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2019/7/29

疲れた時ハチミツがいいって本当??

田中 章雄

みつばちのーと代表の田中章雄です。

『疲れた時のエネルギー補給にハチミツがいい』
っていう話聞いたことありませんか?

今日は、
「疲れた時にハチミツって本当にいいのか?」
という事について考えてみたいと思います。

 

ハチミツは分解の必要ない『糖』

ハチミツには約190種類の栄養素が含まれていると言われております。

その中でも大部分(約8割)を占めるのが
『糖質』です。

糖質といってもいろんな種類があるのは
ご存知ですか?

大きく分けると3つに分類できるようです。

 

・単糖類

体に吸収される状態の糖質。
糖質として最小の単位。

単糖類に属する『ブドウ糖』
血液に吸収されると
体のエネルギー源として使われる。

そのほかにも『果糖』
『ガラクトース』も単糖類。

体に吸収されるための分解が必要ない糖。

(代表的な食材:ハチミツ、果物など)

 

・二糖類

単糖が2つ結合した状態。
砂糖やサトウキビに代表される『ショ糖』
牛乳や母乳に含まれる『乳糖』
麦芽や甘酒や水飴に含まれる
『麦芽糖』などがある。

小腸の消化酵素で分解されて、
小腸で吸収される。

(代表的な食材:砂糖、牛乳、母乳、麦芽、水あめ、人工甘味料など)

 

・多糖類

3つ以上の単糖分子が結合した状態の糖。
体に吸収されるまでに
段階的に消化酵素で分解されてから
体内に取り込まれる。

私たちが食事から一番多く摂取する糖質は、
穀類やパン、イモ類などに含まれる
『でんぷん』です。

(代表的な食材:米、パン、パスタ、麺類、イモ類など)

※(参照:渡邊昌(2016)『運動・からだ図解 栄養学の基本』マイナビ出版)

 

ちょっと難しいかもしれませんが
(私は理解するのに年月がかかりました)、
この点だけご理解ください。

「ハチミツは分解する必要がない、すぐに体に吸収される糖なんだな」
っと。

 

単糖類はすぐに吸収される

多糖類や二糖類は、
まず消化酵素にて分解する必要があります。

 

口腔十二指腸にて
『多糖類』は『二糖類』へ、

小腸にて『二糖類』は
『単糖類』へ分解されます。

そして最終的に、
小腸にて『単糖類』は
体内へ吸収されます。

『多糖類』や『二糖類』は
分解が必要な分、
体内に吸収されるまで時間がかかります。

一方、『単糖類』は
分解する必要がないので、
すぐに体に吸収されます。

個体状の糖を摂取するのか、
液体状の糖を摂取するのかによっても
吸収される速度が変わるようですが、

それぞれの糖を摂取してから
体内に吸収されるまでの時間の目安は、

・単糖類・・・20分〜30分程度
・二糖類・・・1時間〜2時間程度
・多糖類・・・2時間〜4時間程度

と吸収までに必要な時間が変わってきます。

 

ハチミツはなんで『単糖類』なの?

ミツバチが花から集めてきた蜜を
『花蜜』と言います。

『花蜜』=『ハチミツ』と
勘違いされることが多いのですが、

『花蜜』と『ハチミツ』は
別の状態のものとなります。

ミツバチが集めてきた『花蜜』は
『ショ糖』(二糖類)の状態です。

外勤バチが集めてきた『花蜜』は、
巣箱の中で働いている
内勤バチに口移しで渡されます。

内勤バチは『花蜜』を受け取ると、
体内の消化酵素にて『ブドウ糖』『果糖』
の状態に分解してから巣箱に貯めます

 

なんでミツバチは
わざわざ分解してから
巣箱に貯めるのでしょうか?

ミツバチはハチミツを
エネルギー源として生活しています。

飛行するとき
すぐにエネルギーとして
使えるようにだったり、

ハチミツを消費して
すぐに筋肉を震わせて、
その筋肉が発した熱によって
巣箱の温度を保ったりするのに

すぐにエネルギーとして
使える状態であることが
必要になるからです。

ミツバチの生活上、
単糖類の状態に分解してから
貯めておくという事が
理にかなっているんですね。

 

ハチミツを食べるメリット

ミツバチがすぐに吸収できる状態に
分解してくれているハチミツ。

そのハチミツを食べる事で
こんなメリットがあります。

1.すぐにエネルギーとして使える

ハチミツは『ブドウ糖』と『果糖』が
多く含まれているため、
分解・消化の必要がなく
エネルギーとして使う事ができます。

・仕事で脳が疲れた時の栄養補給
・寝起きで体にエネルギー補給が必要な時
・運動前や運動中にエネルギー補給が必要な時
・就寝前のエネルギー補給

という時にもぴったりです。

2.内臓へのダメージが少ない

ハチミツは単糖類のため、
体内での分解が必要ないので
胃腸への負担になりません。

エネルギー源がたくさん必要な方や
普段から健康に気を使う方にとって
メリットになると思います。

内臓への負荷が低いと
体が疲れにくくなるようです。

 

疲れた時にハチミツがいいのは、すぐにエネルギーになるから

難しいことを並べましたが、
ハチミツが疲れた時に
食べるといいと言われるのは、

ミツバチの働きによって
すぐに体内に吸収されて
エネルギー源となるから。

ミツバチの習性が
理にかなっている恩恵を
受けれるわけですね。

 

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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