2022/8/11
ハチミツって腐らない?(夏編)ハチミツの保存
わたしどもみつばちのーとは、
伊豆を拠点に養蜂し、ハチミツを生産しております。
ミツバチが、
野山に咲く花の蜜から集めてきた
ショ糖(多糖類)を
ミツバチの蜜胃などの
酵素の働きで
ブドウ糖や果糖(単糖類)の
状態まで分解して
水分を飛ばしてあげたものが
ハチミツです。
このハチミツは、
・ミツバチ自身の発育、
・飛行の燃料、
・温度調整の燃料、
・巣を作るためのミツロウの原料
などのミツバチのエネルギー源として
使われます。
私どものハチミツは、
こうしてミツバチが集めてきたハチミツそのままを、
分けてもらい、巣箱から取り出したそのままを瓶詰しています。
ハチミツって腐らない?
私どもがご提供している「天然ハチミツ」は、結論から申し上げますと、基本的には腐りません。
その理由は、ハチミツ自体が強い殺菌力があり、
十分に糖度が上がってから、採蜜をしているので、
水分がほとんどなく細菌が繁殖できない状態になっているからです。
ただし、注意が必要です。
ハチミツの容器の中に、水分や異物が入ってしまうと腐る原因にもなります。
ハチミツを使うときは清潔なスプーンを使い、水分やパンくずなどが入らないように取り扱う必要があります。
開封後は冷蔵庫にいれたほうがいいの?
ハチミツは常温で保存するのが一番良い方法です。
直射日光が当たらない湿気の少ない涼しい場所が最適です。
湿気を吸収しやすいので、食器棚や戸棚がよいでしょう。
冷蔵庫や冷凍庫のような温度が低い場所では、ハチミツが白くなる結晶化がおこります。
14℃くらいを下回ると結晶化するようです。
結晶化しても品質に問題はありません。
シャリシャリとした食感も美味しいですよ。
結晶化については次項をお読みください。
賞味期限はどれくらい?
賞味期限の記載はメーカーによって異なりますが、私どものハチミツは以下のようになっています。
・ハチミツのみ 3年
・ハチミツ漬け 1年
ハチミツ漬けは、ドライフルーツやナッツなど、水分がないものを漬けているため、製造より1年間となっております。
ローズペタルやドライフルーツを漬けたものは、素材そのものがハチミツとなじんできて、漬かれば漬かるほど、味わい深くなってきますので、お好みの期間でお召し上がりください。
・コンフィチュール 4か月から6か月 開封後は1週間。
ハチミツを使った加工品は商品によって異なりますので、商品に記載の賞味期限を目安にお召し上がり下さいね。
ハチミツが白くなっちゃった!
1.湯煎による溶かし方
急に熱いお湯に瓶を入れると瓶が割れてしまう可能性がありますので、お鍋に水を張った状態から始めてください。
お水を張ったお鍋に、キャップを開けた状態のハチミツが入った瓶を入れてください。
お鍋に火をつけ、お湯の温度が50℃ぐらいになるよう火加減を調節してあげてください。ハチミツをかき混ぜてあげると少し早く溶けますが、瓶がそんなに大きくなければ放っておいても溶けます。
2.電子レンジを使った溶かし方
湯煎で温度管理するのが大変だという方にオススメな方法です。
まず必要な分量だけお皿にとってください。
そしてそのお皿を電子レンジに入れてもらい、『解凍モード』で電子レンジにかけてください。
『あたためモード』で電子レンジにかけてしまうと、グツグツと煮だってしまうので気をつけてくださいね。
詳しくはこちらもご一読ください。
ドリンクにいれても、溶けないっ?
グラスに氷、炭酸水、仕上げにハチミツ!
キンと冷えて美味しいですよね。
でも、冷たいところにハチミツをいれるとなかなか溶けないんです。
ハチミツを夏のドリンクに使うときは、ひと手間が必要です。
・グラスにぬるま湯を大さじ1~2杯入れる。
・お好みの量のハチミツを入れて、スプーンなどで良く溶かす。
・湯にハチミツが溶けて混ざったら、氷や冷たい水などをいれ、仕上げる。
せっかくの、貴重なハチミツをグラスにあますことなく食べたいですよね。
また、夏でしたら、レモンのハチミツ漬けを作っておいて、そのジュースを使うとサッと溶けて美味しくのめますよ!
ぜひ、お試しくださいね。
この夏の新作、「ハチミツと果実のビネガー」。
熟成酢に対して、半分もハチミツをブレンドしてあるから、ハチミツの美味しさや栄養もいただけますよ。
グラスに注いで、水で割れば、あっという間に完成です!
※「天然ハチミツ」「生ハチミツ」とは、ミツバチの巣箱より採蜜し、濾過しただけの「高熱処理や混ぜ物などの人工を加えないもの」を自社定義としています。
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