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2021/2/24

春の養蜂シーズン到来~養蜂家は刺されて強くなる~

大須賀 将

こんにちは
みつばちのーとのマサルです。

2月に入りポカポカ陽気の日が
多くなりましたね。

養蜂家見習いとして
入社4ヶ月が過ぎました。

ゼロからのスタートだった養蜂の世界。

ミツバチと秋から冬を過ごし
いよいよ本格的なシーズンへ突入です。

養蜂場の周りがにぎやかです。

紅白の梅が咲き誇り、
辺りにふわ~っといい香りが漂います。

そこへミツバチたちが集まり
蜜を吸ってるんですよね~

「いよいよ春の養蜂シーズンが来たなあ。」
今日は初めての単独作業なので気合が入ります。

この日の作業は砂糖水の配給。

「春になりましたよ~」
とミツバチたちの活動を促す
合図のようなものです。

巣箱の蓋を開けると、
ミツバチたちは急に開けられたことに
ビックリした様子。

作業する私にぶわ~ん。

一斉に飛び出して来ました!!

「え?エサをあげたいのに、
これではあげられないよ~」

一匹、二匹と私の足にグサリと針を刺し、
その後も次々と攻撃の手を緩めません。

目を刺されたときには「痛い!」
と悲鳴をあげて逃げました。

抜こうとしてもピョンと抜けないのです。

針には返しがあるので弾くといいみたいなのですが、
抜けているのか、残ったままか??

そうこうして、ようやく
作業が終わりほっとしました(大汗)

帰り際、車のミラーで自分の顔を確認すると
「わ~お、腫れている」

ミツバチに刺されると最初は痛いのですが、
あとで痒さがきます。

さすがに7箇所の痛さと痒さにガマンできず、
後日病院へ。

家に帰りクスリを処方したものの改善しません。

お風呂に入るとその痒さに
「かゆい!!!!!!!!!」

待てよ、養蜂家は刺されて強くなるんだ!

このくらいガマンしなくては!
……でも痒い!

しらべて見ると、虫刺されには
「アロエ」の液体を患部に刷り込むといいらしいとか。

「アロエ」の成分には
痛みを鎮静させる物質が
含まれているようです。

そういえば、
子供の頃やけどをしたときに
親がアロエを患部に塗ってくれた記憶があります。
なんでも古代エジプト人は
アロエをクスリの代わりに使ってきたようです。

試しにと近所の某場所から調達。

せっせと塗り続けていると、
有り難いことに痒さがひいてきたか?!

気分的に安心感を得たような??

そもそもミツバチはなぜ人を刺すのでしょう?

それは大切な仲間を外敵から守るためなんですが、

こんなときに刺すことが多いとあります。

○前日に飲んだお酒の匂い、香水のかおりが残っている

○巣箱を揺らしてしまった

○黒っぽい服装をしていた

○動作がが大きくなった

○風が強い日だった

○曇りの日だった

○気温が低い

○ミツバチたちの午後のオフタイムに作業した

ミツバチは一度刺すと、死んでしまいます。
すると、
フェロモンを出し
仲間に知らせ
更に危険な存在を知らせるようです。

確かに一度に複数刺されることが多いような気がします。

自分の命と引換えに仲間を守ろうとする。
それほど家族愛が強い生物なんですね。

匂い、音に敏感なミツバチ。

わたしの場合、前日に飲んだお酒の匂いがあやしいです(汗)

身を持ってミツバチを知る。

ミツバチたちに優しく接してもらえるその日まで
試練の日々が続きます。

                        マサル

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養蜂家
大須賀 将 masaru osuga
元料理人。1次生産者としての農的な暮らしへ憧れ、2020年10月から養蜂家として新たな人生をスタート。

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