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2023/6/29

ハチミツダイエットで太った原因は?正しいやり方・効果・レシピも紹介

みつばちのーと編集部
この記事を監修した専門家
管理栄養士、製菓衛生師、パティシエ 南谷 智佳子
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科卒業。大学では栄養学全般を学び、栄養士および管理栄養士免許を取得。卒業後は管理栄養士として保育園で働いた後に、パティシエの道へ。修行後、個人店やホテルにて勤務。現在は管理栄養士兼パティシエとして、蜂蜜を使ったレシピなどを発信している。

夜寝る前にハチミツを食べる「ハチミツダイエット」ですが、ハチミツダイエットで太った、結果が出ない、という方もなかにはいるかもしれません。

この記事では、ハチミツダイエットで太る原因について説明するほか、正しい方法やコツについて詳しく紹介します。

ハチミツに関する疑問点やおすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

そもそもハチミツにダイエット効果はある?

ハチミツダイエットとは、「夜寝る前にハチミツを食べるだけ!」というダイエット方法ですが、本当にハチミツによるダイエット効果は期待できるものなのでしょうか。

結論から言うと、正しい方法で実践すれば、ハチミツダイエットは減量の効果が期待できます

ハチミツダイエットのメカニズムは、睡眠中の成長ホルモンの分泌を促して、脂肪燃焼に繋げるというものです。

ハチミツは摂取後に体内で素早くエネルギーに変換される性質を持っているため、就寝直前の摂取でも胃腸に負担をかけることなく、睡眠時のエネルギーとなり、成長ホルモンの分泌を促すのです。

また、ハチミツには腸内環境を整える働きもあるため、その点からもダイエットに良い効果を与えることが期待できます。

しかし、間違った方法でハチミツダイエットを続けてしまうと、効果が出ないどころか逆に太ってしまう可能性もあるため、その点には十分注意が必要です。

ハチミツダイエットで太る原因、注意すべきポイントについて、次から解説していきます。

ハチミツダイエットで太る原因は?

ここでは、ハチミツダイエットで太ってしまう原因について、具体的な例を挙げながら確認していきます。

ハチミツを食べ過ぎている

まず第一に考えられる原因としては、ハチミツの摂取量が多すぎることです。

ハチミツダイエットでは、寝る前に大さじ1杯程度のハチミツを摂取しますが、この摂取量が多すぎるとカロリーの摂り過ぎとなり、逆に体重増加に繋がってしまいます。

ハチミツ大さじ1杯(21g)あたりのカロリー・栄養成分は以下のとおりです。

食品名

エネルギー

水分

たんぱく質

脂質

炭水化物

ハチミツ

69kcal

3.7g

0.2g

0g

17.2g

出典:日本食品標準成分表2020年版(八訂)

大さじ1杯のハチミツは69kcalと、決して高カロリーなわけではありません。

しかし、ハチミツの甘さに釣られて仮に毎日大さじ3杯のハチミツを食べてしまった場合、摂取カロリーは200kcalを超えることとなります。

これはご飯小盛り1杯と同等のカロリーであることを考えると、ハチミツの食べ過ぎは体重増加に繋がるというイメージも湧きやすいでしょう。

質の良い睡眠がとれていない

ハチミツダイエットでは、質の良い睡眠をとることも大切なポイントとなります。

そもそも、ハチミツダイエットの最大の目的は、寝ている間の成長ホルモンの分泌を促し、脂肪燃焼をサポートするというもの。

つまり、ハチミツを食べていても、睡眠の質が悪かったり、十分な睡眠時間が確保できていなかったりすると、減量の効果は表れにくくなってしまうのです。

成長ホルモンは就寝1〜2時間後に最も多く分泌されることがわかっていますが、成長ホルモンを正しく分泌させるためには、より深い眠りにつくことが重要であると言われています。

そのため、ただハチミツを食べるだけではなく、質の良い睡眠をとるための工夫もハチミツダイエット成功のためのポイントとなるのです。

食事バランスが乱れている

ハチミツダイエットは、普段の食生活にハチミツをプラスするだけの簡単なダイエット法ですが、基本の食事バランスが乱れていると減量の効果は表れにくく、場合によっては太ってしまうこともあります。

減量のためには、摂取エネルギー量を消費エネルギー量より少なくすることが基本となるため、普段の食事量が多い、または栄養バランスが偏っているような場合には、いくらハチミツを食べたとしても、ダイエット効果は表れにくくなります。

ハチミツダイエットの正しい方法とコツ

では、ハチミツダイエットの正しい方法はどのような方法なのでしょうか。

ダイエット効果をより高めるためのコツについても紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

ハチミツ大さじ1杯の適量を守る

前述の通り、ハチミツダイエットではハチミツの適量を守ることが大切です。

一般的なハチミツの1日の適量は大さじ2杯程度となりますが、就寝直前の過剰なカロリー摂取は脂肪の蓄積に繋がりやすくなるため、寝る前のハチミツは大さじ1杯の適量をしっかり守りましょう。

また、ハチミツはそのまま舐めて摂取するのがおすすめ

ほかの食材と組み合わせると、その分摂取カロリーも増えやすくなるため、基本的にはハチミツ大さじ1杯だけをそのまま舐めるようにするのがベストですよ。

夕食の炭水化物の摂り過ぎに注意する

ハチミツダイエットにチャレンジする際は、夕食の量を微調整することもダイエット成功のコツとなります。

日本では、一般的に1日のなかでも夕食のボリュームが多くなりやすい傾向にありますが、夜は活動量が減ることもあり、食べたものが特に体脂肪として溜め込まれやすい時間帯です。

そのため、夕食量が多すぎる場合、仮にハチミツの摂取で成長ホルモンの分泌が増えても、減量には繋がりにくいでしょう。

ハチミツダイエットの効果を最大限発揮するためには、夕食後のハチミツのカロリー摂取も考慮して、夕食の炭水化物の量は通常時より少し控えめに調整することがおすすめです。

睡眠の質を高める

ハチミツダイエットによる効果は、寝ている間の成長ホルモンの分泌量を増やせるかどうかが重要なポイントとなるため、睡眠の質を高めるための工夫も大切となります。

生活リズムを整えて、毎日の就寝時間をできるだけ一定に保つようにするほか、夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませる、寝る直前のテレビやスマートフォンの使用は控えるなどの取り組みも意識できるとよいでしょう。

ハチミツを毎日食べると太る?糖尿病になる?

ハチミツダイエットは毎日ハチミツを食べるダイエット方法ですが、毎日ハチミツを摂ることによる体への影響はないのでしょうか。

まず、太るかどうかについてですが、毎日大さじ1杯程度のハチミツであれば、体重増加に繋がる可能性は低いでしょう。

大さじ1杯のハチミツは69kcalと、それほど高カロリーではありません。

また、砂糖に比べて血糖値の上がり方も緩やかなため、適量であれば脂肪の蓄積には繋がりにくいと考えられます。

糖尿病のリスクについても、適量の摂取であれば心配ないと言えるでしょう。

糖尿病は、主に高血糖状態が続くことによって発症する生活習慣病のひとつですが、ハチミツはもともと血糖値の上がり方が緩やかな食品。

そのため、健康な人が毎日の大さじ1杯程度のハチミツを摂取する程度では、糖尿病に繋がるリスクは少ないと考えられます。

ただし、すでに糖尿病の診断を受けている人や血糖値が高めの人については、ハチミツの摂取によって数値が悪化する可能性もあるため、摂取量には十分注意が必要です。

ハチミツダイエットにおすすめのレシピ

ここでは、ハチミツダイエットにおすすめのレシピについて紹介します。

寝る前のハチミツはそのまま舐めるのが理想的ですが、どうしても小腹が空いているときや、夕食にハチミツを取り入れたいときなどには、下記レシピを参考にしてみてくださいね。

ハチミツ豆腐アイス

ダイエット中でも、スイーツが食べたくなるときもありますよね。

そんなときにおすすめなのが、ハチミツと豆腐を使ったヘルシーアイスです。

【材料(4食分)】

  • ハチミツ 大さじ5
  • 絹ごし豆腐 1丁(300g)
  • お好みできなこや黒蜜 適量

【作り方】

  1. ボウルにハチミツと絹ごし豆腐を入れ、なめらかになるまで混ぜる
  2. 密閉容器に入れ、冷凍庫で1時間冷やす
  3. 一度取り出してからよく混ぜ、再度冷凍庫で2~3時間冷やす
  4. 器に盛り付け、お好みできなこや黒蜜をかける

ハチミツと豆腐を混ぜる際は、ジップ付き保存袋に入れて、袋の上から揉みこむような方法でもOK。袋のまま冷凍することも可能です。

このレシピは4食分となっているため、1食あたり大さじ1杯強のハチミツを摂取できることとなります。

物足りない際は、きなこや黒蜜をトッピングすることでより一層美味しく食べられますが、トッピングのかけすぎはカロリーアップのもととなるため、その点注意が必要です。

ハチミツダイエット効果を最大限生かすためには、トッピングはなし、もしくは少量にセーブするのがよいでしょう。

さつまいものハチミツレモン煮

電子レンジで作れるさつまいものハチミツレモン煮は、ちょっと小腹が空いたときにもおすすめの1品です。

【材料】

  • ハチミツ 大さじ2
  • さつまいも 200g
  • レモン 1/2個
  • 水 100ml

【作り方】

  1. さつまいもを厚み1cm程度に切る
  2. レモンを薄切りにする
  3. 耐熱容器にハチミツと水を入れて混ぜる
  4. 3へカットしたさつまいもとレモンを入れ、ふんわりとラップをして600Wの電子レンジで約6分加熱する

さつまいもには食物繊維も豊富に含まれているため、腸内環境を整えてダイエットを後押しする効果も期待できます。

ただし、就寝直前のカロリー摂取は最小限に抑えるのが理想的となるため、このメニューは夕食が遅い時間になったときなど、食事の一部として取り入れるのがよいでしょう。

ハチミツレモンスカッシュ

ハチミツを飲み物で摂りたいという人には、さわやかなハチミツレモンスカッシュにアレンジするのもおすすめです。

【材料(1杯分)】

  • ハチミツ 大さじ1
  • 無糖炭酸水 150ml
  • レモン汁 大さじ2

【作り方】

  1. グラスにハチミツとレモン汁を入れ、よく混ぜる
  2. 1のグラスに氷と無糖炭酸水を加え、軽く混ぜる

このレシピであればカロリーの摂り過ぎになる心配もなく、安心して寝る前にハチミツを摂取できます。

炭酸水は必ず無糖のものを使用するほか、ハチミツの入れすぎには十分注意してくださいね。

ハチミツダイエットをするなら良質なハチミツを選ぼう

ハチミツダイエットは、正しい方法で適切なハチミツの摂取量を守れば太る心配はなく、ダイエットに繋がる効果が期待できます。

ハチミツダイエットをするのであれば、ぜひ良質なハチミツを選択しましょう!

良質な天然国産ハチミツであれば、この記事で紹介したダイエット効果だけでなく、腸内環境を整えたり、美肌効果が期待できたりするなど、より多くのメリットが期待できます。

みつばちのーとのハチミツは天然成分100%の純粋ハチミツであるため、栄養価も高く、より体に良い効果が期待できますよ

また、みつばちのーとのハチミツは高熱処理もされていないため、ハチミツ本来の香りや風味もしっかりと味わうことができ、美味しく楽しみながらハチミツダイエットを続けられることでしょう。

今回の記事で紹介した正しいハチミツダイエットの方法をもとに、良質で美味しいハチミツを使って、ハチミツダイエットにチャレンジしてみてくださいね。

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