2023/11/27
余ったハチミツの使い道!利活用のポイントや大量消費レシピも紹介
ハチミツはパンやヨーグルトにかける以外にも、さまざまな用途に使える食材です。
この記事では、余りがちなハチミツの使い道を紹介します。食べ物に使うこと以外の、ハチミツの意外な用途も登場します。
ハチミツが余ってもったいないと感じている方は、いつもとは違う使い方を試して、ハチミツをおいしくじょうずに使い切ってみませんか?
ハチミツの使い道を大まかに分けてみよう
ハチミツが余りがちな方は、いつも同じ用途で使っていませんか?
ハチミツの活用方法は、大きく3つに分けられます。これまで意識していなかった使い方を知り、ハチミツの消費に活かしましょう。
食べ物にかける・調味料として利用する
ハチミツを、トーストやヨーグルトにかけて食べている方は多いでしょう。食べ物にかけるなら、チーズや焼き芋、りんごやグレープフルーツなどの果物もおすすめです。
肉や魚をハチミツに漬けてから焼くと、ジューシーに仕上がります。これは、ハチミツの特性である保水作用により、肉や魚の水分が失われにくくなるためです。
砂糖やみりんの代わりにハチミツを使い、煮物や照り焼きを作るのもよいですね。コクのある甘みが加わり、照りも出て美しく仕上がります。
また、ご飯を炊くときに少量のハチミツを加えると、新米のようにつややかに炊き上がりますよ。
飲み物に混ぜる
コーヒーや紅茶に砂糖を入れるように、ハチミツを加えてみましょう。ハチミツのコクと風味がプラスされて、深みのある味わいになります。
また、温かい牛乳に加えると夜のリラックスタイムにぴったりなドリンクになりますよ。
ハチミツとお酒の相性にも注目です。ウイスキーに加えると、クセが強くて個性的な味わいがまろやかになり、飲みやすい味に変わります。ハチミツを使ったカクテルは親しみやすい甘みがあるため、お酒に不慣れな方にも人気です。
食べる以外で利用する(美味しくないときにおすすめ)
味や香りのクセが強かったり、好みの味ではなかったりして、食べられずに余っているハチミツはありませんか?
アカシアやレンゲのようにやさしい香りで食べやすいハチミツがあれば、ソバやクリのように個性的な味や香りを持つものもあります。
ハチミツにはさまざまな種類があるため、人によっては苦手に感じるものがあるかもしれません。
食べづらいハチミツは、飲食以外の用途で消費するのがおすすめです。
乾燥した肌や髪のパックに使うと、ハチミツの高い保湿性により、しっとりうるおうでしょう。湯船のお湯に加えると、全身の保湿もできます。
【食べ物編】ハチミツの使い道(消費レシピ)
ここからは、ハチミツを消費できるおすすめのレシピを紹介します。使い道に困っているハチミツを、おいしく使い切りましょう。
ハチミツをかけるだけでおいしいもの
ハチミツをかけるだけでよりおいしくなるおすすめの食材は、チーズです。
とくに、ブルーチーズとハチミツの相性は抜群。
ブルーチーズは香りにクセがあり、塩味が強いという特徴があります。しかし、ハチミツをかけると個性的な香りや塩気がマイルドになり、食べやすくなります。
チーズの塩味とハチミツの甘味が、クセになってしまう方も少なくありません。
焼いたカマンベールチーズとハチミツも、試してほしい組み合わせです。
加熱されてとろけたカマンベールにハチミツがからみ、贅沢な味わいになるでしょう。さらにカリッと焼いたベーコンを添えたり、粗びき黒こしょうをかけたりすると、お酒のおつまみにぴったりの一品になります。
料理に活用しておいしく消費
ハチミツを鶏の照り焼きに使うと、仕上がりにツヤが出ます。
- 鶏もも肉1枚の余分な脂を取り除き、小麦粉をまぶす
- フライパンにサラダ油を引いて熱し、鶏肉を皮目から入れて両面をこんがり焼く
- ハチミツ・醤油・酒各大さじ1を混ぜ合わせたタレを加えて、鶏肉に絡めて完成
醤油とハチミツの甘辛い味わいで、ご飯が進む一品です。
厚切りの豚肉をやわらかくソテーするには、ハチミツに漬け込むのがおすすめです。ここでは、豚肉のはちみつ味噌漬け焼きを紹介します。
- ソテー用の豚肉2枚の筋を切る
- ハチミツ・味噌各大さじ2、すりおろしにんにく1片分をポリ袋に混ぜ合わせ、豚肉を入れて一晩漬け込む
- 漬けだれを軽く拭い取ってから油を引いたフライパンで焼く
ジューシーな豚肉のソテーの完成です。
ハチミツの大量消費アイデア
ハチミツを大量消費するなら「ハチミツ漬け」がおすすめです。レモンのハチミツ漬けがよく知られていますが、金柑などほかの柑橘類でもおいしく作れます。
金柑でハチミツ漬けを作る場合の工程を紹介します。
- 竹串でヘタを取り除き、皮に数カ所穴を開ける
- 鍋に湯を沸かして金柑を一度ゆでこぼし、水気をペーパータオルで拭き取る。
- 半分にカットして種を取り除いたら清潔な容器に移し、金柑と同量のハチミツを加える。ふたをして冷蔵庫に1日置けば完成
ハチミツに漬けた金柑はそのまま食べるほか、トーストやヨーグルトにかけたり、お湯で割ってドリンクにしたりしても楽しめます。パウンドケーキなどお菓子の材料に使うのもよいでしょう。
【飲み物編】ハチミツの使い道(消費レシピ)
飲み物に加えると、ハチミツをより手軽に消費できますね。ここからは、ハチミツを消費できるおすすめのドリンクレシピを紹介します。
ハチミツ白湯で体調を整える
「ハチミツ白湯」は、ハチミツとお湯だけで作れる飲み物です。味のない白湯は苦手という方でも、ほんのり甘みのあるハチミツ白湯であれば飲みやすく感じるでしょう。
沸かしたお湯の温度が50〜60度に下がったら、ハチミツを大さじ2分の1程度加えて溶かします。
白湯が内臓から体を温めるため、腸の運動が活発になり排便が促されます。さらにハチミツに含まれるオリゴ糖やグルコン酸の相乗効果で、腸内環境が整えられるでしょう。
ハチミツには、保湿作用や抗菌作用があります。そのためハチミツ白湯は、のどの乾燥を予防し、風邪などのウイルスがのどの粘膜から全身へ広がるのを防いでくれるでしょう。
(出典:
ハチミツの成分特性|榎本俊樹
オリゴ糖|厚生労働省 e-ヘルスネット
グルコン酸のヒト腸内菌叢に及ぼす影響|浅野敏彦、湯浅一博、欅田清彦、寺地務、光岡知足
ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用|ストイッチュ・マルコ、木村 澄)
ハチミツホットミルクでリラックス
ハチミツ入りのホットミルクは、やさしい甘みと温かさでリラックスできるため、就寝前に飲むと安眠効果が期待できます。
カップ1杯のミルクに、大さじ1程度のハチミツを加えます。電子レンジで1分ほど加熱したら、よく混ぜてハチミツを溶かしましょう。
ハチミツ入りホットミルクは、お好みでアレンジも可能です。
少量のバニラエッセンスやシナモンパウダーを加えると、贅沢な香りを楽しめます。すりおろしたしょうがを加えると、体がより温まるでしょう。
牛乳ではなく、豆乳やアーモンドミルクで作るのもおすすめです。
食べる以外のハチミツの意外な使い道
さまざまな効能を持つハチミツは、食べる以外の用途にも使えます。ここで紹介する使い道を参考にして、味が好みでないハチミツも有効活用しましょう。
ハチミツパックで肌と髪を集中ケア
ハチミツで肌をパックすると、保湿効果が期待できます。
化粧などを落として清潔にした肌に、小さじ1〜大さじ1程度のハチミツを塗り広げます。上からラップで覆って5〜10分ほど置いたら、ぬるま湯で洗い流しましょう。
肌だけではなく、髪の毛もハチミツパックでケアできます。
シャンプーをする前に、髪を湯ですすいで水気を軽く取ります。大さじ3程度のハチミツを髪や頭皮になじませたら、ホットタオルで髪と頭を包んで15〜20分ほど置きましょう。ハチミツを湯で洗い流したら、いつもどおり洗髪します。
ハチミツパックをすると頭皮が乾燥しにくくなり、髪がまとまりやすくなる効果が期待できます。
LINK
ハチミツは肌に良い?悪い?保湿などの効果効能とデメリットを紹介
ハチミツの入浴剤で全身しっとり
湯をためた浴槽に大さじ2〜3杯程度のハチミツを加えると、贅沢な入浴剤になります。
お風呂にハチミツを入れるとべたつきそう、と思うかもしれませんが、上記ほどの量であれば心配はありません。
ハチミツ湯にゆっくり浸かれば、お風呂上がりには全身の肌がしっとりしているはずです。
切り傷や火傷の治療に
ちょっとした切り傷や火傷の治療にも、ハチミツがおすすめです。
ハチミツには、消毒薬の殺菌成分でもある「過酸化水素」がわずかながら含まれています。過酸化水素には細胞の増殖を促す作用もあるため、ハチミツを塗ると傷の治りが早く、傷跡も残りにくくなります。
方法は、傷口や火傷した箇所を清潔にして、ガーゼ部分にハチミツを塗った絆創膏を貼るだけです。火傷の場合は、患部をよく冷やしてからハチミツで処置しましょう。
(出典:
ハチミツの持つ抗菌作用とその養蜂における応用|ストイッチュ・マルコ、木村 澄
医療におけるハチミツの復権|P.C.Molan)
ハチミツを最後まで使い切れない……。そもそも賞味期限は?
ハチミツが使い切れなくて困っている方は、ハチミツの賞味期限が切れて、傷んで食べられなくなると心配なのではないでしょうか。
実は、ハチミツは保存性がとても高く、かなりの長期保存が可能です。
ハチミツは水分が少なく糖度が高いことに加えて、強い抗菌作用があります。そのため雑菌が繁殖しにくく、適切に保存できていれば腐ったり傷んだりしにくい食べ物なのです。
食品には賞味期限を記載することが法律で義務付けられており、ハチミツの賞味期限は各メーカーで1〜3年を目安に設定されています。
しかし賞味期限を過ぎたハチミツでも、状態がよければ問題なく食べられます。
ハチミツは開封前はもちろん、開封後も基本的に常温で保存しましょう。
封を開けたら冷蔵庫に入れたくなりますが、低温で保存すると結晶化して、ハチミツが白く固まってしまいます。開封したハチミツは、直射日光が当たらない戸棚の中などに置いておきましょう。
さらにハチミツを瓶から取り出すときは清潔なスプーンを使用し、容器のふちやふたも衛生を保つように心掛ければ、長期間品質を保てます。
(出典:ハチミツQ&A|一般社団法人 日本養蜂協会)
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ハチミツは賞味期限切れでも食べられる?保存期間の目安や保存方法を紹介
ハチミツは焦って消費しなくてOK!いつも余る……という方は小分けタイプがおすすめ◎
ハチミツはおいしいだけではなく、保湿作用や抗菌作用などの効能があるため、さまざまな用途に使用できます。
しかし加熱処理されていたり、水飴などの混ぜものが加えられていたりするハチミツは、これらの効果が期待できません。加えて傷みやすいため、開封後は早めに使い切る必要があります。
加熱処理や混ぜものがされていない「純粋ハチミツ」であれば、ハチミツ本来の効果が期待できます。
おいしくて高品質な純粋ハチミツを購入するなら「みつばちのーと」がおすすめです。みつばちのーとで取り扱っているハチミツはすべて、静岡県伊豆半島で作られた純粋ハチミツです。
さらに300gや600g入りの大容量の瓶タイプから、小さじ1杯分が小分けになったスティックタイプまで、さまざまな容量のハチミツがそろっています。
容量が大きな商品のほうが、コスパがよいと思うかもしれません。しかし、少量の商品はフレッシュなうちに使い切れて、さまざまな味を試せるメリットがあります。
ハチミツを余らせたくない方、消費するペースに合わせて適切な容量のものを選びたい方は、みつばちのーとのハチミツも候補に加えてみてくださいね。
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