2023/6/29
ハチミツ紅茶は危険?カロリーやカフェイン量、甘味料のリスクについて解説
「紅茶にハチミツを混ぜると危険」という噂を聞いたことがあるかもしれませんが、これは本当なのでしょうか。
この記事では、ハチミツ紅茶が危険だと言われる理由やその真偽について詳しく解説していきます。ハチミツ紅茶をおいしく安全に摂る方法についても紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ハチミツ紅茶の効果・栄養成分
一般的に、ハチミツ紅茶には健康的なイメージを持っている人も多いはずです。
まずここでは、ハチミツや紅茶の栄養成分から期待できる健康効果について確認していきましょう。
ハチミツは栄養価が高く、健康を意識して取り入れている人も多い食品のひとつですね。
ハチミツに期待できる効果としては、以下のようなものが挙げられます。
- 疲労回復効果
- 抗菌作用
- 腸内環境の改善
- 美肌効果
- 免疫力アップ
- 血糖値やコレステロール値の改善
ハチミツは体内で速やかにエネルギーとして変換されるため、疲労回復効果が高いとされているほか、抗菌作用があることも有名ですね。
この抗菌作用によって、免疫力を高めたり、喉の痛みを軽減するなどの効果も期待できます。
また、紅茶にも以下のような効果があると言われています。
- 抗酸化作用による生活習慣病予防
- 抗菌作用
- アンチエイジングや美肌効果
- 免疫力アップ
- 脂肪燃焼作用
- リラックス効果
紅茶には強い抗酸化作用をもつポリフェノールが豊富に含まれているため、がんや高血圧などの生活習慣病予防に繋がる効果が期待できるほか、アンチエイジングなど美肌効果も期待できます。
また、紅茶に含まれるカフェインには、脂肪の燃焼を促す効果があると確認されています。
ハチミツと紅茶の相性はよい?
ハチミツと紅茶には、それぞれの栄養成分によるよい効果が期待できることが確認できました。
それをふまえると、この2つを混ぜたハチミツ紅茶には、高い健康効果が期待できそうです。
また、抗菌作用や生活習慣病予防に繋がる効果、美肌効果など似ている点も多いため、組み合わせの相性もよさそうです。
なぜ危険?ハチミツ紅茶について考えられるリスク
では、なぜハチミツ紅茶は危険と言われることがあるのでしょうか。
ここでは、その噂の根拠になりそうなリスクを紹介していきます。なお、どの根拠も真相としてそれらしいですが、「危険だ」と言い切れるような決定的なものではありません。
人工甘味料による健康被害
詳しくは次章で紹介しますが、ティーバッグのハチミツ紅茶には、人工甘味料が含まれていることがあります。
人工甘味料はごく少量で甘味を付けることができるため、現在さまざまな飲料や食品に使用されています。
もちろん、厚生労働省によって十分安全性が確認されたうえで一日摂取許容量が定められているものなので、安全です。常識を外れるような摂取量でなければ、健康被害をもたらすことはないでしょう。
しかし、一部ではその過剰摂取のリスクについて声をあげている人も存在します。それがティーバッグのハチミツ紅茶が危険だという噂に繋がっている可能性があります。
なお、自分でハチミツを混ぜるハチミツ紅茶であれば、人工甘味料によるリスクの心配はありません。
過剰摂取による体重増加
紅茶そのものは0kcalですが、ハチミツは大さじ1杯あたり約70kcalです。
ティーバッグタイプのハチミツ紅茶であってもハチミツパウダー(粉末ハチミツ)が含まれているため、0kcalではありません。
そのため、1杯の紅茶にたっぷりのハチミツを加えて毎日飲み続けたり、毎日大量のハチミツ紅茶を飲んだりした場合、体重が増えてしまう可能性が考えられます。
とはいえ、ハチミツを大さじ1杯程度、ハチミツ紅茶を1日2〜3杯程度であれば、ハチミツ紅茶によって体重が増えるというリスクは低いでしょう。
カフェイン中毒になる
紅茶にもカフェインが含まれています。
カフェインを過剰に摂取した場合には「カフェイン中毒」と呼ばれる症状を引き起こすリスクがあります。
カフェイン中毒になると、めまいや頭痛、震え、心拍数の増加、興奮、不安、下痢などの症状が表れることがあり、実際にエナジードリンクの多用によるカフェイン中毒で死亡した例さえあります。
ただし、カフェインによる体への影響は個人差も大きいほか、紅茶1杯のカフェイン含有量はコーヒーの約半分です。
そのため、1日数杯程度のハチミツ紅茶を楽しむ分には、カフェイン中毒の症状を引き起こすことはないでしょう。
ティーバッグのハチミツ紅茶にも「危険だ」という噂が
ティーバッグのハチミツ紅茶は、手軽に美味しいハチミツ紅茶が楽しめると人気の商品も多いですが、危険であるという噂もあります。
ここでは人気ティーバッグタイプのハチミツ紅茶3種について、危険だと言われる理由について解説します。
Lakshimi(ラクシュミー)『極上はちみつ紅茶』について
ラクシュミーの『極上はちみつ紅茶』には、「アスパルテーム」という人工甘味料が含まれています。
アスパルテームは砂糖の約200倍の甘さを持つ人工甘味料のため、ごく少量で強い甘さを出すことができます。
ラクシュミーではハチミツ紅茶に少量のアスパルテームを加えて、ハチミツの産地や収穫時期などによって生じる味の違いを補正して製品を安定化させているそうです。
ただ、アスパルテームは現在世界中で幅広く使用されている人工甘味料のひとつで、その安全性については多くの公的機関が保証しています。
日本でも厚生労働省がアスパルテームの許容摂取量を設定しており、過剰摂取にならない限りは健康への悪影響はないとしています。
TEARTH(ティーアース)『はちみつ紅茶』について
ティーアースの『はちみつ紅茶』にも、原材料表示に「アスパルテーム」の記載があり、この点から製品の安全性を疑問視する声があります。
ティーアースの商品は、ほかのティーバッグタイプのハチミツ紅茶よりも特に甘味が強いとも言われていることから、人工甘味料が多く含まれているのでは?と勘ぐられているようです。
しかし、その量はいずれにしても微量であるため、過剰摂取にならなければ健康へのリスクは少ないと考えられるでしょう。
日東紅茶『はちみつ紅茶』について
日東紅茶の『はちみつ紅茶』には、アスパルテームのほか「アセスルファムK」「スクラロース」といった人工甘味料も含まれています。
どちらもアスパルテーム同様、厚生労働省によって許容摂取量が設定されており、過剰摂取しない限りは健康を害することはないと考えてよいでしょう。
また、アセスルファムKとスクラロースは、摂取してもほぼすべてが体内で消化・吸収されることなく排泄されるということもわかっています。
ハチミツ紅茶をおいしく安全に摂る方法は?
ここまでハチミツ紅茶のリスクについて解説しましたが、ハチミツ紅茶を美味しく安全に摂るためには、どのようにしたらよいのでしょうか。
結論としては、ハチミツと紅茶をそれぞれ揃え、自分で混ぜて飲むようにするのがおすすめです。
ティーバッグタイプのハチミツ紅茶も、通常の摂取量であれば健康へのリスクはないものと考えられますが、人工甘味料によるリスクを心配するのであれば、ハチミツは純粋ハチミツを用意するほうがより安心安全です。
ここでは、ハチミツ紅茶の摂取で気を付けるべきポイントについて紹介するので、参考にしてみてくださいね。
ハチミツ選びに気をつける
ハチミツにはさまざまな種類がありますが、紅茶と組み合わせるのであれば、国産天然ハチミツがよいでしょう。
国産ハチミツは外国産ハチミツよりも柔らかい甘味が特徴で、紅茶との相性もよく、ハチミツ本来の香りも十分に楽しむことができます。
また、混ぜものが一切入っていない天然成分100%の純粋ハチミツであれば、整腸作用や抗菌作用など、ハチミツ本来の栄養成分による健康効果も期待ができるでしょう。
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ハチミツの選び方まとめ。メーカーや産地、値段だけで選んでもよい?
飲むタイミングに気をつける
紅茶に含まれるカフェインには覚醒作用があるため、就寝直前のカフェイン摂取は寝つきを悪くしたり、睡眠の質を下げてしまう可能性があります。
できるだけ夕方以降の摂取は控えるか、カフェインレスの紅茶を選ぶとよいでしょう。
飲む量に気をつける
ハチミツ紅茶の過剰摂取は、カフェイン中毒の心配やハチミツによる体重増加に繋がる可能性があるため、飲む量には十分注意が必要です。
1日2〜3杯程度であれば健康を害する心配もなく、美味しく安全にハチミツ紅茶を楽しむことができますよ。
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ハチミツの食べ過ぎはよくない?健康への影響や適切な摂取量を解説
天然国産ハチミツなら紅茶に混ぜても安心◎
今回はハチミツ紅茶のリスクについて解説しましたが、いずれも飲み過ぎにならなければ健康へのリスクは低いものと考えられます。
ただし、人工甘味料についてはさまざまな見解もあり、できるだけ摂取を控えたいと考える方もきっといるはずです。
そんな方は、天然国産ハチミツを用意して、自分で紅茶に混ぜて作れば、より安心してハチミツ紅茶を飲むことができそうですね。
また、天然国産ハチミツであれば、ハチミツ本来の味や香りが楽しめる美味しいハチミツ紅茶を作れるほか、ハチミツそのものの栄養もしっかりと摂取できますよ。
今回の内容を参考に、より安心安全で美味しいハチミツ紅茶を飲んでみてくださいね。
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