2025/5/23
“とりあえず行ってみる?”が正解の日

こんにちは、みつばちのーとのオオスガです。
すっかり初夏の陽気になりましたね。気持ち良い季節になるとつい頑張って出かけたくなります。
今日はそんな一日のお話です。
■新茶の季節に誘われて
先月、伊豆・韮山にあるお茶摘み体験に行ってきました。
新茶の季節がやってきたものの、中学生になった息子が忙しく、なかなか気軽なお出かけができずにいました。
そんな中、調べてみると、思いのほか近くにお茶摘み体験ができる場所を発見。
「おもしろそう~ちょっとだけ摘んで帰えってこよう」と軽い気持ちで向かいました。
■思ってた以上の茶摘み体験
ただちょっとお茶を摘むだけのつもりが、まさかの“茶娘スタイル”に着替える本格派!
大人も子どもも、男性も女性も、みんなおそろいの茶娘スタイル。
息子は男子ながら着付けモデルに選ばれ、にやにやしながら着替える姿に笑いがこぼれました。
この日はカラッと気持ち良い初夏の晴天。
遠くには雪帽子をかぶった富士山がくっきりと見え、お茶畑の新緑が目に眩しい。
風が心地よく、まさに最高の茶摘み日和。
「上の新芽3枚をとってくださいね」とスタッフの方に教わり、あとは無心で茶葉を摘む時間。
きれいに並んだ茶畑を見ながら、「かごいっぱい摘んで帰るぞ!」と意気込んだけれど、なかなかいっぱいにはならず…。
それでも陽ざしを浴びてきらきらと輝く茶葉がとても美しく、「摘んでいいよ」と語りかけてくるようでした。
実は、私の実家の前にも祖母が育てていたお茶の木がありました。
農家だった祖母と一緒に、5月になると家族みんなでかごを持って茶摘みをしていました。
摘み終わると倉庫いっぱいに広げられた茶葉の香りに包まれたあの時間。
懐かしい思い出が、茶畑での一瞬とつながりました。
■自宅で煎茶作りに挑戦!
摘んできた茶葉を自宅に持ち帰り、さっそく煎茶作りに挑戦!
お店の方に教わった方法を参考に、ホットプレートを使っての“手揉み製茶”。
茶葉を低温で温め、取り出してやさしく揉み、また温めて……の繰り返し。
正直、思った以上に根気が必要な作業。
「えっ、これが本当にお茶になるの?」と疑いつつも、部屋いっぱいに広がるお茶の香りに癒されながら、気づけば夕方。
ようやく完成!!正直、めっちゃ疲れました。
待ちに待った“自家製新茶”。
60℃ほどのお湯で淹れ、湯呑みもあたためて、丁寧に一杯。
まず香りがふわっと広がり、一口飲むとまろやかでやさしい味わい。
「おいし〜!」と、家族みんなで感動。
猫舌の私は普段あまりお茶を飲まないのですが、この新茶は別。すっかり虜になってしまいました。
■全部がんばらなくてもいい毎日
翌日は、私の誕生日。
息子が焼いてくれたケーキを囲んで、自家製新茶をいただきました。
甘いものとも相性ばっちり。何度も飲みたくなる、そんなやさしいお茶でした。
天気がよかったから、洗濯もしたい、掃除もしなくちゃなんて、思っていましたが、
今しかできないことを、今だからこそ体験できた——
ただの「お茶摘み体験」ではなく、心に深く残る特別な一日となりました。
自然の恵み、家族とのかけがえのない時間、そして祖母の記憶。
新茶の香りに包まれながら、心がふんわりと温まる春のひとときでした。
忙しい毎日だからこそ、立ち止まって味わいたい瞬間があります。
全部がんばらなくてもいい。
できるときに、できることを、ちょっと楽しく。
そんなふうに、日々を重ねていけたらいいなと思います。
この日の写真を、生成AIで「ジブリ風のイラストにして」とお願いしてみたら、想像以上にジブリでびっくり!
エプロンの文字が日本語ではないけど…
まるであの日の茶畑が映画のワンシーンになったようで、さらに心がほころびました。
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