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2019/9/8

養蜂家の息子と娘の夏休み

田中 章雄

こんにちは。
みつばちのーと代表の田中です。

かなり久しぶりのブログとなってしましました。

最近は朝晩は秋の様子がちょっとずつ漂ってきましたが、まだまだ日中は暑いですね。

私は今、大阪のホテルでこのブログを書いてますが、今日の夜には伊豆あたりに台風が来るようです。

無事帰れればいいのですが。。。

 

夏はしんどい・・・

毎年思うのですが、やっぱり夏はしんどい。
暑さというのは、体力をかなり奪いますね。

私はミツバチの管理をする時、つなぎに、長靴に、ゴム手袋と面布という格好で作業をしています。
(ベテランの方は半袖、素手なんかでやってる方もいらっしゃいますが。)

この格好って顔しか出てないんですよね。

だから暑い!!

暑くて体力が奪われる。
 ↓
そして集中力がなくなる。
 ↓
休む。
 ↓
結果なかなか作業が進まない。って事になります。

 

でも、普段一人で蜂場に行っているので、山奥で熱中症で倒れたりしたら誰も助けてはくれないので、

作業を進めるよりも、倒れないようにすることの方が大事だよな!

と若干それを言い訳にしつつ、休み休み作業をしてます。

 

夏の採蜜

夏は最後の採蜜時期となります。

この花、なんて樹木の花だかわかる方いらっしゃいますか??

↓ ↓ ↓ ↓

カラスザンショウという樹木の花なんです。

例年は7月20日すぎあたりから咲くのですが、今年は伊豆半島も雨が多く、記録的に日照時間が短かった影響か、今年は咲き始めるのが遅く、8月頭ぐらいから咲き始めました。

このカラスザンショウという花の蜜は、花が咲いていても、年によって蜜が流出しなかったり、流出が多くて、巣箱に蜜を貯める場所が少なくなって、女王蜂が卵を産むところがなくなったりと、すごい気まぐれなお花なんです。

そして、水分量が多く、糖度が上がるまで時間がかかるんです。

加えて、ミツバチはまだ水分がたくさん含まれている蜜を巣に貯えて、羽で生み出す気流や日中と朝晩の気温差(気温によって空気中に含まれる水分量が変わる原理)を使って水分を徐々に飛ばすのですが、

夏場は、そもそも湿度が高いですし、気温差がないので、さらになかなか糖度が上がらないんです。

だから採蜜するタイミングや巣の広さなど、気を使います。

そんなこんなで夏に採蜜したハチミツを私たちは『清夏の薫り』という商品名で販売させて頂いております。

『清夏(せいか)』・・・空気の晴れ渡った爽やかな夏の日

『薫り』・・・漂っているいい匂い、肌で感覚的に感じられること

という意味合いがあるのですが、

夏の晴れ渡った空にミツバチが一斉に飛び立ち、飛び回りながら一生懸命集めてきたハチミツで、このハチミツは独特の香りがするのですが、口に入れると濃厚でちょっぴりスパイシーで、だけど後味が柑橘のように爽やかな味わいがする。

と言った味わいや風景を表したくって『清夏の薫り』という名前にしました。

『清夏の薫り』の新蜜はもうすぐお届けできると思いますので、楽しみにしててくださいね♪

 

採蜜が終わると・・・

採蜜が終わると、今度はダニ対策です。

ミツバチの天敵ってダニなんですよ。
ご存知でしたか??

ミツバチヘギイタダニというダニなんですが、かなぁ〜り厄介なヤツでして、それはもう世界的に深刻な問題となっているやつなんです。

このダニは女王蜂が生んだ卵が巣の中で蛆から蛹に成長したところに寄生して、リンパ液という体液を吸って、繁殖していくんです。

このダニに吸われた蛹は免疫力が低下して、発育途中に死亡してしまったり、羽化しても巣から出てこれなかったり、生まれてこれても羽や体に異変が見られて生活できなかったりと、ミツバチが生まれてこなくなってしまいます。

被害の大きい巣箱ではダニで全滅させられてしまうこともあるんですよ。

なので、採蜜が終わるとダニ駆除剤を入れて、ダニ対策をするんです。

なので、体力が削られて効率的に働けない中でもやることは盛りだくさん。

そこにイベント出店なども加わるので、結構ヘトヘトでバタバタな夏でした・・・

 

そんな養蜂家の息子と娘の夏休み

そんな、いっぱいいっぱいの養蜂家の都合に関係なく、子供達の夏休みはやってきます。

暑いので私は早朝に出かけてしまいますので、子供達は起きたらもうパパはいない。

そんな暇を持て余した子供3人と一日中一緒にいる妻は、それはもう大変だと思います。

と思いながらも何もしてあげられない私・・・

せめて、昔から行きたいと言われていたキャンプに連れてってあげたいな〜と思い、「今年は絶対行く!」と無計画ながらにも決めていました。

私も小さい頃からよくキャンプに連れて行ってもらってとても楽しかった事を覚えているので、子供達も連れてってあげたいな〜って常々思っていました。

と口にしたものの、バタバタしていて、頭のことは仕事の事ばかり。

結局、キャンプ場の手配とか準備とかは母と父にすべてお任せしちゃいました。。。

そんなところまで面倒を見なくてはいけない両親。

ありがたい限りです。

私の妹2人の家族も一緒に行ったので、子供達は総勢6人。

自然の中で、みんなでいっぱい遊んでとても楽しそうでした♪

テントの周りで遊んだり・・・

川に入って虫を捕まえたり・・・

メロンパンを作ったり

その後ろでちびっ子達は仲良く遊んだり・・・

やっぱりキャンプは楽しかったです♪

「キャンプに行く2日間の時間を取るために、前後にしわ寄せがきて、家になかなか帰ってこないんじゃないの?だったらキャンプ行かなくていいんじゃない?」

っとキャンプを行く事にした私の考えに若干、引き気味だった妻も

「楽しかったね。また行きたいね。」と言ってくれたのでよかったです笑

 

ただ・・・心残りが。

バタバタと準備をしたせいか、誰もハチミツを持ってきていない!!

夕食どきに気づき、せっかくのバーベキューでこんがりチーズ&ハチミツとか、ガーリックトースト&ハチミツとか楽しめませんでした。

来年リベンジだな!

 

PS
今妹がハニーチョコレートの販売準備を必死でやってます。

このチョコレートびっくりするぐらい美味しくって、本当は寒くなった冬あたりに販売できればいいね♪

って事でサンプルを作ってもらったのですが、、

そのサンプルをみんなで食べた時に、「うま〜っ!!」ってみんなでなって、

「これは食べてもらいたいね♪」って事になり、

季節的にまだ暑いからチョコレートはどうかな?っと思っていた今の時期に販売する事にしました。

商品に直接携わっていない妻にも食べてもらったのですが、かなり美味しいと。

「でも、これは食べてみないと良さがわからないから、お客様に良さを伝えるのが難しいと思う。」

っと言われました。

なので、初回はちょっとだけお買い求め頂きやすいように、私たちでできる範囲内で出来るだけ頑張ろうと思ってます。

おそらく・・・
来週中にはご連絡できるのではないかな〜って思ってます。

楽しみにしててくださいね。

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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