2023/10/25
ハチミツ梅干しの効果・効能は?ダイエットにもおすすめ?
ハチミツ梅干しは酸味と塩味がまろやかで、甘くて食べやすいため、食卓でも人気です。実は、ハチミツ梅干しはおいしいだけでなく、健康やダイエットにもよい影響を与えることをご存知でしょうか?
この記事では、ハチミツ梅干しに期待できる体への効果・効能について解説していきます。加えて、その効果を高める方法やおすすめレシピも紹介するので、ぜひ生活に取り入れてみてくださいね。
ハチミツ梅干しに期待できる効果・効能は?
ハチミツ梅干しとは、梅を塩とハチミツに漬けて作るタイプと、梅干しを塩抜きしてハチミツに漬けるタイプとがあります。市販のハチミツ梅干しは、前者の塩とハチミツで漬けて作るものがほとんどです。
梅干しをハチミツに漬けると甘味が加わり、梅干しの酸味や塩味の感じ方がマイルドになります。ハチミツの風味も加わるため、梅干しの酸っぱさや塩辛さが苦手な方も食べやすく感じるでしょう。
ハチミツと梅干しはそれぞれ健康にも作用しますが、いくつかの効果は共通しています。そのためハチミツ梅干しを食べると、相乗効果でよりよい影響が期待できるでしょう。
次から、ハチミツ梅干しの効果を具体的に解説していきます。
ダイエット効果
梅干しには「バニリン」という成分が含まれます。バニリンはバニラの香りの主成分でもあり、脂肪細胞の肥大や増加を防ぐ作用があることが判明しています。
梅干しに含まれる「ムメフラール」は、血流を改善する効果が期待される成分です。血行がよくなると体温が上がり、基礎代謝が向上します。
基礎代謝とは、生命維持に必要な最低限のエネルギーのこと。基礎代謝が上がり、体を動かしていない状態でも消費されるエネルギーが増加すると、痩せやすい体になります。
はちみつは糖質が多くて太りやすそうなイメージがありますが、実は肥満になりにくい食べ物であるとも考えられています。
食事を摂ると、血糖値が上がります。血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の量のことです。食後に血糖値が急上昇すると、「インスリン」というホルモンが大量に分泌されます。インスリンは、血液中のブドウ糖を脂肪に変えて血糖値を下げています。脂肪は体に蓄積されてしまうため、血糖値が急上昇すると肥満になりやすいのです。
ハチミツに含まれる糖質のうち、多くを占めているのが果糖です。果糖はブドウ糖よりも、体への吸収に時間がかかります。さらに体に取り込まれた果糖は、ブドウ糖に作り替えられるよりも早くエネルギーとして消費されるため、血糖値への影響が少ないと考えられています。
つまり果糖が多いハチミツは血糖値が上がりにくいことから、太りにくい食べ物といえるのです。
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整腸作用
梅干しを酸っぱいと感じるのは「クエン酸」が含まれているためです。梅干しを食べると、クエン酸が持つ腸の動きを活発にする作用により、排便が促されます。
腸の中では、さまざまな細菌がバランスを取りながら存在しています。細菌のなかでも注意したいのが、悪玉菌です。悪玉菌は有害物質を作るため、増殖すると腸内環境が悪化して、下痢や便秘になるおそれがあります。
クエン酸には悪玉菌の増殖を抑える作用があることから、腸内細菌のバランスを整えて、腸の状態を改善させる効果が期待できるでしょう。
ハチミツに含まれる「グルコン酸」も、整腸作用が見込める成分です。グルコン酸には善玉菌を増やして、腸の状態を良好に保つ作用があります。
そのため、腸の動きを活発にしたり、善玉菌の増殖を抑えたりするクエン酸を一緒に摂れば、効率よく腸内環境を改善できるでしょう。
美容効果
梅に含まれるポリフェノールの一種「梅リグナン」には、抗酸化作用があることが判明しています。抗酸化作用とは、体を酸化から守り、老化を防ぐ働きのこと。体の老化は、肌にシミやシワができる原因となるため、梅干しには肌を若々しく保つ効果が期待できます。
ハチミツも抗酸化作用があるポリフェノールを含むため、老化を防止する効果が見込めます。
またハチミツに含まれるビタミンB2は、肌のもとになるたんぱく質の合成をサポートする栄養素です。ビタミンB2には、肌細胞の生まれ変わりを促す働きもあります。ハチミツは肌荒れなどの肌トラブルを改善し、健やかな肌を維持するために役立つといえるでしょう。
ハチミツ梅干しの効果を高める食べ方
ここからは、その効果をさらに高める方法を紹介します。
寝る前に食べる
梅干しに含まれるクエン酸には、カルシウムの吸収率を高める作用があります。カルシウムは骨や歯のもとになるミネラルですが、日本人は十分に摂取できていないといわれています。
成長期の子どもにとってカルシウムは、大きく丈夫な体を作るために大切な栄養素です。
大人も骨粗しょう症のリスクを軽減するために、カルシウムを摂取する必要があります。骨粗しょう症とは、骨がもろくなり骨折しやすくなる病気であり、高齢者の骨折は寝たきりや要介護状態の原因になります。
カルシウムの消化吸収率は、ほかの栄養素と比べてあまり高くありません。
しかし夕方から夜の時間帯に、カルシウムの吸収率は高まり、骨に沈着しやすくなると考えられています。寝る前の夕食のタイミングでハチミツ梅干しを食べると、クエン酸の効果でより効率的にカルシウムを吸収できるでしょう。
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白湯に入れて食べる
「白湯」とは、一度沸かして、飲める程度まで温度を下げたお湯のことです。白湯を飲むと内臓から体が温まるため、血行改善や体温上昇、胃腸の働きを活発にするなどの効果が期待できます。ハチミツ梅干しにも血流をよくしたり、腸の状態を整えたりする効果があります。白湯とハチミツ梅干しを一緒に摂ると、これらの効果がより高まるでしょう。
またハチミツには殺菌・抗菌作用や、まわりの水分を取り込んで保持する保湿性があります。白湯と一緒に摂取すると、のどの乾燥を予防し、のどの不調を和らげる効果が期待できます。
白湯にハチミツ梅干しを入れたら、梅干しをつぶしながら飲んでみてくださいね。
加熱して食べる
梅干しを加熱すると、梅干しに含まれるバニリンやムメフラールが増加するといわれています。
ハチミツ梅干しを加熱するには、油を引いていないフライパンで、焦げ目がつくまでじっくり焼きます。より手軽に作るには、ハチミツ梅干しを耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで1分ほど加熱する方法もあります。煮物など、加熱する料理にハチミツ梅干しを加えるのもおすすめですよ。
ハチミツ梅干しの食べ過ぎは要注意?
ハチミツ梅干しがおいしくて、つい食べすぎてしまうこともあるでしょう。ここでは、ハチミツ梅干しを食べすぎたときに注意したいことを解説します。
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むくみや高血圧になる
梅干しには多くの塩分が含まれているため、体のむくみや高血圧になる可能性があります。
梅干し1個に含まれる塩分量は、約1.8〜2.7gです。一方、日本人が1日に摂取してよい塩分量の目安は、男性7.5g未満、女性6.5g未満とされています。大きな梅干しを1個食べると、それだけで1日に摂取してよい塩分量の半分近くに達してしまいます。
塩分を摂りすぎると体に水分がたまり、むくみやすくなるでしょう。また血液量が増加して血管にかかる圧力が高まり、血圧が高くなるおそれもあります。塩分の摂りすぎは胃がんや食道がんのリスクを高める可能性もあるため、ハチミツ梅干しの摂取量には気をつけてくださいね。
肥満や糖尿病をまねく
ハチミツ梅干しは普通の梅干しよりもエネルギーや糖質を多く含むため、食べすぎると肥満や糖尿病になるリスクが高まります。
一般的な梅干し1個に含まれるエネルギーは約3〜4kcal、糖質は約0.5〜0.8gです。一方、ハチミツ梅干し1個に含まれるエネルギーは約9〜14kcal、糖質は約1.9〜2.8gになります。
ハチミツ梅干しは太りにくいと前述しましたが、食べすぎれば意味がありません。ハチミツ梅干しを食べるのは、1日1個までにしておきましょう。
参考:食べ過ぎ以外にも注意したほうがよいことがある
梅干しは漬物であるため、基本的に長期保存が可能な食品です。しかしハチミツに漬けた梅干しは塩分濃度が低く、一般的な梅干しよりも傷みやすくなります。
また、ハチミツ梅干しの表面に白や青、赤いふわふわしたものが見られると、カビが発生している可能性があります。いつもと違う酸っぱいにおいがしたり、表面がぬるぬるとした状態になったりしたときは、腐敗しているかもしれません。
ハチミツ梅干しの傷みを防ぐには、冷蔵庫で保管しましょう。雑菌が混入しないように容器を衛生的に保ち、ハチミツ梅干しを取り出す際は、清潔な箸を使用するのがポイントです。
ハチミツ梅干しの賞味期限は、未開封の状態で6カ月程度です。ハチミツ梅干しは冷凍保存できるため、食べきれないと思ったら1個ずつ小分けにして、冷凍庫で保存するのも方法のひとつです。
ハチミツ梅干しを使ったおすすめレシピ
ここからは、ハチミツ梅干しを使ったレシピを紹介します。いつもと違う食べ方でハチミツ梅干しを楽しみたいと思ったときに、試してみてくださいね。
ハチミツ梅干しのドレッシング
ハチミツ梅干しを使ったドレッシングは、まろやかな甘みとさっぱりした味わいが食欲をそそります。
- ハチミツ梅干しの種を取り除き、みじん切りにしてボウルに入れます。
- 酢、砂糖、サラダ油を加えてよく混ぜれば、ドレッシングの完成です。
ハチミツ梅干しドレッシングはレタスやキャベツの千切り、トマト、きゅうりなど、さまざまな野菜とよく合います。野菜だけではなく、ゆでた豚肉や蒸し鶏にかけて食べるのもおすすめですよ。
魚のハチミツ梅干し煮
いわしやさんまなどの魚をハチミツ梅干しと一緒に煮込むと、クエン酸の効果で魚の臭みが和らぎます。梅やハチミツの風味が加わり、青魚が食べやすくなるでしょう。
- 鍋に水、しょうゆ、砂糖、みりん、酒を入れて煮立たせます。
- 頭と内臓を取り除いた魚、ハチミツ梅干し、スライスしたしょうがを加えて、落としぶたをしてしばらく煮込みます。
- 落としぶたを取り、煮汁にとろみがつくまで煮込めば完成です。
ハチミツ梅干しは種を取り除いたり、つぶしたりする必要はなく、そのまま鍋に加えるだけでかまいません。ハチミツ梅干しも、煮込んだ魚と一緒に食べてくださいね。
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梅をハチミツと塩に漬け込んで作るハチミツ梅干しは、体へのさまざまな効果が期待できます。食べすぎには注意が必要ですが、じょうずに取り入れると健康や美容、ダイエットによい影響をもたらすでしょう。
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