2024/3/27
ハチミツは夏バテ・熱中症対策として効果がある?有効なレシピも紹介
毎年暑い時期になると、夏バテや熱中症に悩む方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ハチミツが夏バテや熱中症対策として効果があるのかどうかについて、詳しく解説します。効果的なハチミツの摂り方や種類についても紹介するので、夏バテや熱中症の対策方法としてぜひ参考にしてくださいね。
ハチミツは夏バテ対策や解消に効果がある?
結論からいうと、ハチミツは夏バテ対策や夏バテの解消に効果が期待できます。
なぜなら、ハチミツは糖類だけでなくビタミンやミネラルなども豊富に含んでおり、夏バテ対策やその解消に効果的な栄養素が効率よく摂取できるためです。
そもそも夏バテとは、毎日の暑さによって体のだるさや疲れやすさを感じやすくなったり、食欲が落ちたりするような症状を指します。
夏バテになるメカニズムとしては、気温の高い屋外と冷房によって気温が低くなっている屋内の温度差によって、自律神経が乱れてしまうことが挙げられます。
自律神経は体内のさまざまな機能に深く関わっているため、このはたらきが乱れると倦怠感や食欲の低下、睡眠の質の低下など、体の不調が生じてしまうのです。
また暑い時期は汗の量も増えるため、体内の水分量が減ったり、体調管理に欠かせないビタミンやミネラルなどが不足したりしてしまうことも夏バテを引き起こす原因の1つとなります。
夏バテになると、食欲が落ちて食事から十分な栄養が摂れないことも多いため、いつまでも症状が改善されない悪循環に陥ってしまうこともよくあるパターンです。
つまり、夏バテ対策やその症状解消のためには、自律神経を整えるほか、体に必要な栄養素を効率よく摂ることが大切なのです。
出典:8月 夏バテしない生活習慣を!ー健康サポート|全国健康保険協会
夏バテに有効なハチミツの栄養素
夏バテに対して有効なハチミツの栄養素としては、主に下記が挙げられます。
- 糖類(ブドウ糖、果糖)
- ナトリウム
- カリウム
- ビタミンB1
- マグネシウム
- トリプトファン
甘いハチミツは、その成分の約8割をブドウ糖や果糖といった糖類が占めています。
ブドウ糖や果糖は脳や筋肉のエネルギー源となる糖類ですが、これらは体内で分解する必要がない単糖類であるため、体内で素早く吸収されやすいという性質があります。
つまり、ハチミツを摂取すると、スムーズなエネルギー補給ができるのです。
また、ハチミツは糖類以外にもさまざまなビタミンやミネラル、アミノ酸などを豊富に含んでいます。
ビタミンB1はエネルギー生成をサポートする栄養素であるほか、ナトリウムやカリウムは体内の水分量を調整したり、自律神経のはたらきを整えたりする役割があります。
先述したように、夏バテの原因には自律神経の乱れや発汗によるビタミン・ミネラル不足なども影響しているため、ハチミツを取り入れることで夏バテの原因を取り除く効果が期待できるでしょう。
そのほかにも、ハチミツには体温調整に関わるマグネシウム、睡眠の質を整えるトリプトファンなども含まれているため、ハチミツはあらゆる面から夏バテの症状を予防・改善する効果が期待できるといえるでしょう。
出典:
ブドウ糖|e-ヘルスネット|厚生労働省
ビタミンB1 – 「 健康食品 」の安全性・有効性情報|国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
ナトリウム|e-ヘルスネット|厚生労働省
カリウム|e-ヘルスネット|厚生労働省
マグネシウム|e-ヘルスネット|厚生労働省
トリプトファン | 成分情報 – わかさの秘密|わかさ生活
熱中症対策にもハチミツは有効?
夏といえば、夏バテと同じくらい心配なのが熱中症ですね。
熱中症も、主に暑さが原因で体温の調整機能のバランスが乱れることによって引き起こされるものです。
軽症であれば休息をとることで改善しますが、熱中症が重症化すると意識障害やけいれんなどを引き起こし、命の危険につながることもあるため注意が必要です。
栄養価の高いハチミツは、先述したように速やかなエネルギー補給やビタミン・ミネラル補給が可能なため、夏バテと同じように熱中症の対策としても有効であるといえるでしょう。
夏バテ・熱中症対策に効果的なハチミツの種類
では、夏バテや熱中症対策には、どのようなハチミツが効果的なのでしょうか。
ここでは、夏バテや熱中症対策としてより高い効果が期待できるハチミツの種類について詳しく説明します。
純粋ハチミツ
純粋ハチミツとは、余計な混ぜものが一切入っていない天然成分100%のハチミツを指します。
市販されているハチミツのなかには、水あめや砂糖などが添加されている「加糖ハチミツ」も多くありますが、夏バテや熱中症対策として取り入れる場合は「純粋ハチミツ」を選択しましょう。
混ぜものが入っている加糖ハチミツは、ハチミツ本来の栄養素が混ぜものによって薄まっている状態です。
純粋ハチミツであれば、前章で解説したハチミツが持つさまざまな栄養素による効果がしっかりと期待できますよ。
非加熱ハチミツ
夏バテや熱中症対策としてハチミツを取り入れる際には、加熱処理がされていない非加熱のハチミツを選ぶこともポイントです。
ハチミツは製造工程のなかで高熱処理をされることも多いですが、ハチミツに含まれる栄養素のなかには熱に弱いものもあります。
つまり、高熱処理をしたハチミツでは、ハチミツ本来の栄養素の一部が失われてしまっている可能性が高いのです。
また、高熱処理をしたハチミツは、ハチミツならではの香りや風味が損なわれやすい傾向にあるため、美味しさの面で考えた場合でもハチミツは高熱処理をしていない非加熱のものが理想的です。
マヌカハニー
強い抗菌作用をもつことで話題のマヌカハニーも、夏バテや熱中症対策に効果的です。
マヌカハニーも通常のハチミツ同様、ブドウ糖や果糖が主成分となるため、速やかなエネルギー補給が可能なほか、ビタミンやミネラルも効率よく摂取できます。
さらに、マヌカハニー特有のメチルグリオキサールという成分には、免疫細胞のはたらきを活性化させることが明らかになっています。
夏バテの症状が出ているときは、食事から十分な栄養が摂れていなかったり、睡眠不足になっていたりすることも多いため、免疫力も低下しやすい状態です。
そのため、マヌカハニーの摂取は栄養補給だけでなく、低下した免疫力の改善にも効果が期待できるといえるでしょう。
出典:はちみつの王様「マヌカハニー」。 一般的なはちみつの約30倍、LPSの約2倍の免疫細胞活性効果が判明!|PR TIMES
夏バテ・熱中症対策に効果的なハチミツを使ったレシピ
ここでは、夏バテや熱中症対策に効果的なハチミツレシピを紹介します。
ハチミツをほかの食材と組み合わせることで、より夏バテや熱中症への効果を高めることができるため、以下のレシピもぜひ参考にしてくださいね。
ハチミツレモン
ハチミツとレモンは定番の組み合わせの1つですが、夏バテや熱中症対策にも特に効果的な組み合わせとなります。
[作り方]
- レモンをよく洗い、薄い輪切りにする
- 清潔な保存容器にレモンとハチミツを交互に入れる
- レモンが表面に浮かないよう、最後にハチミツを上からたっぷり注ぐ
- 冷蔵庫で1日以上寝かせる
完成したハチミツレモンはそのまま食べるほか、水や炭酸水で割ってドリンクとしても楽しめます。
ハチミツに含まれる糖類は体内で速やかにエネルギーに変換される性質がありますが、レモンに含まれるクエン酸は、そのエネルギー生成を活性化させるはたらきがあります。
つまり、ハチミツレモンはエネルギー補給とエネルギー生成の両面から、夏バテや熱中症を予防・改善する効果が期待できるのです。
すっきりとした味わいのハチミツレモンは、暑い季節にも最適ですよ。
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ハチミツレモンの効果効能は5つ|作り方や日持ちなどの疑問についても解説
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ハチミツレモンの作り方。アレンジレシピも多数紹介
出典:クエン酸 | 成分情報 – わかさの秘密|わかさ生活
塩ハチミツレモン
基本のハチミツレモンに塩味を加えた塩ハチミツレモンも、夏バテや熱中症に有効なレシピとしておすすめです。
[作り方]
- レモンを薄切り、または粗みじん切りにする
- 保存容器にレモン、ハチミツ(レモン重量の30%)、塩(レモン重量の10%)を入れる
- 容器を軽くゆすって混ぜる
- 冷蔵庫で1日以上寝かせる
夏バテや熱中症対策のためには、エネルギー源となる糖類のほか、発汗によって失われやすいナトリウムなどのミネラルを補うことも大切になります。
塩ハチミツレモンはハチミツで糖類を、塩でナトリウムをそれぞれ補うことができるため、水に溶かせば夏バテ・熱中症対策ドリンクとして活躍します。
また、塩ハチミツレモンはオイルと混ぜてドレッシングにしたり、肉や魚の味付けに使ったりするなど、万能調味料としても取り入れられるというメリットがありますよ。
ハチミツ麦茶
夏バテや熱中症対策としては、少し意外な組み合わせであるハチミツ麦茶もおすすめです。
[作り方]
- コップ1杯の麦茶にハチミツ小さじ2~3杯程度を加える
- ハチミツがしっかり溶けるまで混ぜたら完成
麦茶は夏定番の飲み物の1つですが、原料である大麦には体を冷やすはたらきがあるため、火照った体を冷やすのにも最適な飲み物といえます。
また、麦茶には夏バテ対策に欠かせないナトリウムやカリウムなどのミネラルも含まれています。
つまり、麦茶にハチミツを加えるとミネラルや適度な糖類、そしてビタミンなどが補える飲み物が完成するのです。
ハチミツを混ぜた麦茶はほんのりと優しい甘さが感じられるため、小さな子どもにもおすすめのアレンジ方法ですよ。
夏バテ・熱中症対策に効果的なハチミツの摂り方
ここでは、夏バテや熱中症対策に効果的なハチミツの摂り方について解説します。
効果的なタイミングや量、そして夏場のハチミツの保存方法についても説明するので、ぜひ参考にしてくださいね。
ハチミツを摂る効果的なタイミング
基本的にハチミツはいつ食べてもOKですが、夏バテや熱中症対策としてハチミツを摂る場合は、朝のタイミングに取り入れるのが効果的です。
朝にハチミツを摂ることで、これから体を動かすためのエネルギー補給ができるほか、発汗によって失われやすいビタミン・ミネラルも手軽に補給することができますよ。
また、実際に疲れやだるさを感じるときなどにハチミツを取り入れるのも効果的です。
ハチミツの糖類はスピーディーなエネルギー補給ができるため、疲れやだるさといった症状を速やかに軽減する効果も期待できるでしょう。
効果的なハチミツの適量
ハチミツの摂取量を明確に定めているような基準はありませんが、ハチミツは1日あたり大さじ1~2杯程度が適量となります。
ハチミツは栄養価の高い食品ですが、主成分は糖類であるため、過剰摂取になると体重増加や血糖値の上昇などにつながるおそれがあります。
そのため、夏バテや熱中症対策としてハチミツを取り入れる際も、基本的には大さじ1~2杯程度を目安に調整するとよいでしょう。
1日に複数回ハチミツを取り入れたい場合は、1回あたりティースプーン1杯程度の量にしておくと安心です。
夏のハチミツの保存方法は?
ハチミツは夏でも常温での保存が可能なため、直射日光が当たらない冷暗所で保存しましょう。
これは、ハチミツが非常に水分量の少ない食品であるほか、ハチミツならではの殺菌作用により細菌の繁殖を防ぐ効果があるためです。
反対にハチミツを冷蔵庫に入れてしまうと、温度変化によってハチミツが結晶化して固まってしまうため、冷蔵庫には入れないようにしましょう。
ただし、夏に常温保存していた場合でも、エアコンや日光の当たり具合などによる温度変化が原因でハチミツが結晶化してしまうこともあります。
そのため、常温のなかでもできるだけ温度変化の少ない場所で保存するよう心がけましょう。
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ハチミツの保存方法は?開封後に冷蔵・冷凍してもOK?固まる原因は?
夏バテ・熱中症対策に効果的な純粋生ハチミツは「みつばちのーと」で◎
栄養価の高いハチミツは、速やかなエネルギー補給とビタミン・ミネラル補給が同時にできることから、夏バテや熱中症の予防、症状の緩和に効果が期待できます。
さらに、ハチミツレモンやハチミツ麦茶などほかの食材との組み合わせ方によっては、よりその効果を高められます。
また、ハチミツによる夏バテや熱中症対策効果を期待するときには、天然成分100%の「純粋ハチミツ」を選ぶことも大切です。
国産の純粋ハチミツにこだわった「みつばちのーと」のハチミツは、ハチミツ本来の豊かな香りや上品な甘さがしっかり楽しめる高品質なハチミツです。
また「みつばちのーと」のハチミツは、高熱処理をしていない生ハチミツであるため、ハチミツ本来がもつ栄養素が失われることなく、夏バテや熱中症に対してより高い効果が期待できるでしょう。
暑い時期も夏バテや熱中症になることなく元気に過ごしたい、という方は、ぜひ本記事の内容も参考にしながら、国産純粋生ハチミツを取り揃える「みつばちのーと」もチェックしてみてくださいね。
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