2023/7/31
【比較】安いハチミツと高いハチミツの違いは?選び方や見分け方を解説
ハチミツは種類によって安いもの、高いものがありますが、それぞれにどのような違いがあるのか知っていますか。
この記事では、安いハチミツと高いハチミツの違いや選び方、いわゆる「本物」の見分け方などについても紹介します。
ぜひ安いハチミツ、もしくはコスパのよいハチミツを選ぶ際の参考にしてくださいね。
安いハチミツと高いハチミツの違い(安い・高い理由)
ハチミツは安いものと高いものがありますが、それぞれの違いにはどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、味や風味、産地、期待できる健康効果など、項目別にそれぞれの違いについて紹介します。
原材料の違い
安いハチミツと高いハチミツの違いとしては、まず第一に原材料の違いが挙げられます。
現在市販されているハチミツは、主に以下のように分類できるため、まずはその違いについて見てみましょう。
純粋ハチミツ
- 天然成分100%で、水あめや砂糖、人工甘味料などの糖分が一切添加されていないハチミツ。
- さらに水分含有量23%以下、果糖・ブドウ糖含有量が合計60g/100g以上など細かな品質基準が設けられているもの。
純粋ハチミツは、余計な混ぜものが入っていない天然成分100%であるため、その分値段も高くなりやすい傾向があります。
加糖ハチミツ
- 純粋ハチミツに水あめや砂糖、人工甘味料などを添加したハチミツの加工品。
- 純粋ハチミツより手頃な値段であるものの、純粋ハチミツを水増しした状態であるため、ハチミツ本来の風味は劣ることが多い。
加糖ハチミツは純粋ハチミツに水あめや砂糖などを加えて水増しした状態であるため、純粋ハチミツよりもより安い値段で販売することができます。
味・風味の違い
安いハチミツは、先述したように水あめや砂糖などが加えられている「加糖ハチミツ」であることが多いため、値段が高い「純粋ハチミツ」に比べてハチミツ本来の香りが弱いという違いがあります。
また、安いハチミツには水あめや砂糖などが入っていることが多いため、甘みが強く、こってりとした味わいの傾向があります。
高いハチミツはハチミツ本来の風味や優しい甘さが味わえるほか、花の種類による違いもしっかり味わえるのが特徴と言えるでしょう。
原産国の違い
安いハチミツ、高いハチミツの違いは、原産国による違いもあります。
一般的に安いハチミツは中国産であることが多いですが、そもそも現在日本で流通しているハチミツの約70%は中国産。
スーパーで並んでいるハチミツには必ず中国産のものがあると言ってもよいほど、日本では中国産の安いハチミツが多く出回っているのです。
それに対して、国産のハチミツは流通しているハチミツの約5%とごくわずかで、値段も高い傾向にあります。
日本はそもそもの国土が狭いこともあり、どうしてもハチミツの生産量には限りが出てしまいます。また年々養蜂家の数が減少していることも、国産ハチミツの生産量が少なく、値段が高くなる理由のひとつと言えます。
また、ヨーロッパ産のハチミツは外国産でも高い値段で販売されていることが多いです。
これにはヨーロッパのハチミツの品質基準が非常に高いことが関係しており、外国産だから一概に安い、というわけではありません。
(出典:農林水産省 養蜂をめぐる情勢、令和4年11月)
期待できる健康効果の違い
ハチミツはあらゆる健康効果が期待できる食品として有名ですが、期待できる健康効果についても、ハチミツの値段によって違いが出る場合があります。
一般的にハチミツに期待できる健康効果としては、以下のようなものが挙げられます。
- 疲労回復効果
- 咳や喉の痛みを和らげる
- 腸内環境の改善
- 美肌効果
- 免疫力アップ
- 生活習慣病の予防
これらの効果は、主に天然成分100%の純粋ハチミツに期待できます。
安くても純粋ハチミツであればこれらの健康効果が期待できるものと考えられますが、混ぜものの入った加糖ハチミツは、ハチミツ本来の効果も薄まっている可能性があるため要注意です。
スーパーでハチミツを買うときの選び方は?
では、実際にスーパーでハチミツを購入するときには、どのような点に気を付けてハチミツを選んだらよいのでしょうか。
ここでは、スーパーでのハチミツの選び方について詳しく紹介するので、参考にしてみてください。
純粋ハチミツを選ぶ
スーパーには複数種類のハチミツが並んでいることが多いですが、そのなかでも質の良いハチミツを選びたい場合には、まず第一に純粋ハチミツを選ぶようにしましょう。
純粋ハチミツはパッケージに「純粋ハチミツ」と記載があるほか、裏面の原材料表示に「ハチミツ」以外の記載がないことがポイントです。
純粋ハチミツであれば、ハチミツ本来の優しい甘さや香りを味わうことができるほか、ハチミツならではの健康効果も期待できますよ。
国産ハチミツを選ぶ
スーパーに並んでいるハチミツの原産国はさまざまですが、より質の良いハチミツを選びたい場合には、国産のものを優先的に選択するのがおすすめです。
国産ハチミツは外国産ハチミツよりもクセが少なく、日本人好みのあっさりとした甘みが特徴。
また、採蜜から製品化までしっかりとした品質管理で製造されているものがほとんどであるため、品質面でも安心して食べられます。
さらに、生産者や養蜂場の記載がある国産ハチミツは、それほど品質にこだわっている証拠とも言えるため、より安心安全にハチミツを取り入れたい人は、これらの記載も確認するのがおすすめです。
しかし、実際のスーパーでは手頃な値段のハチミツを中心に取り扱っていることが多く、品質の高い国産純粋ハチミツはあまり取り扱っていないケースも多いのが現状です。
そのため、より品質の高いハチミツを試したいのであれば、ネット通販も活用するのが望ましいでしょう。
純粋ハチミツが本物か偽物かどうかの見分け方
ハチミツは、実は「本物」や「偽物」と呼ばれることがあります。
これは天然成分100%のハチミツかどうかを表した呼び方で、一般的には混ぜものが入っていない純粋ハチミツがいわゆる「本物のハチミツ」、水あめや砂糖などの混ぜものが入った加糖ハチミツがいわゆる「偽物のハチミツ」と呼ばれています。
この「本物」と「偽物」の見分け方としては、原材料表示を確認することが最も確実ですが、過去にハチミツの表示を偽装した例などもあったため、この表示を100%信用できない……という人もいるかもしれません。
そんなときには、以下の方法で本物と偽物を見分けるヒントを見つけることができますよ。
ただし、ハチミツの種類によっては以下の見分け方が当てはまらない場合もあるため、これらの方法はあくまでも参考のひとつとして考えるようにしてくださいね。
結晶化するかどうか
本物のハチミツと呼ばれる純粋ハチミツは、その成分の約8割がブドウ糖となるため、気温の変化によって結晶化して白く固まります。
そのため、低い温度で結晶化するハチミツの多くは、本物のハチミツと考えることができます。
しかし、アカシアハチミツなど果糖の含有量が多いハチミツは結晶化しにくい性質があるため、たとえ天然成分100%のハチミツでも、花の種類によって結晶化しない場合があることを覚えておきましょう。
水に溶けるかどうか
そのハチミツが本物かどうか見分ける方法としては、冷水にハチミツを垂らして確認する方法もあります。
手順は簡単で、ガラスコップに冷たい水を入れ、そこにスプーン1杯程度のハチミツを入れるだけ。
さっと混ぜてハチミツが簡単に溶けるようであれば、そのハチミツは混ぜものが入った偽物のハチミツである可能性が高いと言えます。
本物のハチミツである純粋ハチミツは粘度も高く、水に溶けにくいため、さっと混ぜただけで混ざることは少なく、コップの底に沈殿することが多いのです。
ただし、この方法もハチミツの種類や水の温度などによって結果が変わる場合があるため、溶けたから偽物、沈殿したから本物、と断定できるわけではありません。
LINK
本物のハチミツと本物ではないハチミツ
みつばちのーとの純粋ハチミツで、違いを実感しませんか?
今回の記事では、安いハチミツと高いハチミツの違いについて詳しく解説しました。
安いハチミツと高いハチミツの違いには、原材料や原産国、味の違いなどがあることがわかりましたが、品質の高い純粋ハチミツはスーパーではあまり取り扱いがないことも多いため、さまざまな選択肢から質の良いハチミツ購入したい場合にはネット通販の活用がおすすめです!
そして、ネット通販でのハチミツ購入を検討するのであれば、天然100%の純粋ハチミツにこだわった「みつばちのーと」もぜひチェックしてみてください。
「みつばちのーと」の純粋ハチミツは、水あめなどの混ぜものを一切加えていないことはもちろん、ハチミツの風味や栄養に影響を与えるような高熱処理も一切されていないため、本物のハチミツならではの味わいが楽しめます。
また、花の種類による味の違いや風味の違いも存分に味わうことができるため、安いハチミツとの違いが実感できますよ。
より質の高い美味しいハチミツを選ぶのであれば、今回の記事の内容も参考に、ぜひ「みつばちのーと」の純粋ハチミツもチェックしてみてくださいね。
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