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2024/4/25

ナッツのハチミツ漬けの作り方と食べ方は?種類と商品一覧も紹介

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

ナッツのハチミツ漬けを食べたことはありますか?風味豊かなハチミツと香ばしいナッツは、なんともいえない贅沢な組み合わせですよね。身近な食材で作れるので、お好みのハチミツとナッツで手作りするのもおすすめです。

この記事では、ナッツのハチミツ漬けの作り方と、ナッツのハチミツ漬けを使った簡単レシピを紹介します。ナッツやハチミツの種類を変えて、たくさん作ってみましょう。

ナッツのハチミツ漬けの効果

ナッツとハチミツは、どちらも体によい食材です。そのためふたつの食材を組み合わせたナッツのハチミツ漬けは、健康や美容にさまざまな効果が期待できます。

たとえば、おなかの調子を整えたいとき、ナッツのハチミツ漬けはおすすめです。ナッツには、腸内環境を整える食物繊維が豊富に含まれています。さらにハチミツに含まれるオリゴ糖やグルコン酸は善玉菌を増やすため、ナッツのハチミツ漬けには整腸作用が期待できます。

また、ナッツのハチミツ漬けは美肌作りにもおすすめ。ナッツに含まれる亜鉛は、肌のターンオーバーを助けます。ナッツに含まれる豊富なビタミンE、ハチミツに含まれるポリフェノールは抗酸化作用をもつ成分です。体に有害な活性酸素を除去して、肌にシミやしわ、たるみができるのを防ぐ効果があります。

体が疲れているときも、ナッツのハチミツ漬けが有効です。ハチミツは、体のエネルギー源になる糖質を豊富に含む食べ物です。ナッツには、糖質をエネルギーに変える働きをサポートするビタミンB1が多く含まれています。したがってナッツのハチミツ漬けを食べると、効率よくエネルギーチャージできるでしょう。

参考:
ハチミツの成分特性|榎本俊樹
グルコン酸のヒト腸内菌叢に及ぼす影響|浅野敏彦、湯浅一博、欅田清彦、寺地務、光岡知足

ハチミツ漬けに合う「ナッツの種類」

ナッツのハチミツ漬けにおすすめのナッツは、次のとおりです。

 

味の特徴

多く含まれる栄養成分

アーモンド

クセがなく香ばしい

たんぱく質、ビタミンE

くるみ

コクと若干の苦味がある

α-リノレン酸、ポリフェノール

ピーカンナッツ

コクがあり食べやすい

リノール酸、α-リノレン酸

カシューナッツ

ほのかな甘みがある

オレイン酸、ビタミンB1

マカダミアナッツ

甘みとコクがある

オレイン酸、パルミトレイン酸

ピスタチオ

かすかな酸味があり濃厚

カリウム、ビタミンB1

ナッツと一言でいっても、さまざまな種類があります。それぞれ味や栄養価に違いがあるため、好みのものを探してみましょう。

ナッツは全般的に脂質が多く、カロリーは高めです。しかし、ナッツに含まれる脂質には健康効果が期待できます。

くるみやピーカンナッツに豊富なα-リノレン酸は、青魚に含まれることで知られるEPAやDHAと同じオメガ3脂肪酸に分類される脂質です。α-リノレン酸は血液中の悪玉コレステロールの減少や、高血圧の改善に効果があることがわかっています。

リノール酸やオレイン酸、パルミトレイン酸は不飽和脂肪酸に分類される脂質です。これらの成分も、悪玉コレステロールの低下に効果が見込めます。

ナッツのハチミツ漬けに使うナッツは、味だけではなく栄養成分でも選んでみてはいかがでしょうか。

参考:
クルミの摂取がLDL-コレステロールを低下|リンクDEダイエット
高度不飽和脂肪酸とオレイン酸の健康栄養機能|竹内弘幸

漬けるナッツに合う「ハチミツの種類」

ハチミツの種類もバラエティー豊かです。主に蜜を採取した花によって、ハチミツの種類は決まります。なかでもナッツのハチミツ漬けにおすすめなのは、香りや味にクセのないハチミツです。

やさしい香りと上品な甘みを楽しめるアカシアやレンゲのハチミツは、ナッツのハチミツ漬けにぴったり。反対に、香りや味が個性的な蕎麦や栗のハチミツ、マヌカハニーなどはナッツの風味が負けてしまうため、あまりおすすめできません。

市販されているナッツのハチミツ漬けは、アカシアハチミツを使ったものがほとんどです。好みのハチミツを使ったナッツのハチミツ漬けを食べたい方は、手作りに挑戦してみてくださいね。

ナッツのメープルシロップ漬けもおすすめ?

ナッツはメープルシロップに漬けてもよいです。メープルシロップの原材料は、カエデの木から採取した樹液です。ハチミツよりもさらさらしており、あっさりとした甘みと香ばしさのある強い香りが特徴です。

ナッツのメープルシロップ漬けもおいしく食べられます。好みによって使い分けたり、ハチミツとメープルシロップをブレンドしてナッツを漬けたりするのもおすすめです。

【基本】ナッツのハチミツ漬けの作り方

ナッツのハチミツ漬けは簡単に作れます。作り方は、瓶に好みのナッツを適量入れて、ナッツが浸るまでハチミツを加えるだけ。常温で3日程度置くと、おいしく食べられます。

ナッツのハチミツ漬けの容器は、清潔なものを使いましょう。できれば、煮沸消毒してよく乾かした瓶が無難です。

漬け込んでいる間にナッツが浮いてきたら、瓶を逆さまにしましょう。すぐ食べ切るのであれば、ジップロックのようなジッパー付き保存袋で作ってもかまいません。袋の中の空気を抜いて封をすれば、ナッツが均一に浸かりますよ。

ナッツのハチミツ漬けがまずい……そんなときの対処法は?

ナッツのハチミツ漬けがまずいと感じたときは、ナッツやハチミツが好みと合わなかった可能性があります。好みのナッツやハチミツを使った商品を探したり、自分で手作りしたりしましょう。

ナッツの歯ごたえが好きな方は、漬け込み過ぎて柔らかくなったナッツをまずく感じるかもしれません。市販のものは、長期間漬け込まれている可能性があります。

自分で作って早めに食べ切ると、ナッツの食感を損なうことなくおいしく味わえますよ。

【アレンジ】ナッツのハチミツ漬けの作り方

ナッツのハチミツ漬けは、基本の作り方以外のアレンジも楽しめます。

漬け込む前にナッツをオーブンで数分、加熱してみると、ナッツに香ばしい風味がプラスされます。フライパンで乾煎りする場合は、焦げ付かないように揺すりながら加熱しましょう。

また、スパイスを追加するアレンジもおいしく食べることができます。作り方は、ナッツを漬け込むときにスパイスを加えるだけ。黒胡椒をプラスすると、ほんのり刺激的な味になります。クミンを加えるとエスニックな風味に。シナモンやクローブなど、さまざまなスパイスを試してみましょう。

ほかには、レーズンやクランベリー、あんずなどのドライフルーツをナッツと一緒に漬け込むのもおすすめです。

【簡単レシピ】ナッツのハチミツ漬けの使い方

ここからは、ナッツのハチミツ漬けを活用したレシピを紹介します。

クリームチーズ×ナッツのハチミツ漬け

爽やかな酸味とミルクの風味が特徴的なクリームチーズと、ナッツのハチミツ漬けは好相性。切り分けたクリームチーズにかける以外にも、チーズとナッツのハチミツ漬けを混ぜ合わせてもよいでしょう。

カマンベールチーズ×ナッツのハチミツ漬け

クリーミーで塩気のあるカマンベールチーズと、甘くて香ばしいナッツのハチミツ漬けは、手が止まらなくなる組み合わせです。クラッカーやバゲットにのせるだけで、おもてなしにも使えるおしゃれな一品が完成します。

ブルーチーズ×ナッツのハチミツ漬け

ナッツのハチミツ漬けは、ブルーチーズの強い塩気や独特な風味をまろやかにします。ブルーチーズが苦手な方も、ナッツのハチミツ漬けを合わせると食べられるかもしれません。

ヨーグルト×ナッツのハチミツ漬け

ヨーグルトにナッツのハチミツ漬けをかけると、味はもちろん、食べごたえもアップします。手軽に作れるので、朝食やおやつにおすすめです。ヨーグルトには乳酸菌の整腸作用があるので、おなかにやさしい組み合わせともいえます。

味噌×ナッツのハチミツ漬け

味噌とナッツのハチミツ漬けは、やみつきになること必至の組み合わせです。味噌に塩気があるので、そのままお茶請けやお酒のおつまみになります。ご飯のお供にしたり、トーストにのせたりしてもおいしく食べられますよ。

塩×ナッツのハチミツ漬け

ナッツのハチミツ漬けに少量の塩をかけると、ハチミツの甘みが引き立ちます。ナッツのハチミツ漬けをかけたトーストやヨーグルト、果物などにも塩を振ると、おいしさがワンランクアップするでしょう。

オリーブオイル×ナッツのハチミツ漬け

ナッツのハチミツ漬けにオリーブオイルを少量たらしてみましょう。爽やかな風味が加わり、意外なおいしさに驚くはず。トーストやバゲット、ヨーグルトなど、さまざまな食材で試してくださいね。

【FAQ】ナッツのハチミツ漬けに関するよくある質問

ここからは、ナッツのハチミツ漬けについてよく寄せられる質問に回答します。

ナッツのハチミツ漬けの保存方法は?冷蔵庫でOK?

ナッツのハチミツ漬けは常温保存でかまいません。高温多湿になる場所、直射日光が当たる場所は避けましょう。温度が低いとハチミツが結晶化して固まる可能性があるので、冷蔵庫での保存はおすすめしません。

ナッツのハチミツ漬けは日持ちする?

ハチミツは保存性が高いため、ナッツのハチミツ漬けは1年ほど保存できます。しかし一度開封したら、早めに食べ切りましょう。ナッツのハチミツ漬けを取り出す際は清潔なスプーンを使い、雑菌が混入しないようにすることも大切です。

ナッツのハチミツ漬けの食べ頃はいつ?

手作りしたナッツのハチミツ漬けは、3日ほど置くとナッツとハチミツがなじんでおいしく食べられます。1カ月ほど経てばナッツにハチミツがしみ込み、奥深い味わいになるでしょう。

ナッツのハチミツ漬けのカロリー

ナッツのハチミツ漬けはカロリーが高いので、食べすぎに注意が必要です。ハチミツのカロリーは10g当たり約30kcal。ナッツは種類によりますが、10g当たり60〜70kcal程度です。たくさん食べると、カロリーオーバーしてしまうでしょう。ナッツのハチミツ漬けは少量ずつ食べてくださいね。

参考:日本食品標準成分表 2020年版(八訂)|文部科学省

ナッツのハチミツ漬けが柔らかい……食べて大丈夫?

ナッツが柔らかくても劣化しているわけではないため、食べてかまいません。漬け込んでから時間が経つと、ハチミツがしみ込んでナッツが柔らかくなります。固いナッツが好みであれば、漬け込んでから1週間程度で食べるとよいでしょう。

ナッツのハチミツ漬けのハチミツは継ぎ足してもよい?

ナッツのハチミツ漬けにハチミツを継ぎ足すことは、衛生的におすすめできません

ナッツはハチミツほど保存性が高くありません。そのため、残ったナッツにハチミツを継ぎ足すと、傷んだりカビが生えたりするおそれがあります。ハチミツは継ぎ足さず、新しくナッツのハチミツ漬けを作るようにしましょう。

おいしいナッツのハチミツ漬けを作るなら「みつばちのーと」の国産純粋ハチミツで◎

ナッツのハチミツ漬けは、ナッツの香ばしさや食感と、ハチミツの豊かな風味を一緒に楽しめる贅沢な食べ物です。ナッツとハチミツの健康効果を同時に得られることも魅力ですね。簡単に作れるので、好みのナッツとハチミツをそろえて手作りに挑戦してみましょう。

みつばちのーと」では、静岡県伊豆半島で採取された安心安全な国産ハチミツを取り扱っています。混ぜものや加熱処理されていない純粋ハチミツなので、ハチミツ本来の風味や栄養価がそのまま残っています。

ぜひおいしくて良質なハチミツを使って、さまざまな食べ方でナッツのハチミツ漬けを楽しんでくださいね。

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