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2020/12/19

どうやって違う花のハチミツを集めているの?

田中 章雄

こんにちは。

みつばちのーと代表の田中章雄です。

あなた様は
「なんで味が違うハチミツを集めることができるんだろう?」

「なんかフレーバーとか混ぜているのかな?」

と不思議に思ったことありませんか?

私たちはフレーバーなど一切混ぜてませんから安心してくださいね♪

2015年に独立して養蜂家となった私ですが、

普通に不動産の営業マンをしていた私は
独立する前に師匠のもとで修行させてもらうまで
全く養蜂やミツバチの知識がなかったので、

とても不思議に思ったことがあるのを
未だに覚えております。

ハチミツって花によって
『味』『香り』『色』『粘度』
が全然違うんですよね。

本当に。

そして、同じ花から集めたとしても
その花が咲いている地域の違いや、
採蜜する年の違いによっても、
『味』『香り』『色』『粘度』
は面白いことに違うんですよ。

そんな一期一会のハチミツが
ミツバチのどのような習性によって
集められているかご紹介させて頂きます。

西洋ミツバチの習性

ミツバチは巣箱から半径2キロ〜3キロ圏内の
花から蜜を集めてきます。

本当はもっと遠くまで飛べるのですが、
あまり遠くに飛ぶと、
その分エネルギーが消費されてしまうので、
エネルギー効率を考えると
大体半径2キロ〜3キロ圏内の花から
集めてくるそうです。

(半径2〜3キロのイメージはこちらをご覧ください)

その圏内の中で、
なるべく労力をかけずに
効率良く蜜を集められた方が
ミツバチにとってもいいですよね。

でも1つ西洋ミツバチには習性があります。
”同じ花の蜜を集めてくる”
という習性です。

(1日にごれぐらいの飛び回って蜜を集めているのかはこちらをご覧ください。)

日本に昔から野生として生息している
日本ミツバチは一回の飛行で
いろんな種類の花の蜜を集めてくるのですが、

私たちが飼育している西洋ミツバチは
2キロ〜3キロ圏内に咲いている
同じ花の蜜を探して集めてくる
という習性があります。

例えば、
『みかんの花から集める!』
と決めたらひたすら
2〜3キロ圏内にある
みかんの花から蜜を集めてきます。

『ハゼの花から集める!』
と決めたらひたすらハゼノキの蜜です。

じゃあ花は誰が決めているの?

時期によっては
咲いている花が限られているので、

「どの花の蜜を集めよう??」

なんて悩むことはないと思うのですが、
時期のよっては複数の花が咲いていて、
どの花に行くのかを決める必要があります。

どこの花を目掛けて
集めに行くのかを決めるのは、

『偵察部隊』のミツバチです。

夜明け前の蜂場

まだ薄暗い
間も無く夜が明け日が昇るころ、
ミツバチは少しずつ外出し始めます。

少数で飛び立ったミツバチたちは
花が咲いている場所を探します。

その時に花を選ぶ条件としては、
・巣箱からの距離
・花の総数
・蜜の糖度の高さ
の3つの条件面から
決めていると言われております。

やはり、巣箱から近い方が
エネルギーを使わずにすみますし、
移動時間が短く済むので
何回も集めに行けます。

そして、蜜を分泌する花の数が
多い種類の花の方が、
花蜜を集めやすいです。

最後に、糖度については、
ミツバチが集めてきた蜜というのは
花蜜と言われて、
そこから糖度を上げる必要性があります。

なのでなるべく糖度の高い蜜の方が
ミツバチにとって質の良い花なわけです。

そう言った花を探してくるのが
偵察部隊のお仕事です。

巣箱ごと違う味わい

ミツバチは巣箱ごと女王蜂が1匹いて、
それぞれの女王蜂のフェロモンによって
家族なのか、それとも家族外のハチなのか
見分けられています。

簡単に言えば、
巣箱ごとが家族で、
家族ごと偵察部隊がいて、
それぞれ蜜を集めてくるということです。

ですので、
厳密にいうと巣箱ごと
蜜の味や色など変わってきます。

ですので、
同じ花々の雫というハチミツであっても、
どの巣箱から採蜜したのかによって
色や味わいが変わる時があります。
(よ〜く比べないとわからないぐらいの時が多いですが)

それが天然のハチミツの
面白いところだなと思っております。

巣箱ごと味わいが微妙に違う。
年によっても味わいが微妙に違う。

「今年のハチミツはどんな味わいかな〜」
と採蜜する際に味わう瞬間が本当にたまりません。

 

まとめると

・西洋ミツバチには同じ花から集めてくる習性がある

・巣箱ごとに集めに行く花を決めている

なので、咲いている時期や
巣箱を置いている地域特性によって
〇〇のハチミツというような
違いが出てくるのです。

たま〜に
「ハチミツの味わいの違いは
何かフレーバーを混ぜているからですか?」

と聞かれますが、
少なくとも私どもはそのようなことをしておらず、

『ミツバチがどのような自然界の花から集めてきたか』
の違いによる味わいの違いです。

天然の恵をお楽しみくださいね。

 

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代表
田中 章雄 AKIO TANAKA
1986年3月生まれ、茨城県取手市出身、宇都宮大学農学部農業環境工学科卒業。大学卒業後、横浜の不動産仲介会社に入社して営業・人事を経験。大学時代に経験したグリーンツーリズムで感じた自然資源の可能性・豊かさを忘れられず農業ベンチャー企業へ転職。そこで養蜂と運命的に出会い、どんどん魅力にとりつかれる。師匠にお願いし、広島に移り住み、養蜂の修行を積む。2015年3月に養蜂家として独立するために静岡県伊東市に移住。日々養蜂家として勉強の日々を過ごしている。プライベートでは3児(息子2人と娘1人)のパパ。

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