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2019/5/11

私が好きなあの花が咲き始めました♪

田中 章雄

From:田中章雄

こんにちは。
みつばちのーと田中章雄です。

最近バタバタしていて、
ブログがかなり久しぶりになりました。

この時期は、
養蜂家が一番忙しくなる季節です。

しかも、私が一番好きな、
伊豆に移住することを決めた、
あの花が咲く時期です。

そう!
みかんの花です。

去年は花全体が
1〜2週間ぐらい咲くのが早い、
ちょっと異常な年でした。

今年はGW後半ぐらいから
ちょっとずつ咲き始めた感じなので、
例年通りな感じです。

まだポツポツ咲き始めた感じで、
本咲はこれからな感じですかね。

 

先日はみかんの花が咲き始めたので、
巣箱の中にちょっとだけ貯まっていた、
桜などがメインのハチミツを採蜜しました。

この採蜜をしないと、
桜とか他の花の蜜が
みかんの蜜と混ざってしまい、

あのキレのある
みかんのハチミツ
でなくなってしまうのです。

作業している間は、
どうしてもバタバタしていたり、
手に蜜がついたりして
ベトベトしてしまうので、
ついつい写真を撮り忘れてしまいます。

で、事務所帰ってきてから
糖度を測りました。

81.3%という
なかなかいい数値が出ました♪

 

糖度は大切な指標

この糖度というのは、
「ハチミツ」と呼べるかどうかの
一つの大きな指標です。

厳密にいうと、
ハチミツと言うためには、
『20℃の時に、水分量が22%以下でないといけない』
と言う基準があります。

ハチミツは
ほぼほぼ水分糖質
構成されているので、
糖度計で糖度を測って
水分量を計算することが多いです。

ミツバチが花から蜜を集めてきた時点では、
花によってバラツキはありますが、
40%〜70%は水分と言われております。

そのシャバシャバな状態の蜜
(「花蜜」と言います)を
ミツバチが巣に持って帰ってきて、
巣箱の内部で徐々に水分を飛ばして、

水分量が22%以下になったら
ハチミツって呼ぶことができます。

詳しくは前ブログ書いているので、
よかったら読んでください。
小さじ一杯のハチミツ ーミツバチが一生で集めてくる蜜量ー

 

なんでミツバチは水分を飛ばすの?

蝶々とかアブとかハエとかも
蜜を吸いますよね。

スズメバチやアシナガバチなんかも
花の蜜を吸います。

でもミツバチみたいに蜜を貯めません
そのまま消費されてしまいます。

ミツバチはなんで
わざわざ水分を飛ばして
蜜を貯めるのでしょうか?

ざっくり言うと、
水分を飛ばすことによって
微生物の繁殖を防ぎ、
発酵しないようにするため
です。

一年間のうちに
ミツバチが蜜を蓄えられるだけの
蜜を流蜜する花が
咲く時期は限られてます。

その蜜が流蜜している間に、
花の少ない秋や冬にも
ミツバチの家族たちが餓死しないよう

エネルギー源を確保するため
花蜜を一生懸命集めてきます。

でも水分量が多い花蜜
そのままの状態で保管していると、

せっかく貴重な栄養源で
ある糖質が酵母に使われて
アルコールが生成されてしまい

ミツバチの為の糖質が
減ってしまいます。

そうなると、
せっかく集めた蜜が
ミツバチのエネルギー源として
利用できなくなってしまいます。

そのようにならないように、
ミツバチは水分量を下げることによって
長期保存できるように
進化さえてきたようです。

そのミツバチの習性が
私たちが普段食べているハチミツを
生み出しているんです。

 

そういえば、
糖度が高いハチミツは
空気中の水分を吸ってしまうので、

ハチミツを使わない時は
しっかりとキャップを閉めて
保管するようにしてくださいね。

 

今年の”みかんの雫”はどうなるでしょうか。

毎年、正直・・・
みかんのハチミツが
採れるかどうかドキドキです。

天候や花の流蜜状態、ミツバチの状態など
私たちにコントロールできない要因で
蜜が採れるかどうかが変わってきます。

なので、これからのみかんの花が咲いている
10日間〜2週間の間で
どれだけ蜜が貯まるのか・・・

ドキドキです。

 

ただ、去年かなりダニに
やられてミツバチが減ってしまった事、

そして多分ですが、
農薬の影響のような症状で、
春にミツバチが
減ってしまった蜂場がある事などから、

あまり多くの収量は見込めないと思ってます。

ダニも農薬も私の対応力のなさ、
技術力のなさが原因なので、
反省してばかりです。

去年は、販売開始後1ヶ月で
完売してしまい、
ご迷惑をおかけしましたが、

今年も採蜜できたとしても
同じような収量になってしまう
のではないかなと思っております。

とにかく、
これから10日間〜2週間の
みかんの花が咲いている間に、
天候に恵まれて
ミツバチが一生懸命に
蜜を集めてきてくれることを願います。

そして、”みかんの雫”が採れたら
またご連絡させて頂きますね。


PS
今、デザイナーさんに
私たちのハチミツカタログを
作成してもらってます。

複数案を頂いて、
「やっぱりプロのデザイナーさんはすごいなー」
って感動しました。

表紙のデザイン案を
やっと2つまでに
絞り込んだのですが、

どっちがいいか悩んでます。

よかったら、
どっちがいいかアドバイス頂けませんか?

大きさはA6サイズ
(A4を四つ折りしたサイズ)です。

下のURLからあなたの声を聞かせてください。
https://jp.surveymonkey.com/r/DM67BJK

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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