2023/6/29
ハチミツレモンの効果効能は5つ|作り方や日持ちなどの疑問についても解説

体に良いイメージのハチミツレモンですが、実際にはどのような効果効能が期待できるのでしょうか。
この記事では、ハチミツレモンの栄養やその効果効能、効果的な取り入れ方について解説します。
ハチミツとレモンの選び方やおすすめのレシピも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ハチミツレモンの栄養
まずは、ハチミツとレモンの栄養について知っておきましょう。
ハチミツの栄養成分の約80%はブドウ糖・果糖といった糖類で構成されていますが、そのほかにもビタミンB群やビタミンC、アミノ酸、ポリフェノール、酵素などが栄養素が含まれています。
ハチミツに含まれる栄養素は150種類以上にのぼるとも言われており、さまざまな効果効能が期待できるとして、健康食品としてハチミツを摂取する人も多いほどです。
一方のレモンは、酸味が最大の特徴ですが、そのもととなっているクエン酸は体内でさまざまな働きをしてくれます。
また、ビタミンCやカリウムなどのビタミンミネラルも豊富に含まれているほか、レモンの香りの成分となっているリモネンには、リラックス効果があるとも言われています。
ハチミツレモンの効果効能
では、ハチミツやレモンの栄養成分は、具体的に体にどのような効果をもたらしてくれるのでしょうか。
ここでは、ハチミツレモンに期待できる効果効能について、詳しく解説します。
疲労回復効果
ハチミツの主成分であるブドウ糖は、体内で素早くエネルギーに変換される単糖類であるため、ハチミツは疲労回復に最適な食材のひとつです。
さらに、レモンに含まれるクエン酸は、体内でエネルギーを作り出す「クエン酸回路」を活性化させる働きがあります。
つまり、ハチミツとレモンの組み合わせは、エネルギー補給とエネルギー生成の両面から疲労回復に効果的なのです。
喉の痛みや咳の症状を和らげる
ハチミツレモンには、喉の炎症を抑え、その痛みや咳の症状を和らげる効果も期待できます。
喉が乾燥した状態では、喉の粘膜に外部からの細菌やウイルスが付着し、喉の痛みや咳などを引き起こしやすくなりますが、ハチミツは「天然の保湿剤」とも呼ばれるほど保湿力が高い食品。
その保湿力によって、喉の粘膜を乾燥から守るほか、炎症を起こした粘膜の保護にも役立ち、喉の痛みや咳の症状を和らげてくれるのです。
さらに、レモンに豊富なビタミンCにも粘膜を保護する働きがあります。
つまり、ハチミツレモンはハチミツとレモンそれぞれの働きによる2つの相乗効果で、喉を守ってくれるでしょう。
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免疫力を高める
ハチミツには抗菌作用がある、という話は耳にしたことがあるかもしれませんね。
一般的な消毒液には過酸化水素という成分が含まれていますが、実はハチミツにも天然由来の過酸化水素が含まれているのです。
そのため、体をあらゆる菌やウイルスから守り、免疫力を高める効果が期待できます。
また、レモンのビタミンCには白血球を活性化させる働きがあります。
白血球は、風邪の原因となる菌やウイルスと戦う細胞であるため、ビタミンCの摂取は白血球を活性化させて菌やウイルスから体を守る=免疫力を高めるということになるのです。
ダイエット効果
甘いハチミツレモンとダイエットは正反対のイメージがあるかもしれませんが、実はハチミツレモンも取り入れ方を工夫することで、ダイエットをサポートする効果が期待できます。
ハチミツレモンに期待できるダイエットに繋がる効果としては、以下が一例として挙げられます。
- ハチミツのオリゴ糖やグルコン酸による整腸作用
- ハチミツ摂取による血糖値の安定
- レモンのクエン酸による代謝アップ
- レモンのカリウムによるむくみ解消・予防
腸内環境が整うと代謝も上がりやすくダイエットに繋がりやすくなるほか、むくみを解消することでも減量に繋がる効果が期待できます。
また、ハチミツは砂糖よりも血糖値の上がり方が緩やかであるため、血糖値を安定させやすく、脂肪の蓄積に繋がりにくいといった効果も期待できますよ。
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美肌効果
ハチミツレモンは、実は美肌にも効果が期待できます。
レモンに豊富なビタミンCは、シミやそばかすの原因となるメラニンの生成を抑える働きがあるため、肌の透明感を保ち、美肌に繋げる効果が期待できます。
また、ビタミンCにはコラーゲンの生成をサポートする働きもあるため、弾力のあるふっくらとした肌を維持することにも繋がるのです。
さらに、ハチミツに含まれるポリフェノールには抗酸化作用があるため、この働きによっても肌の老化を防ぎ、美肌に繋げるといった効果が期待できます。
健康効果を高めるハチミツとレモンの選び方
では、前章で説明した健康効果を高めるためには、どのようなハチミツとレモンを選ぶのがよいのでしょうか。
結論から言うと、どちらも国産のものを選択することがおすすめです。
それぞれの選び方とその理由について、以下で詳しく解説します。
ハチミツの選び方
ハチミツによる健康効果を期待するのであれば、天然成分100%の「純粋ハチミツ」を選択しましょう。
ハチミツにはさまざまな種類がありますが、安価なものには水あめや砂糖などが添加されていることも多く、天然のハチミツ100%ではない場合があります。
これらの場合、ハチミツの栄養成分も薄まっている状態になるため、ハチミツ本来の健康効果はあまり期待できません。
天然の純粋ハチミツであれば、ハチミツ本来の栄養素をしっかり摂取できるほか、味や風味も本格的な味わいが楽しめます。
さらに、非加熱の国産ハチミツであれば、製造過程でハチミツの栄養素が失われてしまうこともなく、より効率よくハチミツの健康効果に繋げられますよ。
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レモンの選び方
ハチミツレモンのレモンは皮ごと食べることが多いため、レモンも国産のものを選ぶのがおすすめです。
外国産のレモンは収穫から輸送、そして店頭に並ぶまでの間に腐ってしまわないよう、多くのものに防かび剤が散布されています。
この防カビ剤は水洗いではほとんど除去することができません。
また、国産のなかでも有機栽培の無農薬レモンを選択できると、より安心してハチミツレモンが楽しめます。
ハチミツレモンの効果に関するよくある質問
ここでは、ハチミツレモンの効果に関するよくある質問について、詳しく解説していきます。
1)ハチミツレモンは体に悪いこともある?
適量摂取であれば、ハチミツレモンによって健康を害することはありません。
ただし、過剰摂取になると、体重増加や糖尿病などに繋がる恐れがあるため、その点には十分注意が必要です。
1日あたりのハチミツの適量は、健康な人で「大さじ1~2杯程度」と言われているため、ハチミツレモンも同様にその程度を目安に摂取するのが望ましいでしょう。
2)ハチミツレモンはいつ取り入れるのが効果的?
ハチミツレモンにはさまざまな効果があることがわかりましたが、取り入れるタイミングは期待する効果によって区別するのがおすすめ。
- 疲労回復効果:疲れを感じたとき、運動後など
- 喉の痛みや咳の緩和:症状が気になるとき
- ダイエット効果・免疫力アップ:就寝前
ハチミツレモンは体内で素早くエネルギーに変換されるため、疲労回復効果を期待するのであれば、実際に疲れを感じているときや運動後など、体にエネルギーを補給したいときに摂取するのがよいでしょう。
ハチミツレモンにダイエット効果や免疫力アップ効果を期待するのであれば、就寝前のタイミングがベスト。
ダイエットの面では、ハチミツレモンの摂取によって血糖値を安定させ、寝ている間の脂肪燃焼を促す効果が期待できます。
また、夜であればハチミツレモンの栄養素が腸内に留まりやすくなるため、整腸効果や免疫力アップの効果も長く保てるでしょう。
3)ハチミツレモンで太ることもある?
毎日適量の摂取であれば、ハチミツレモンが原因で太る可能性は低いものと考えられます。
しかし、毎日大量に食べてしまった場合はカロリーの摂り過ぎとなり、太る可能性も否定できません。
ハチミツレモンを取り入れる際は「大さじ2杯程度」の適量を守るようにしましょう。
4)ハチミツレモンの「食べる」以外の使い道は?
ハチミツレモンはそのまま「食べる」以外にも、いろいろな使い道があります。
代表的なものとしては、以下のようなものが挙げられるので、参考にしてみてください。
- レモネードなど飲み物に使う
- 肉料理や魚料理のソースとして使う
- ドレッシングに使う
- ケーキやゼリーなどのスイーツ作りに使う
ハチミツレモンは、レモンをそのまま食べるだけでなく、シロップを使って飲み物にアレンジしたり、レモンを刻んで料理やスイーツなどにも使うことができます。
ハチミツの甘味とレモンの酸味という素材の味を生かした食材であるため、工夫次第でさまざまなアレンジが可能です。
ハチミツレモンの作り方・レシピ
ここでは、ハチミツレモンの作り方について紹介します。
ハチミツレモンは意外と簡単に作ることができるので、ぜひレシピを参考に手作りしてみてくださいね。
基本のハチミツレモン
まずは、基本のハチミツレモンの作り方です。
【材料】
- ハチミツ 180g
- レモン 1個
【作り方】
- レモンをよく洗い、薄い輪切りにする
- 清潔な保存容器にレモンとハチミツを交互に入れていく
- レモンが表面に浮かないよう、最後にハチミツを上からたっぷり注ぐ
- 冷蔵庫で1日以上寝かせる
シンプルな基本のハチミツレモンは、レモンをそのまま食べるのはもちろん、ほかの飲み物や料理にもアレンジしやすく、万能調味料として活躍してくれます。
※1カ月以上長期保存したい場合は、密閉できる保存瓶を煮沸消毒してから使用しましょう。
【アレンジ】ナッツのハチミツレモン漬け
ここでは、ハチミツレモンのアレンジレシピとして、ナッツのハチミツレモン漬けも紹介します。
【材料】
- ハチミツ 60g
- レモン 1/2個
- 素焼きミックスナッツ 60g
【作り方】
- レモンをよく洗い、薄い半月切りにする
- 清潔な保存容器にナッツとレモンを入れる
- ハチミツを上からたっぷりと注ぐ
- 冷蔵庫で1日以上寝かせる
ナッツのハチミツレモン漬けは、そのままおやつとして食べるのはもちろん、パンに付けたり、肉料理のソースなどにも使うことができます。
ナッツを加えるため、このハチミツレモンは1週間程度で使い切りましょう。
ハチミツレモンはどれくらい日持ちする?
衛生管理をしっかりと行って作った基本のハチミツレモンであれば、冷蔵庫で3カ月〜半年程度保存が可能です。
長期保存が可能なのは、ハチミツの抗菌作用やレモンのクエン酸によって雑菌が繁殖しにくい状態になっているためです。
ただし、これは保存瓶をしっかりと煮沸消毒し、その後の衛生管理もきちんとなされた場合に限ります。
何かしらの雑菌が混入すると、そこからカビが生えたり、腐ってしまったりするため、基本的には早めに使い切るのがおすすめです。
また、長期保存すると徐々にレモンの苦みが出てくるため、美味しさの面でも、ハチミツレモンは1〜2週間程度で使い切るようにするのがよいでしょう。
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嬉しい効果があるハチミツレモンをじょうずに取り入れよう
今回はハチミツレモンに期待できる効果として、疲労回復効果や免疫力アップ、美肌効果、ダイエット効果など、さまざまなメリットを紹介しました。
また、ハチミツレモンは適量の摂取であれば体に悪いこともなく、ハチミツやレモンを正しく選択することで、より高い健康効果が期待できることもわかりましたね。
ハチミツ選びの際には、国産の天然純粋ハチミツが種類豊富にラインナップされている「みつばちのーと」もぜひチェックしてみてください!
ハチミツレモンを作るときには、ハチミツ本来の美味しさだけでなく、使いやすさも大切ですよね。
みつばちのーとのハチミツは、定番の瓶詰めやチューブタイプだけでなく、最後まで使い切りやすいパウチタイプ、少量ずつ使えるスティックタイプなど、さまざまなタイプのハチミツが揃っています。
今回の記事を参考に、嬉しい効果があるハチミツレモンをじょうずに取り入れてみてくださいね。
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