2024/3/8
3月8日は、みつばちの日♪
こんばんは。
みつばちのーとの小関加奈子です。
今日は何の日かご存知ですか?
3月8日・・・そう、みつばちの日です!
いつも一生懸命蜜を集めてくれている、みつばちさん。
今回は感謝の気持ちを込めて、みつばちの驚きの生態を少しだけご紹介させてください♪
あなたも初めて聞くのであれば、きっと驚くと思います!
■みつばちはこんなに飛び回る!!
みつばちと言っても、日本には
「西洋みつばち」と「日本みつばち」の2種類のみつばちがいます。
私たちが飼育しているのは「西洋みつばち」です。
西洋みつばちは、
巣箱から半径約2km〜3kmぐらいの範囲を飛び回り、その範囲に咲いている花から蜜を集めてきます。
半径3kmの半径と言われても、想像しづらいですよね。
イメージしやすいようにちょっと調べてみました。
各駅に巣箱を置いた場合、
みつばちはピンクの範囲の花から蜜を集めてくる感じなんだな〜と、なんとなくイメージしてみてください。
【東京駅から半径3km】
東京駅から、御徒町〜浜松町、東京タワーぐらいまでが範囲になるイメージです。
【梅田駅から半径3km】
梅田駅から、大阪城あたりまで集めに行くイメージです。
どうですか?
人間が歩いて移動しようと思っても、結構な距離に感じますよね・・・
みつばちはあんなに小さな体で、これだけの広範囲から花を見つけて、蜜を胃袋に入れて、飛び回って花蜜を集めてくるんです。
本当は、みつばちはもっと遠くまで飛ぶことができます。
でも、蜜を集めてくるのはだいたいが2〜3km。
それはなぜなんでしょう?
みつばちは、ハチミツを食べてそのエネルギーをもとに飛んでいます。
あまり遠くまで飛んでしまうと、せっかく集めてきた蜜を消費してしまい、巣箱に貯める蜜が少なくなってしまいます。
そのため、極力近くの花を優先的に2〜3kmの範囲で花を探します。
と言っても、2〜3km飛ぶだけでもすごいと思いませんか??
■1日に10往復!3000個の訪花
ミツバチは巣箱から飛び立ち、花を飛び回って花蜜を集め戻ってくるという行動を平均で1日10回行なっているようです。
1回に集める蜜の量が、体重の45%の約0.04gなので・・・
0.04g×10飛行=0.4g(1日に集めてくる花蜜)
1回の飛行で平均300個の花を訪花しているようなので、
1日3000個もの花から花へ飛び回っていることになりますね。
最初は蜜を貯める蜜胃(みつい)もほぼ空の状態なので飛びやすいと思いますが、後半になるととっても重労働・・・
体重45kgの人間に置き換えると、なんと200kg!!
200kgのお米を担いで行ったり来たりするだなんて・・・想像もできません。
■10日間飛び回り、4gの蜜を集める
働き蜂と呼ばれるみつばちは、10日間蜜を集めると一般的にいわれています。
10日×0.4g=4g
の花蜜を集めてくる計算になります。
ちなみに働き蜂の採蜜時期の寿命は、約40日ほど。
外に蜜を集めに行くというのは、外敵に襲われるリスクがあったり、自分の巣箱を覚えたりしてから遠くまで飛ぶようになるので、ベテランみつばちの仕事なんですよ!
人間の体重で置き換えると、
10日×200kg=2000kg=2t
10日間で2tの荷物を運ぶなんて、考えるだけで嫌になりますよね・・・
■ちなみに・・・
みつばちの蜜を集める行動範囲は、2〜3km。
仮に2kmを往復すると、1回の飛行で4km。
10飛行したとすると、1日40km。
それを10日間行うと、400km飛ぶことになります。
400kmというと、だいたい東京〜大阪間!
働き蜂の体長は12mm~14mmで、日本人女性の平均身長が154.2cmらしいので、体長を比較すると約110倍。
少し強引ですが、人間の距離に置き換えてみると・・・
400km×110倍=4.4万km
人間に置き換えると地球1周分(約4万km)生涯で花を飛び回っていることになります。
みつばちさん、本当にすごい!!
■何問当たる?!みつばちクイズ
ここで、ちょっとしたクイズをご用意してみました♪
正解は、クイズの後に載せています。
ぜひ回答と照らし合わせてみてくださいね!
▼クイズの正解はこちら▼
1.正解は②
1匹のみつばちが一生をかけて集めてできたハチミツの量は、たったティースプーン1杯分なんです!
2.正解は③
働き蜂とよばれる、巣の9割のみつばちがメスなんです。
①女王蜂は産卵をし、②雄蜂は子孫を残すためだけ。
巣作りや育児からハチミツ作りまですべて、③働き蜂が行なっています。
3.正解は①と③
①花粉はおかず、③ハチミツは主食のようなもの。
②ローヤルゼリーは、女王蜂になる子どもが食べる特別なごはんです。
4.正解は②
花の蜜に含まれる水分をみつばちの羽を使って蒸発させ、水分量を20%以下に減らしていきます。
5.正解は③
みかんの花は5つの花びらで、まるで星のよう。▼
あなたは何問正解しましたか??
楽しんでいただけましたら幸いです♪
今回は「みつばちの日」にちなんで、
みつばちの驚くべき生態をご紹介させていただきました。
みつばちはハチミツだけでなく、受粉交配活動で農作物を実らせてくれる、かけがえのない生き物です。
これからも、みつばちと自然に感謝を忘れずにいたいですね♪
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