチミツとイチゴの味の相性は抜群です。糖質が80%以上を占めるハチミツには、濃厚な甘みがあります。一方のイチゴは、甘みだけではなく、さわやかな酸味ももち合わせています。両者を組み合わせると、すっきりとしながら奥行きのある甘みを楽しめるでしょう。

また、ハチミツとイチゴを一緒に食べると栄養価が高まります

イチゴには、ビタミンCが豊富に含まれています。ビタミンCは、肌のハリのもとになるコラーゲンの合成に必要な栄養素です。シミの原因になるメラニン色素の生成を抑える作用もあるため、美しい肌にビタミンCは欠かせません。

抗酸化作用により、体を老化や生活習慣病から守ることもビタミンCの役割です。ハチミツはビタミンCをほぼ含んでいませんが、ビタミンCと同様に抗酸化作用が期待できるポリフェノールをもち合わせています。

そのためハチミツとイチゴを一緒に摂ると、ビタミンCとポリフェノールによる抗酸化作用の相乗効果が期待できます。ハチミツとイチゴは健やかな肌の維持や、生活習慣病のリスク低下に役立つでしょう。

ほかにも、イチゴは、ハチミツにはほとんど含まれない食物繊維や葉酸などの成分を豊富に含んでいます。ハチミツとイチゴの組み合わせは味だけではなく、栄養バランスの観点からも相性がよいといえるでしょう。

参考:
日本食品標準成分表2020年版(八訂)|文部科学省
ビタミンCの働きと1日の摂取量|健康長寿ネット|公益財団法人 長寿科学振興財団

ハチミツとイチゴの人気の組み合わせ

ハチミツとイチゴの食べ方のバリエーションは、アイデア次第で無数に広がります。いろいろな方法を試すと、ハチミツとイチゴの新たな魅力を発見できるかもしれません。

ここからは、ハチミツとイチゴを使ったおすすめの食べ方を紹介します。

イチゴハニー

イチゴハニーとは、ドライイチゴのパウダーが入ったハチミツです。ハチミツに空気を混ぜ込んでいるので、口当たりはクリームのようにふんわりとしています。ハチミツのやさしい甘みとイチゴの甘酸っぱさが溶け合った、濃密な味わいを楽しめるでしょう。

通常のハチミツと同じように、トーストやヨーグルトにかけて食べてもかまいません。スコーンやパイに合わせると、贅沢なスイーツになるでしょう。ホットミルクや紅茶に溶かして飲むのもおすすめです。

みつばちのーとでは冬季限定で『うふふ いちご』というイチゴハニーの取り扱いがあるので、ぜひ試してみてくださいね。

イチゴにハチミツをかけるだけ

イチゴにハチミツをかけると、素材の味わいをシンプルに楽しめます。洗ったイチゴは水気をやさしく拭き取り、仕上がりが水っぽくなるのを防ぎましょう。ヘタを取り除き、ハチミツをかければ食べられます。

時間があればハチミツをイチゴ全体に絡め、冷蔵庫で30分ほど冷やします。ハチミツがイチゴになじみ、味のまとまりがよくなります。また塩をごく少量かけると、ハチミツとイチゴの甘みが引き立つでしょう。

ハチミツ漬けイチゴ

ハチミツにイチゴを漬け込むと、イチゴの色と風味がハチミツに溶け込みます。イチゴにはハチミツが浸透して、リッチな甘みになります。

ハチミツ漬けイチゴはトーストにのせたり、ヨーグルトにかけたりして食べられます。イチゴ風味のハチミツを、ミルクや炭酸水に溶かして飲んでもよいでしょう。水で割ったお酢に加えると、ビネガードリンクになります。

ハチミツに漬けたイチゴは、スイーツやパンケーキのトッピングにも使えますよ。

ハチミツ×イチゴのスムージー

ハチミツとイチゴを牛乳やヨーグルトに加えてミキサーにかけると、スムージーになります。ハチミツとイチゴが混ざり合い、一体となった味を楽しめるでしょう。

ハチミツとイチゴだけで作ってもおいしくできますが、バナナやブルーベリーなどのフルーツを加えてアレンジするのもおすすめです。栄養価も高まるので、朝食にぴったりのドリンクになります。

ハチミツ×イチゴジャム

通常のイチゴジャムは砂糖で煮込んで作りますが、ハチミツで代用してもおいしく作れます。じっくり加熱することでイチゴの香りと味がハチミツになじみ、濃厚で贅沢な味わいのジャムになるでしょう。

パンやトーストだけではなく、チーズケーキやアイスクリームのトッピングにも使えます。ジャムのかわいらしい赤色と甘酸っぱい味わいが、スイーツのアクセントになりますね。

ハチミツ×イチゴヨーグルト

ヨーグルトにイチゴをのせてハチミツをかけるだけで、立派なデザートになります。イチゴとヨーグルトの酸味で、ハチミツの甘みもまろやかに感じられます。

もう少し手軽に食べたい方は、市販のイチゴヨーグルトにハチミツをかけるのもおすすめです。

ヨーグルトとハチミツ、イチゴの組み合わせは健康効果も期待できます。ヨーグルトの乳酸菌、ハチミツのオリゴ糖、イチゴの食物繊維の作用で腸内環境が改善され、おなかの調子が整うでしょう。

ハチミツ×イチゴのシロップ

イチゴにハチミツを加えて煮込むとシロップが作れます。水を加えて作るレシピもありますが、イチゴに含まれるたっぷりの水分を使って煮込むと、凝縮感のある風味豊かな仕上がりになります。

ハチミツとイチゴのシロップは、炭酸水やお酢、お湯、紅茶で割ってドリンクにするのがおすすめです。

ハチミツ×イチゴ紅茶

市販のストロベリーティーにハチミツを加えるだけでも、ハチミツとイチゴの組み合わせを楽しめます。しかし新鮮なイチゴが手に入ったら、ぜひハチミツイチゴ紅茶を作ってみましょう。作り方は小さめにカットしたイチゴにハチミツを絡め、好みの紅茶に適量加えるだけです。

イチゴのフレッシュな香りとハチミツの甘みが紅茶とマッチして、ティータイムがより一層贅沢なひとときになるでしょう。

【レシピ】ハチミツとイチゴを使ったレシピ

ここまでに取り上げたハチミツとイチゴの食べ方のなかから、おすすめのレシピをいくつか紹介します。どれも簡単にできるものばかりなので、気軽に作ってくださいね。

ハチミツ漬けイチゴの作り方

  1. イチゴは洗って水気を拭き取り、ヘタを取り除きます。
  2. イチゴが大きい場合は、適当な大きさにカットしましょう。
  3. ふたができる瓶などの清潔な容器にイチゴを詰めて、イチゴがひたひたに浸かるまでハチミツをたっぷりそそぎます。
  4. ふたをして冷蔵庫で保存します。

浸かりをよくするために、1日1回全体をかき混ぜましょう。水分が出て、イチゴが小さくなればハチミツ漬けイチゴの完成です。

ハーブやスパイスを一緒に漬け込むと、より風味豊かに仕上がります。ローズマリーやバジル、クローブ、ブラックペッパーがおすすめです。

ハチミツ×イチゴのスムージーの作り方

朝食や小腹が空いたときの間食にぴったりな、飲みごたえのあるスムージーのレシピを紹介します。

  1. 材料としてヨーグルト100g、牛乳100ml、イチゴ4粒、バナナ1/2本、ハチミツ大さじ1、レモン果汁小さじ1を用意します。
  2. フルーツは適当な大きさにカットします。
  3. 材料をすべてあわせて、ミキサーやブレンダーにかけましょう。

ヨーグルトやバナナが入っているので、おなかにしっかりたまります。ハチミツとフルーツの甘みで十分な満足感がありますが、イチゴやレモンの酸味ですっきりと飲めるでしょう。

ハチミツ×イチゴジャムの作り方

  1. イチゴは洗って水気を拭き取り、ヘタを取り除きます。
  2. イチゴの重量の40%ほどのハチミツを用意します。
  3. イチゴを鍋に入れて、ハチミツの半量を加えて全体をよく混ぜましょう。
  4. そのまま10〜20分ほど置き、イチゴから水分が出てきたら鍋を中火にかけます。
  5. 出てきたアクを取り除きながら、15分ほど煮込みます。
  6. ハチミツの残り半量とレモン果汁適量を加えて、好みのとろみ加減になるまで煮詰めて完成です。

あまり長時間加熱するととろみが付きにくくなるため、加熱時間は全部で20分程度に収めましょう。

小粒のイチゴはそのまま使用してかまいませんが、2〜4等分にカットするとイチゴから水分が出やすくなります。ジャムをしばらく保存したい場合は、ふた付きの清潔な保存瓶に熱々の状態のジャムを詰めましょう。

保存期間については後ほど紹介します。

ハチミツ×イチゴのシロップの作り方

作り方はジャムと似ていますが、イチゴから水分をしっかり出すこと、加熱しすぎずフレッシュ感を残すことがポイントです。

  1. 洗ったイチゴの水気を拭き取り、ヘタを取り除きます。
  2. イチゴの重量の60%ほどのハチミツを用意します。
  3. 鍋にイチゴとハチミツをすべて入れて、全体をよく混ぜましょう。
  4. 半日から一晩ほど置いて、イチゴを脱水させます。
  5. 鍋を中火で加熱し、アクを取り除きながら3〜5分ほど煮込めば完成です。

しばらく保存するときは、シロップの場合も清潔な保存瓶に熱々の状態で詰めてくださいね。

ハチミツとイチゴで作ったものは日持ちする?

手作りしたものは、どのくらい日持ちするか気になるところです。ハチミツはとても糖度が高く、雑菌がほとんど繁殖しません。適切に保存できていれば、ハチミツそのものは3年以上経過しても腐らないといわれています。

しかし水分を豊富に含むイチゴと合わせると、保存期間は短くなりますハチミツをたっぷり使用したハチミツ漬けイチゴでも、冷蔵庫に保存して1週間程度で使い切りましょう

ハチミツイチゴジャムの場合は加熱して水分が少なくなっているため、冷蔵庫で3週間ほど保存できます。しかし食べはじめたら2週間を目安に、できるだけ早めに使い切るようにしましょう。

長期間保存したい場合は、清潔な保存容器を使うことも大切です。煮沸消毒した耐熱性のある瓶を使うことをおすすめします。

ハチミツとドライイチゴパウダーを使用し、清潔な環境で瓶詰めされたイチゴハニーであれば、製造から1年ほど日持ちします。冷暗所であれば常温で保存してかまいません。賞味期限が長いので、ハチミツとイチゴのリッチな味わいをゆっくりと楽しめますよ。

ハチミツ好き、イチゴ好きの方はぜひイチゴハニーをお試しください!

やさしい甘みのあるハチミツと甘酸っぱいイチゴは、相性のよい組み合わせです。一緒に食べることで栄養価も高まります。ハチミツ漬けやシロップ、ジャムなどさまざまな食べ方で楽しめるため、飽きることもないでしょう。

ハチミツとイチゴがお好きな方は、みつばちのーとの冬季限定イチゴハニー『うふふ いちご』をお試しください。空気を含ませたなめらかなハチミツにドライイチゴパウダーを混ぜ込み、クリーム状にした新感覚の商品です。

イチゴハニーの材料は、加熱処理や混ぜものを加えていない国産ハチミツと、丁寧に栽培された静岡県伊豆産のイチゴのみ。厳選された原料を手間暇かけて加工して、素材の香りや味をそのまま閉じ込めました。

イチゴハニーを食べれば、ハチミツとイチゴの新しい楽しみ方が見つかるはず。ぜひ試してみてくださいね。

NEW

メルマガ & LINE@
会員募集中

ハチミツの美味しい食べ方や採蜜エピソード、

スタッフコラム、期間限定商品、新蜜情報、

セール情報などをお届けします。

MAIL MAGAZINE

メールマガジン会員募集中

LINE@

LINE@友だち募集中
line

@mitsubachi-n

みつばちのーと
みつばちのーと編集部