2021/5/20
僕にとっての「養蜂」
養蜂場巡り
5月上旬
みかんの花の薫りに包まれ♪
気分は爽快のハズが…
今日の養蜂場は無風で蒸し暑い1日となりました。
天気の合間をぬって、日々の作業が続いています。
みかん畑のほかに、山の養蜂場、草原の養蜂場、
季節の花々が順番に咲き、美しいです。
働きハチの数と状態 チェック
産卵、幼虫 チェック
花蜜.花粉 チェック
雄蜂が増えすぎないように管理
病気 チェック
分蜂(ブンポウ:簡単に言うと巣箱からでていくこと)の仕草チェック…
当たり前なことですが、コツコツ続ける。
巣箱は数千以上のミツバチが住み、
潰さないように、また落とさないようにと
不器用ですが、神経を使っています。
ミツバチをおとなしくするために燻煙をかけながらの作業に。
それでも気性の激しい巣箱(巣箱ごと個性があるんですよ)を内検中に、一度に10箇所以上刺されました(笑)
その積み重ねの先に幸せの扉が開くと信じて。
汗を流しています……
いのちのつながり
もうすぐ、「みかんの花」の採蜜が近づき、
「養蜂」とは何か整理してみました。
◎うれしさと悲しさ
連日のコロナのニュースで、不自由な生活を余儀なくされている人の話を耳にします。
僕は憧れた農的生活となり、人に恵まれ、養蜂という仕事に携わることができ本当に幸せです。
養蜂をしていると、毎回のように命と向き合うことになります。
「ハチが増えてきたなあ」
「女王蜂が誕生して1つの家族が産まれてホッとしたなあ」
「はちみつが溜まりだしたなあ」と気分が上がります。
一方で、誤ってつぶしてしまったり、役目を終えた蜂が命を落としていきます。
蜂は女王蜂、働き蜂、オス蜂で家族構成させれいます。
オス蜂は働きません。
蜜を集めたりしないし、掃除もしない、門番もしない、ただ働きバチが集めてきたハチミツを食べている。針を持っていません。
オス蜂は『繁殖』のみの目的で存在します。
空中で女王蜂と交わったオスはその直後に死んでしまいます。
交尾ができなかったオス蜂は、しばらくの間は働き蜂から蜜や花粉などをもらって巣で暮らしていますが、秋を迎える頃には巣から追い出されて死んでしまいます。
オス蜂の卵が生まれてから成虫になるまでの期間は働きバチ(メス)より遅く、蛹に寄生するダニの繁殖に適しているため、ダニはオス蜂の巣を好んで寄生します。
ダニは感染症を媒介するので群全体が影響を受けないようにオス蜂の蛹を養蜂家が管理します。
この時ばかりは「本当にゴメンナサイ」とやるせない気持ちで気分が下がります。
◎みつばちと自然、そして人
みつばちが花粉を媒介→野菜、植物が育つ→コレを人、草食動物、関連昆虫、その他の生き物が利用する。
その中で、私達が食べていける対価としてのハチミツ。
おいしいハチミツは多くの人へ幸せを運びます。
◎養蜂は幸せをつなぐしごと
人は食べることで幸せになれます。ファストフード一つとっても仕方なく食べるのと、自分が選び食べるのでは心の穏やかさが違う。それがお気に入りだとしたら、とっておきの幸せになれちゃう。
…養蜂はみつばちを通して、
自然と人をつなぐ仕事…
これからもミツバチたちと、そして仲間と喜怒哀楽をともにしていこう。
まもなく、みかんの蜜を採蜜します。
ワクワクしますね。
たのしみにお待ちくださいね。
PS.『とろっとはちみつうめ』5/22より再販売開始です
みつばちのーとのハチミツを通常の3倍使った、人気の『とろっとはちみつうめ』ですが、明日の5月22日(土)の20時より再販売させて頂きます。
ふんわり柔らかな果肉に、はちみつの優しい風味、くちどけとろりの『はちみつうめ』。
先日、再販売をさせて頂いた時は、すぐに売り切れてしまいましたので、今回は松本農園さんに頑張って150個作って頂きました。
今回どれくらいご好評頂けるか分からないのですが、はちみつうめのご購入をご検討のお客様は、出来るだけお早めにお手続きをお願いいたします。
お召し上がりいただいたお客様より大変ご好評を頂いている『はちみつうめ』を是非お召し上がりくださいね♪
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【5/22より再販売】とろっと はちみつうめはコチラ
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