2023/5/30
ハチミツの保存方法は?開封後に冷蔵・冷凍してもOK?固まる原因は?
ハチミツは長期保存が可能な食品というイメージを持っている人も多いと思いますが、ハチミツの正しい保存方法について知っていますか?
この記事では、開封後のハチミツの正しい保存方法について、適した温度や容器、注意すべきポイントなど詳しく解説します。
また、ハチミツの結晶化についても解説するので、ハチミツを保存する際の参考にしてみてくださいね。
ハチミツに正しい保存方法はある?
「ハチミツは腐らない」という話を耳にしたことがある人も多いかと思いますが、ハチミツを腐らせないための正しい保存方法とは、一体どのような方法なのでしょうか。
結論から言うと、ハチミツは「常温」で「直射日光の当たらない冷暗所」で保存するのが正解です。
この正しい保存方法であれば、ハチミツは基本的に腐ることはありません。
これは、ハチミツが水分量の少ない食品であるほか、糖度が高いこと、天然の抗菌作用があること、酸性であることなどが影響しています。
しかし、これは未開封かつハチミツ100%の純粋ハチミツであることが条件です。
開封済みのハチミツや純粋ハチミツ以外のハチミツの場合は、保存状態によって腐ってしまうこともあるため、その保存方法には注意が必要となります。
開封後のハチミツの保存方法
では、一度開封したハチミツはどのように保存するのが正解なのでしょうか。
ここでは開封後のハチミツの保存方法について、気になる疑問を解決していきます。
保存方法は常温?冷蔵?冷凍?
まず、保存する温度についてです。
調味料などの食品は「開封後は要冷蔵」といったものも多いですが、ハチミツは開封後のものでも常温での保存が正解です。
冷蔵保存をしてしまうと、その温度変化によってハチミツが白く結晶化して固まってしまいます。
結晶化したハチミツを食べても体に害はありませんが、使いたいときにすぐ使うことができないほか、ハチミツの風味も損なわれやすくなるため、開封後でもハチミツは冷蔵庫に入れないようにしましょう。
冷蔵庫から常温に戻すのはあり?
一度冷蔵庫に入れたハチミツを常温に戻すことについては、特に問題ありません。
ただし、一度冷蔵庫に入れたハチミツは結晶化してしまっているため、常温に戻しても結晶がそのまま残ることが多いです。
結晶化したハチミツは、45度前後の湯煎でゆっくりと溶かすことで液状に戻るため、冷蔵庫に入れて固まってしまった場合には、湯煎でゆっくり溶かすようにしてくださいね。
冷凍してもハチミツの栄養は失われない?
ハチミツは糖度の高い食品であるため、冷凍してもカチコチに固まることはありません。
また、ハチミツにはさまざまな栄養素が含まれていますが、冷凍することによってその栄養が失われる可能性は低いと考えられます。
しかし、冷凍保存したからといってハチミツの保存期間が長くなるわけではないため、基本的には常温保存で問題ないといえるでしょう。
季節によってハチミツの保存方法は異なる?
日本は季節によって気温が大きく変わりますが、ハチミツは1年を通して常温保存で問題ありません。
気温が上がる夏場はさまざまな食品が傷みやすく保存方法にも気を遣う時期ですが、ハチミツは夏場でも常温保存でOK。
むしろ、常温から冷蔵庫に入れる、またはその逆の温度変化を加えてしまうと、ハチミツの結晶化が促進されてしまいます。
ハチミツはできるだけ温度変化の少ない環境での保存が望ましいため、季節に関わらず同じ方法で保存するようにしましょう。
しかし、冬は常温保存でもハチミツが結晶化してしまう可能性が高いです。
固まってしまった場合には、先述したように、湯煎でゆっくり溶かしてから使用するようにしてください。
ハチミツは保存容器に移し替えたほうがよい?
前章ではハチミツを保存する温度について解説しましたが、保存容器は何が適しているのでしょうか。
ハチミツの多くはガラス製の瓶、またはプラスチック製の容器に入って販売されていることが多いですが、容器によってそれぞれのメリット、デメリットがあります。
プラスチック製の容器はその使いやすさが大きなメリットですが、長期保存する場合は、プラスチックの匂い移りが起こる可能性があります。
また、遮光性が低いため、保存場所によってはハチミツの品質劣化が進みやすくなる可能性があるといえるでしょう。
ガラス製の瓶は、形状によってやや使いにくいことがあるほか、プラスチック製と同じように遮光性が低いため、長期保存する場合は容器の移し替えも検討するのがおすすめです。
おすすめのハチミツ保存容器は?
ここでは、おすすめのハチミツ保存容器について、ハチミツの使用頻度に合わせて紹介します。
ハチミツを移し替えようかな、と考えている人はぜひ参考にしてみてくださいね。
ハチミツの使用頻度が高い人向け
ハチミツを毎日、もしくは1週間に複数回使うような人は、キャップ付きのプラスチック製容器がおすすめ。
この容器であれば、使いたい量だけを押し出すことができるほか、液だれもしにくく、ストレスフリーでハチミツを使うことができます。
プラスチック製容器は遮光性が低いですが、ハチミツの使用頻度が高い人であれば、ハチミツの品質劣化が起こる前に使い切ることができるでしょう。
ハチミツの使用頻度が低い人向け
ハチミツはたまにしか使わない、長期保存する可能性が高い、という人は、遮光性の高い陶器製の容器がおすすめ。
1回量を簡単に出せるプラスチック製容器よりも使いやすさはやや劣りますが、直射日光など光によるハチミツの品質劣化を大きく防ぐことができます。
また、密閉できる陶器製の容器であれば、気密性も高く、ハチミツを湿気から守ることができますよ。
ハチミツを移し替える際は、容器を清潔にするほか、余計な水分や雑菌が入らないよう十分注意してくださいね。
未開封のハチミツの保存方法は?
ここまで開封済みのハチミツの保存方法について解説しましたが、未開封のハチミツも基本的に「常温」で「直射日光の当たらない冷暗所」で保存すれば問題ありません。
できるだけ風通しの良い冷暗所で保存していれば、ハチミツの品質劣化も起こりにくく、長期間保存することができますよ。
ハチミツの種類によって保存方法は異なる?
スーパーなどで多く流通しているハチミツには、天然成分100%の「純粋ハチミツ」だけでなく、水あめや人工甘味料などが添加されている「加糖ハチミツ」というものも存在しています。
加糖ハチミツは純粋ハチミツより水分量が多い傾向にあるほか、純粋ハチミツを薄めている状態であるため、ハチミツ本来の抗菌作用は期待できません。
保存する温度は加糖ハチミツも常温で問題ありませんが、上記の理由から、開封後はできるだけ早く消費する必要があるといえるでしょう。
また、加糖ハチミツは未開封の状態でも、もともと賞味期限が半年~1年程度とそれほど長くありません。
すでに家に加糖ハチミツがある人は、純粋ハチミツよりも早く使い切る必要があるということに留意しておくとよいでしょう。
ハチミツの保存における注意点
ここまでハチミツの保存方法について解説しましたが、開封後のハチミツを保存する際には、温度や容器以外にも注意すべきポイントがあります。
開封後のハチミツを保存する際は、次の3つのポイントに気をつけましょう。
常に清潔なスプーンを使用する
ハチミツは本来腐らない食品ですが、ハチミツに雑菌や水分、別の食品のカスなどが混入すると、そこからハチミツが腐る原因となります。
そのため、一度口に付けたスプーンや他の食品に触れたスプーンをハチミツの容器に入れるのは厳禁です。
ハチミツを使う際は、常に清潔なスプーンを使用するようにしましょう。
フタやその周辺の清潔を保つ
ハチミツを開封した後は、フタやその周辺、容器のふちなどの清潔を保つことも大切です。
フタを長時間開けたままにしたり、容器のふち周辺にハチミツが付いたままの状態で保存すると、ほこりや雑菌、余計な水分などが入る恐れがあります。
ハチミツ使用後はすぐにフタを閉めるほか、容器のふちなどにハチミツが付いた場合にはきれいに拭き取ってから保存することで、ハチミツの腐敗やカビの発生などを抑えられます。
密閉できる容器で保存する
ハチミツは湿気に弱いため、容器はきちんと密閉することが重要です。
密閉できない容器の場合、湿気によってハチミツ内の水分量が増えて腐りやすくなる可能性があるほか、ダニなどの虫が混入する可能性も否定できません。
市販されているハチミツの容器は基本的にきちんと密閉できるようになっていますが、ハチミツを移し替える際は、必ず密閉できる容器を選択しましょう。
ハチミツが固まることと保存方法は関係がある?
ハチミツは白く結晶化して固まることがよくありますが、それと保存方法は関係があるのでしょうか。
そもそも、ハチミツが固まるのは、ハチミツの主成分であるブドウ糖が気温の低下によって結晶化するためです。
気温が15℃以下になるとブドウ糖の結晶化が起こりやすくなり、温度変化が大きいほどこの結晶化は進みやすくなると言われています。
つまり、15℃以下になる冷蔵庫での保管は、ハチミツの結晶化を促してしまうのです。
しかし、ハチミツが結晶化する原因のすべてがその保存方法による影響というわけではありません。
ハチミツが結晶化するということは、ブドウ糖含有量が多いという証で、天然の純粋ハチミツのほうがもともと結晶化しやすいという性質があるのです。
混ぜものが入った「加糖ハチミツ」は結晶化しにくいという性質がありますが、「本物のハチミツ」と言われる天然の純粋ハチミツのほうが栄養価が高く、健康に良い効果が期待できますし、これまで解説したように開封後の保存性も高いです。
結晶化したハチミツは45℃前後の湯煎で溶かすことで元の液状に戻すことができますし、栄養価、保存性、さらに味わいの点からも、ハチミツは純粋ハチミツを選択するのがよさそうですね。
国産の天然生ハチミツならみつばちのーとがおすすめ◎
今回の記事では、開封後のハチミツの保存方法について解説しましたが、天然成分100%の純粋ハチミツのほうが保存性が高く、長期保存が可能であることがわかりましたね。
天然ハチミツを選ぶのであれば「みつばちのーと」の国産天然生ハチミツがおすすめです!
「みつばちのーと」のハチミツは、水あめや甘味料などの混ぜものは一切入っていない純粋ハチミツであるのはもちろん、ハチミツの栄養素に影響を与えるような高熱処理もされていないため、ハチミツ本来の栄養、風味、味わいを楽しむことができます。
ハチミツは正しく保存すれば長期保存も可能な食品であるため、今回紹介した内容も参考にしながら、ぜひ「みつばちのーと」のハチミツを試してみてくださいね!
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