2024/4/25
マヌカハニーの食べ方とは?喉の痛みや風邪への効果や寝る前の摂取についても解説
高い健康効果が期待できるとして人気を集めているマヌカハニーですが、効果的な食べ方はあるのでしょうか。
この記事では、マヌカハニーに期待できる効果とともに、より効果的な食べ方についても詳しく解説します。摂取量や食べるタイミングなどのほか、マヌカハニーを食べるときの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
マヌカハニーを食べることで期待できる効果
まずは、マヌカハニーを食べることによって期待できる健康効果について確認しましょう。
マヌカハニーは、通常のハチミツよりも高い抗菌作用があることで知られていますが、これはマヌカハニー特有の成分である「メチルグリオキサール(MGO)」による効果です。
具体的に期待できる効果としては、以下のようなものが挙げられます。
- 細菌やウイルスによる風邪の予防
- 胃がんや胃潰瘍の原因となるピロリ菌の抑制
- 腸内環境の改善
- 傷口の炎症の改善
- 美肌効果
マヌカハニーの高い抗菌作用は、細菌やウイルスのはたらきを抑制するため、あらゆる風邪の予防として効果が期待できます。
風邪の代表的な症状ともいえる喉の痛みや咳の症状なども、細菌やウイルスによる炎症が主な原因であるため、マヌカハニーを食べることでこうした風邪の諸症状の改善にも繋がります。
また、この抗菌作用は胃がんや胃潰瘍などといった胃疾患の原因となるピロリ菌にも有効であることが示されています。
ピロリ菌の陽性者はピロリ菌陰性者に比べ、胃がんのリスクが5倍以上になるというデータもあることから、現在ではピロリ菌陽性者は除菌治療をおこなうことが推奨されています。
マヌカハニーのピロリ菌に対する抗菌作用は、ピロリ菌を完全に除去できるものではありませんが、そのはたらきを抑制する一定の効果は期待できるとして、今後のさらなる研究が注目されているようです。
マヌカハニーのメチルグリオキサールには、腸内の悪玉菌を減少させる効果も確認されています。
腸内環境の改善のためには、悪いはたらきをする悪玉菌を減らし、良いはたらきをする善玉菌を増やすことが大切。
マヌカハニーはメチルグリオキサールによって腸内の悪玉菌を減らすほか、オリゴ糖やグルコン酸といった成分によって腸内の善玉菌を増やす効果もあるため、腸内環境を整える効果が期待できるのです。
ちなみに、オリゴ糖やグルコン酸は通常のハチミツにも含まれているため、善玉菌を増やす効果については、マヌカハニー同様通常のハチミツにも共通して期待ができますよ。
さらに、高い抗菌作用をもつマヌカハニーは、傷口の炎症を抑え、治癒を早める効果も確認されています。
海外では、実際に創傷治癒のためのガーゼやジェルにマヌカハニーの成分が取り入れられているものもあり、その効果が高く評価されています。
また、ハチミツはその主成分が糖分であることから、高い保湿作用もあり、傷口の治癒を促進することにもつながるのです。
この保湿作用は、マヌカハニーの美肌効果にも関連しており、ビタミンやミネラル、アミノ酸、ポリフェノールなどさまざまな成分による効果と併せて、肌の調子を整える効果が期待できるといわれています。
このように、マヌカハニーには健康から疾病予防、美容効果など幅広い効果が期待できるのです。
出典:
マヌカハニーの特徴とその機能性|加藤陽二
マヌカハニーの機能性|日本マヌカハニー協会
第10回 マヌカハニーの効果①<抗菌作用>|株式会社シクロケムバイオ
ヘリコバクター・ピロリ菌感染と胃がん罹患との関係|国立研究開発法人 国立がん研究センター
オリゴ糖 – e-ヘルスネット|厚生労働省
マヌカハニーの効果的な食べ方①量はスプーン1杯?
マヌカハニーにはさまざまな健康効果が期待できるとわかりましたが、摂取量はどのくらいが適切なのでしょうか。
結論からいうと、マヌカハニーの効果を最大限生かすためには、ティースプーン1杯の量を1日1~3回程度取り入れるのが望ましいとされています。
具体的な摂取量を定めている基準はありませんが、マヌカハニーによる健康効果を示している研究報告では、1日あたり10~20g程度を摂取量としているものが多いです。
マヌカハニーは通常のハチミツ同様、その成分の約8割を糖分が占めているため、糖分の過剰摂取にならないよう、1日の摂取量は守るようにしましょう。
マヌカハニーの効果的な食べ方②寝る前がおすすめ?
マヌカハニーの効果的な食べ方としては、夜寝る前のタイミングに摂取するのがおすすめです。
マヌカハニーは一般的に空腹時に取り入れることが推奨されていますが、これは胃に食べ物が入っていない状態のほうが、マヌカハニーの成分が体内に吸収されやすいためです。
寝る前のタイミングであれば夕食で摂取した食べ物の消化もある程度落ち着いているほか、その後長時間飲食をしないことから、マヌカハニーの成分が胃腸に留まりやすく、より高い効果が期待できます。
また、寝る前にマヌカハニーを摂取すると、口腔内にもマヌカハニーの成分が留まりやすくなるため、睡眠中に口腔内の細菌やウイルスが増殖するのを防ぎ、口臭や虫歯などといった口腔トラブルを予防する効果もあると期待されていますよ。
寝る前以外のタイミングでも一定の効果は期待できますが、より効果的な取り入れ方をしたい場合には、夜寝る前の摂取がよいでしょう。
出典:マヌカハニーの機能性|日本マヌカハニー協会
マヌカハニーの効果的な食べ方③風邪(喉の痛み・発熱)対策をするなら?
マヌカハニーを取り入れる大きな目的として、風邪対策を考えている方も多いでしょう。
喉の痛みや発熱などといった風邪の諸症状への対策をしたい場合も、先述したようにティースプーン1杯のマヌカハニーを1日1~3回ほど取り入れるのが望ましいとされています。
そして取り入れるタイミングとしては、夜寝る前、または空腹時に取り入れましょう。
すでに喉の痛みがあるときには、症状が辛いときに取り入れるのもおすすめです。
ただし、食事の直前や食後すぐの摂取では、マヌカハニーの成分が十分に吸収されにくくなってしまうため、食事との間隔は少なくとも30分以上は空けることがポイントとなります。
マヌカハニーを食べるときの注意点
さまざまな健康効果が期待できるマヌカハニーですが、食べるときには注意が必要な場合もあります。
まず、マヌカハニーを1歳未満の乳児に与えるのは厳禁です。
マヌカハニーに限らず、すべてのハチミツにはボツリヌス菌という微生物が混入している可能性があり、これを1歳未満の乳児が食べると乳児ボツリヌス症という食中毒を発症するおそれがあるためです。
また、マヌカハニーには非常に強い抗菌作用があるため、1歳以上の場合でも抵抗力が低い2~3歳の幼児や、抵抗力が下がっている高齢者が食べる際には注意が必要となります。
場合によっては、マヌカハニーを食べることで逆に体調を崩してしまう可能性もあるため、初めて食べるときは少量から試すようにするほか、持病がある高齢の方などは主治医に相談のうえ取り入れるようにしてください。
通常のハチミツはマヌカハニーよりも抗菌作用がマイルドなため、健康のためにハチミツを取り入れたいという方は通常のハチミツを選択するのもおすすめですよ。
そのほか、マヌカハニーには発がん性があるといわれることがありますが、国際がん研究機関(IARC)では、マヌカハニーのメチルグリオキサールの発がん性について「ヒトに発がん性があると分類できない」と評価しています。
マヌカハニーを毎日摂取したことによる健康被害等も確認されていないため、常識的な摂取量であれば、マヌカハニーの摂取によって健康を害する心配はないと考えてよいでしょう。
マヌカハニーを取り入れる際の注意点についてより詳しく知りたい方は、以下の記事も参考にしてくださいね。
LINK
マヌカハニーを食べてはいけない人は?危険性・副作用・食べ方についても解説
出典:
ハチミツを与えるのは1歳を過ぎてから。|厚生労働省
Q&A|日本マヌカハニー協会
【レシピ】マヌカハニーを美味しく食べる方法
マヌカハニーは高い健康効果が期待できますが、通常のハチミツに比べるとやや苦味が感じられたり、ハーブのような香りがしたりと、独特の風味があります。
そのため人によっては、クセのあるマヌカハニーをそのまま食べるのには少し抵抗がある方もいるでしょう。
ここでは、マヌカハニーの効果を活かしつつ、日常的に取り入れやすい食べ方を紹介するので、ぜひ参考にしてください。
ヨーグルトに混ぜる
ハチミツとヨーグルトは定番の組み合わせですが、マヌカハニーもヨーグルトとよく合います。
マヌカハニーをヨーグルトに混ぜることでほどよい甘さがプラスできるほか、ヨーグルトの酸味によってマヌカハニー独特のクセも和らげることができますよ。
また、ヨーグルトに混ぜる取り入れ方であれば、マヌカハニーを加熱することなくそのまま食べられるため、熱に弱い栄養素も失われることなくマヌカハニー本来の健康効果が期待できるでしょう。
さらに、マヌカハニーは普通のハチミツよりも水分量が少ない分、キャラメルのようにねっとりとした食感ですが、ヨーグルトに混ぜることでなめらかになり、食べやすくなるというメリットもありますよ。
コーヒーや紅茶に混ぜる
マヌカハニーは飲み物に混ぜても美味しく食べられます。
そのままお湯に溶かしてもよいですが、マヌカハニーのクセが気になる方はコーヒーや紅茶に加えるのがおすすめです。
特にコーヒーは苦味があるためマヌカハニーのクセも感じにくく、甘さとコク深さをプラスすることができますよ。
またハチミツとコーヒーの組み合わせは、咳の症状を緩和する効果があるともいわれているため、咳の症状が気になる方にもおすすめの食べ方です。
ただし、熱々の飲み物にマヌカハニーを加えてしまうと、熱に弱いビタミンや酵素などの成分が壊れてしまうことがあるため、混ぜる際は少し冷ました飲み物に加えるようにしてくださいね。
出典:Honey plus coffee versus systemic steroid in the treatment of persistent post-infectious cough: a randomised controlled trial|Mohammad Ali Raeessi , Jafar Aslani, Neda Raeessi, Homa Gharaie, Ali Akbar Karimi Zarchi, Fereshteh Raeessi
ドレッシングにする
マヌカハニーは料理に取り入れることも可能です。
しかし、先述したようにマヌカハニーの効果的な食べ方としては加熱しないことがポイントとなるため、料理に取り入れる場合は調理法に気を付けられると安心です。
材料を混ぜ合わせるだけのドレッシングであれば、マヌカハニーならではの栄養素をそのまま取り入れることができますよ。
【マヌカハニードレッシングの材料】
- マヌカハニー 30g
- オリーブオイル 60ml
- お酢 20ml
- 塩こしょう 適量
- すりおろし玉ねぎ 好みの量
作り方は、すべての材料をよく混ぜ合わせるだけ。
シンプルな材料でありながらも、コク深いマヌカハニーによって野菜の美味しさを引き立てるドレッシングとなりますよ。
酸味のあるお酢と組み合わせることで、マヌカハニーのクセも感じられにくくなりますので、マヌカハニーの風味が苦手な方もぜひ試してみてくださいね。
健康を考えるなら「みつばちのーと」の国産純粋ハチミツもおすすめ◎
マヌカハニーにはメチルグリオキサールという特有の成分が含まれており、風邪予防や喉の痛みの緩和など、さまざまな健康効果が期待できます。
一方で、マヌカハニーは非常に高い抗菌作用があるため、小さな子どもや高齢者などは取り入れる際に注意が必要であるほか、希少なハチミツであることから価格が高いといった懸念点があります。
風邪予防や喉の痛みの緩和、腸内環境の改善、美肌効果などは、マヌカハニーに限らず通常のハチミツにも共通して期待できる効果です。
そのため、健康を意識してマヌカハニーを取り入れたいけれど、その抗菌作用の強さや味わい、価格などに少し不安を感じる方は、マヌカハニーよりも手軽に取り入れやすい国産純粋ハチミツを検討してみるのもおすすめです。
こだわりのハチミツを取り揃える「みつばちのーと」のハチミツは、すべて余計な混ぜものが一切入っていない国産の純粋ハチミツです。
また、マヌカハニー同様に高熱での加熱処理もされていないため、ハチミツ本来がもつ栄養素をそのまま取り入れることができますよ。
健康を考えてハチミツを取り入れたいと考えている方は、今回の記事の内容を参考に「みつばちのーと」の国産純粋ハチミツもぜひチェックしてみてくださいね。
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