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2023/7/31

ハチミツの味、違いはどこにある?種類による違いやおすすめを紹介

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

ハチミツにはさまざまな種類があり、花の種類や産地、値段などによって味にも大きな違いがあります。

この記事では、ハチミツの味の違いに関する疑問について詳しく解説していきます。ハチミツの種類の違いを知り、自分好みのハチミツを見つけたい人は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ハチミツの種類と味の違い

まず、ハチミツにはどのような種類があるのかを確認してみましょう。

ハチミツの種類には、以下のような分類による違いがあります。

  • 花の種類による違い
  • 加工方法による違い
  • 産地による違い

「ハチミツ」の種類はさまざまで、ミツバチが蜜を集める花の種類やその加工方法、また国産か外国産かどうかなどによっても味に違いがあります。

また、ハチミツの味が違うということは、構成している糖の種類や栄養素も異なるということがわかるでしょう。そして、栄養素が異なれば、そのハチミツに期待できる健康効果にも違いがあるということになります。

それぞれの違いについては、次章から詳しく解説します。

花の種類によるハチミツの味の違い

ハチミツの蜜源となる花にはさまざまな種類があり、その種類の違いによって採取できるハチミツの味も変わってきます。

ここでは代表的な花を例に挙げて、その味や香り、栄養成分などの特徴について紹介していきます。

アカシア

アカシアを蜜源としたアカシアハチミツは、日本でもポピュラーなハチミツのひとつ。

くせのないあっさりとした甘さが特徴で、そのままはもちろん、料理や飲み物にも使いやすいハチミツです。

また、ほかのハチミツに比べて果糖が多くブドウ糖が少ないため、白く結晶化しにくいというのもアカシアハチミツの特徴と言えるでしょう。

レンゲ

レンゲハチミツは日本原産のハチミツとして、アカシアハチミツと同様に人気の高いポピュラーなハチミツです。

優しいフローラルの香りとまろやかで上品な甘みが特徴で、国産ハチミツのなかでは高級品としても知られています。

クローバー

クローバーを蜜源としたクローバーハチミツは、日本だけでなく海外でも人気の高いハチミツで、すっきりとした後味が特徴です。

ハチミツのなかでもポリフェノールが多く含まれているほか、腸内環境の改善に役立つグルコン酸も豊富なため、健康への効果も期待できます。

甘みにもクセがないため、料理やお菓子作りなどにも使いやすいハチミツとして人気です。

みかん

みかんの花から採蜜したみかんハチミツ(オレンジハチミツ)は、柑橘のフルーティーな香りが最大の特徴です。

ほんのりとした甘酸っぱさも感じられる味わいで、色味もややオレンジよりの明るい色となっています。

そば

そばの白い花から採蜜されるそばのハチミツは、ほかの花のハチミツとは違った力強い香りと、黒蜜のようなコク深い味わいが特徴です。

やや苦みがあったり独特の風味があったりと、国産ハチミツのなかではクセがある種類ですが、栄養価が高く、鉄やカリウムが特に豊富に含まれています。

マヌカ

マヌカを蜜源としたマヌカハニーは、主にニュージーランドで採れるハチミツとして有名。

まったりとしたコク深い味わいで、少しクセのあるスパイシーな香りも大きな特徴のひとつとして知られています。

また、マヌカハニーには特有の「抗菌作用・抗酸化作用・抗炎症作用」があることがわかっており、健康のためにマヌカハニーを取り入れている人も多いと言われています。

百花蜜

百花蜜とは、ミツバチがさまざまな花から集めたハチミツのことを指し、地域や季節、採蜜する花の種類などによって味が変化するハチミツです。

一般的にはすっきりとした上品な香りとクセのない甘みが味わえるものが多く、そのまま食べるだけでなく、料理や飲み物との相性も良い万能なハチミツと言えるでしょう。

純粋ハチミツと加工ハチミツの味の違い

ハチミツは花の種類による違いだけでなく、加工方法によっても味の違いがあります。

純粋ハチミツ

純粋ハチミツは、その名の通り天然成分100%のハチミツで、水あめや砂糖などが一切添加されていないものを指します。

そのため、ハチミツ本来の豊かな香りや優しい甘みを楽しむことができます。

また、純粋ハチミツであればハチミツ特有の抗菌作用が期待できたり、ビタミンミネラルなどの栄養素も摂取できるため、健康に良い効果も期待できると考えてよいでしょう。

加工ハチミツ【加糖ハチミツ】

加工ハチミツとは、純粋ハチミツに糖類を添加したり、ミネラルなどを取り除く加工をしたものを指します。

そのなかのひとつである加糖ハチミツは、純粋ハチミツに水あめや砂糖などを添加したものとなり、簡単に言うと純粋ハチミツを水で薄めたような状態とも言えます。

結果的にハチミツ本来の香りは薄くなり、甘さも水あめのようなこってりとした味わいとなることが多いのです。

加工ハチミツ【精製ハチミツ】

精製ハチミツは、色や香りを取り除く加工をしたハチミツです。飲料や食品などの原料として使用されることがほとんどで、ハチミツ本来の味ではありません。

一般的にイメージするハチミツとはまったくの別物です。

値段によるハチミツの味の違い

ハチミツは種類によって値段も大きく異なりますが、値段による味の違いとはどのようなものなのでしょうか。

ここでは安いハチミツと高いハチミツの味の違いについて解説します。

安いハチミツ

一般的に安い値段で販売されているハチミツは、前章で解説した加糖ハチミツであることが多いです。

そのため、味としてもハチミツ本来の香りが弱く、舌に残るようなこってりとした甘さが強い傾向にあります。

また、糖類が添加されていないハチミツでも、一部のハチミツは糖度を上げるために高温で加熱処理をしている場合があります。

こうしたハチミツは比較的安い値段で販売されていますが、高熱処理によってハチミツならではの豊かな香りは消えてしまっていることが多いと言えるでしょう。

高いハチミツ

高いハチミツは、国産の純粋ハチミツであることが多く、ハチミツが持つ本来の風味や優しい甘さを味わうことができます。

また、丁寧に採蜜され、高温での熱処理もされていないものが多いため、花の種類による味や香りの違いなどもしっかり味わえるのが特徴です。

最高級のハチミツとは?

ハチミツは世界中で食べられている食品のひとつです。

そのなかでも最高級のハチミツとしてギネスに認定されているのが、トルコの洞窟で採れたハチミツ。

値段は1kgあたり8,700ポンド(約150万円)とのことで、非常に高価ですね。ミネラルやポリフェノールなども豊富で、強い抗酸化作用が期待できるとも言われているようですが、なかなか手の出るものではありません。

常識的な範囲では、マヌカハニーなどが高級なハチミツとして知られています。

(出典:Exclusive Turkish cave honey confirmed as world’s most expensive

産地によるハチミツの味の違い

ハチミツはその産地によっても味に大きな違いがあります。

今回は大きく国産と外国産のハチミツの違いに分けて、その味の違いについて解説します。

国産ハチミツ

国産ハチミツと外国産ハチミツの最も大きな違いは、その水分量にあります。

外国産のハチミツは水分含有量が20%以下と定められているのに対して、国産ハチミツの水分含有量は22%以下。

そのため、水分量の多い国産ハチミツは糖度がやや低く、なめらかでさらっとした口当たりが特徴となっています。

甘さも比較的すっきりとした上品なものが多く、クセがなく食べやすいのが国産ハチミツです。

外国産ハチミツ

外国産のハチミツは国産ハチミツに比べて水分量が少なく糖度が高いため、しっかりとした強い甘味と粘りのある食感が特徴です。

舌に残る甘さがコク深く感じられるものもありますが、種類によってはクセが強く、好みが分かれるような味わいのものも多くあります。

世界三大ハチミツとは?

「世界三大〇〇」というものはさまざまな分野で存在していますが、実はハチミツにもあることを知っていますか?

世界三大ハチミツとは、世界中のハチミツのなかで特に美味しいと人気の高いもので「ロンガン・ユーカリ・クリスマスツリーエトリコ」の3つが世界三大ハチミツと言われています。

日本ではあまり聞きなれないものが多いですが、それぞれほかのハチミツとは違った美味しさがあり、高い人気を誇っています。

ロンガンハニー

ロンガン(龍目)は中国や台湾で漢方薬として用いられる果実で、この花から採蜜されたのがロンガンハニー。紅茶のような香りとフルーティーな味わいが特徴であるほか、ビタミンミネラルが豊富で栄養価が高い点も人気の秘密です。

ユーカリ

オーストラリアやイタリアで採れることの多いユーカリハチミツは、ユーカリならではのウッディで香ばしい香りときれいな琥珀色が特徴。マヌカハニー同様、高い抗菌力があるとして、最近は特に注目を集めています。

クリスマスツリーエトリコ

ギリシャが原産のクリスマスツリーエトリコは、まるで濃厚なミルクキャラメルのようなクリーミーさと甘いバニラの風味が特徴のハチミツ。まったく採れない年もあるというほど貴重なハチミツですが、一度は味わってみたいハチミツと言えるでしょう。

本当に美味しいハチミツを選ぶなら「みつばちのーと」がおすすめ

ハチミツは花の種類や加工方法、産地などによって違った味わいを楽しむことができますが、本当に美味しいハチミツを選ぶのであれば「みつばちのーと」のハチミツがおすすめです。

みつばちのーとのハチミツは天然100%の国産純粋ハチミツで、ハチミツ本来の味わいを楽しめるものが揃っています。

また、さまざまな種類のハチミツがラインナップされているため、花の種類や採蜜時期の違いによるハチミツの味を食べ比べしてみたいという人にもおすすめ!

みつばちのーとでは、一番人気の「花々の雫」という初夏の時期に採蜜された百花蜜をはじめ、みかんやさくら、そば、菩提樹など、定番から珍しいものまで揃っていますよ。

国産純粋ハチミツは値段が高いものも多いですが、その分品質が高く、安心して美味しいハチミツを味わうことができます。

本当に美味しい安心安全のハチミツを楽しみたい人は、国産純粋ハチミツの「みつばちのーと」をぜひチェックしてみてくださいね。

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