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2023/9/27

ようやく夏っぽいことを

田中 章雄
 

こんばんは。
みつばちのーとの田中章雄です。

あっという間に
9月も残りわずかですね。

ようやく養蜂もひと段落ついたので、
最近は事務所でパソコンと睨めっこする毎日。

ちょっと秋バテ?してしまったので、
週末は子供達と海でダラダラしてきました。

伊豆って

海があって、
山があって、
自然豊かで、
お魚が美味しくって。

すごくいい場所だな〜って思うんですが。

時間さえあれば、
不安にかられて仕事してしまう私。

(経営能力があれば、
もっとゆとりがあるのでしょうけど・・・)

今年で伊東に移住して9年目になりますが、
仕事ばっかりやっているので、

なかなか伊豆での生活を
満喫できていないな〜と感じてます。

でも、
久しぶりに子供達とゆっくりした週末は、
最高に楽しかった!

(子供が相手にしてくれるうちに
もっと遊んでもらわないと!)

やっぱり休みをとるのも大事だなと感じました♪

いつかは
せっかく伊豆に住んでいるので、
ダイビングなんかもやりたいです。

 

■夏の花のハチミツ

今、
『清夏の薫り(せいかのかおり)』の新蜜を
期間限定で特別価格にてお届けさせて頂いております。

『清夏の薫り』って聞いても
どんなハチミツなのかイメージしづらいですよね。

私たちのハチミツは
時期と場所によって咲く花が異なるので、
ハチミツの商品名を変えています。

▲それぞれの開花時期

7月下旬からお盆あたりに咲く、
“カラスザンショウ”という花のハチミツを
清夏の薫りと読んでいます。

6月中旬から下旬になると、
伊豆半島では
“蜜切れ” と言って、蜜を出す花がなくなる時期があります。

その時期にミツバチが生活できるように、
私たちは『花々の雫』のハチミツを
全部絞らずに残しておきます。

そして、7月中旬ごろまで耐え、
“トウネズミモチ”という花が咲くんです。
(このハチミツを私たちは
琥珀の輝きと読んでいます)

この花が咲き始めると、
ミツバチたちは

「待ってました〜〜〜!!」

と言わんばかりに蜜を集めに行くんです。

今年は
花がたくさん咲いたのは良かったのですが、咲き終わるのも早くて。

養蜂場によっては、
花の蜜がなくてストレスを抱えているミツバチもいたり・・・

そんな状況を経て、
ようやく7月下旬に
“カラスザンショウ” という
伊豆にたくさん自生している樹木の花が咲くんです。

飢えているミツバチは、
一斉に花に群がります。

花の周りにミツバチが
飛び回っているのわかりますか?

樹の下に行くと、
セミの鳴き声に負けじと、
結構な羽音が聞こえるんですよ。

カラスザンショウの蜜って
独特な香りがするので、
蜂場全体の香りが変わります。

「おっ蜜が吹き始めたな♪」

って香りでもわかるんです。

そして、
巣箱を見てみると・・・

こんな感じで
ミツバチの出入りが激しくなり、
入り口が花粉で黄色くなるんです。

そして、巣枠を取り上げてみると・・・

こんな感じで蜜を巣に詰めるんです。

巣箱の中は、
清夏の薫りの香りが
ふわぁ〜っと広がってるんですよ。

カラスザンショウ
年によってかなりバラツキがあって、
蜜を出さないときは全然出さないのですが、
出すときはかなり出すんです。

気を抜いていると、
女王蜂が卵を産む場所がなくなるぐらい
蜜でいっぱいになってしまい、

秋にミツバチが減ってしまうという事が
起きてしまうので、
貯蜜状態に気を使います。

ミツバチは巣が足りなくなると、
このように空いているスペースに
巣を作り始めるんですよ。

ムダ巣

私たちはムダ巣と呼んでいるんですが、
ミツバチにとっては全くムダではないんです。

また、糖度が低いので、
糖度が上がるタイミングで採蜜をしないといけません。

女王蜂が産卵できるスペースを確保しながら、
糖度が上がったタイミングで採蜜をします。

糖度が上がったかどうかは、
ミツバチが巣に蓋をどれぐらいしたかによって判断します。

このようにして、
7月末から8月にかけてミツバチが集めて、
糖度を上げた蜜を採蜜したハチミツが『清夏の薫り』です。

口に入れた時には濃厚な甘みが広がり、
後味が柑橘のような爽やかさが広がるハチミツとなってます。

よかったらこの機会に試してみてくださいね♪

 

■『清夏の薫り』名前の由来

清夏の薫りという単語から、
あなたはどんな味や風味を思い浮かべますか?

実は、私どものこんな想いや背景のもと
『清夏の薫り』という名前にすることにしたんです。

ここからは、
名前の由来についてお話をさせて頂きますね。


~2017年3月~

妹がまだ茨城にいて離れて仕事をしている時のこと。

私と妻、妹の3人で
WEBで『ネーミング会議』が行われました。

『ネーミング会議』では、
今ある商品の名前を「みつばちのーと」らしい、
そして商品に込められている思いや、
意味を含めた名前にする事を目的に進めていきました。

それぞれ
『花々の雫』『みかんの雫』『清夏の薫り』『琥珀の輝き』『はるの詩』など

ハチミツの名前は、
そのハチミツが採れる時の背景、感情、季節、
ハチミツの味や香りなどを考慮した上で名前を付けています。

『清夏の薫り』が採れる時期は、
8月中旬からです。

夏本番の時期の蜂場でミツバチは
青く澄んだ青い空、
照りつく太陽の元、
濃い緑の葉の木々に囲まれた中、
せっせとカラスザンショウの花の蜜を集めます。

春は、
何だか春が来たのを喜んでいるような、歌っているような。

ふわふわと柔らかく聞こえるミツバチの羽音も、

夏になると
「暑い中でも、やってやるぞ!」

という強い意思を感じる、
熱のある力強い羽音に聞こえるんです。

ミツバチが一生のうちに集めることが出来るハチミツの量は、スプーン一杯分。

強い日差しが照りつける暑さの中、
ミツバチが一生懸命少しずつ花の蜜を集め、

養蜂家が沢山の汗をかきながら
蜂の管理や採蜜をした『清夏の薫り』。

少し濃い色をしたそのハチミツは、

何だか凄く清らかで、
夏空のような爽やかさを感じるハチミツだな

そんなイメージを持っていました。

会議の時には、さまざまな案が出ました。

・暑い中一所懸命に集めた一滴の集まりだから、「清夏の滴」

・口に含んだときに、個性的な香りが広がるから、「清夏の香」

・ミツバチの集めたハチミツが輝いて見えるから「清夏の輝」

などなど。

その中で、

暑い “夏” に採れるハチミツであり、
後味がさっぱりしていて “清らか” なイメージで、
口に入れた瞬間に濃厚な “薫り” を味わえる
という意味や

清夏” =空の晴れ渡ったさわやかな夏の日
というイメージにピッタリという事で、

8月に採れるハチミツの名前を
清夏の薫りという名前に決めました。

今年の清夏の薫りは、
目を閉じながらハチミツを食べてみると、
何だか爽やかさを感じ、青い空が目の前に広がりました。

あなた様が『清夏の薫り』を召し上がった時には、
心の中にどんな風景が広がるんでしょうかね。

ぜひ、ご感想をお待ちしております♪

 

P.S
『清夏の薫り』キャンペーン中です

痺れるような暑さの中、
ミツバチが頑張った今年の清夏の薫り

より多くの方に味わって頂きたく、
期間限定で特別価格にて販売させて頂いております。

「みかんのハチミツ」が好きな方は、
きっと気に入っていただけるはずです!

採蜜したての『清夏の薫り』を、
ぜひ召し上がってみてくださいね。

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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